早め通塾開始のメリット   

「遅い通塾開始から追いつく方法」記事の続きです。つまりここでいう「早め」は五年生でなく四年生、大手塾の本格カリキュラム開始時のことであって、低学年のことじゃありません。

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新五年生で通塾開始しても、塾のカリキュラムに「穴」があるわけではありません。入試が始まるころになって、「あれもこれも習ったことない」「四年生でしかやらなかったんだって!!」なんてことはないんです。必ず、ぐるぐる繰り返し出てきて徐々に深めていくシステムですからね。

なので、そのぐるぐるの何回目かのところからは合流してゆるゆるとついていけば、なんだかんだで入試に間に合うように「到達点(その子のポテンシャルからいって妥当な偏差値)」に落ち着く、言葉を替えていえば、成績の伸びがだいたい止まることが多いでしょう。

こじろうやはなひめも、仮に四年生から日能研に行かせていても、結果に変わりはなかったと思います。

それならば、四年生から行かせる意味はまったくないのかというと、私はそう思っているわけではありません。

大雑把にいって、「急ごしらえ」の場合と「じっくりフル期間」の場合の違いは、安定性だと思うのです。見た目だいたい同じ偏差値は出ていても、どうかしたときに崩れるかどうか、あるいは、幅広い出題傾向に対応できるかどうか。

日能研の志望校対策って、わりとウスくて、圧倒的に「偏差値/データ」で見る受験になってるでしょう?

私は、子どもを通わせている当時、そのことがやや不満でしたが、考えてみれば、それはそれで理に適っているのかもしれません。

「持ち偏差値60の子が、偏差値58の学校を受けたら、絶対負けない」

そんな、偏差値で読む受験指導をしているのは、原則としてすべての子がオールラウンダーであることへの信頼ともいえるでしょう。三年間で完結する、しっかりしたカリキュラムを組んできて、特別な志望校対策でがんがんにチューニングしなくても、偏差値どおりの結果が残せる子を育てる。

大規模塾で、ひとクラスの人数も多く、費用はリーズナブル、それでそれなりの成果を上げるには、よい戦略のような気がします。カリキュラム、教材、授業、テスト、データ、そういったものをものすごくしっかり作って、ピンポイントの志望校対策や、記述の添削往復など、個別に手のかかるところは薄め。

それで確実に成果を出していくには、ほんとうは四年生から来てほしいんだと思います。あんまり駆け込みで来られたら、カリキュラムが生きませんから。

早めに塾通いを始めることで、塾に通うということ、それに合わせて生活のリズムを作りその生活の技術(持ち物管理とか時間活用とか)を身に着けるということ、勉強をするということそのもの、など、そういったことを丁寧に立ち上げる余裕が生まれます。

塾でも、理科や社会はいきなり覚える・計算するでなしに、興味を持たせるところから話を進めても間に合います。

こじろうの受験のとき、第一志望には受かったけれど、置いてきぼりになっていたのは、途中式をきちんと書くとか、後で活用できるノートの取り方とか、地図をじっくり自分で調べることとか、プリントを自力で整理することとか、勉強内容の優先順位を自分でつけるとか、そういうものでした。

足りないところを足りないまま、ある部分は親が補って、成績はまぁとりあえず出てる。

そのまま中学生になるのは、やはり、中学受験ということを体験することから得られる果実の、一部を取りこぼしているといわざるをえません。

もちろん、時間というものは、何かに使えば、ほかのことには使えないわけですから、早め通塾して中学受験の側の成果が大きくなっても、遅め通塾で得た別の成果は得られないことになりますよね。

だから、どっちがいいとは決まったものではないんです。中学受験の結果として違うから、というよりは、中学受験の成果として得られるものの中味が微妙に違うから、四年生通塾開始と、五年生通塾開始はやっぱり違うものです。どっちもありだとは思います。

はなひめのときは、四年生から「近所のぬるい塾に通う」という折衷案を選びました。これは我が家的にはちょうどよかったと思うのですが…でも親はめんどくさかったです(-_-;; 趣味とでも思わなくちゃやってられません(というわけでブログ書いてたんですが)

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by an-dan-te | 2015-06-23 08:19 | 中学受験 | Comments(3)

Commented at 2015-06-26 09:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2015-06-28 14:43
***(2015-06-26 09:41)さん、
基礎クラスのいちばん上でコツコツ基礎固めをするのは、親子ともストレスなく着実に前進していくにはいいポジションですね。あとは志望校に合わせた仕上げをすればスムーズにゴールインできるのではないでしょうか。

弟さんのほう、小学校受験しても結局内進のために通塾必須となると、通学時間とも合わせてなかなか楽にならないのですね。

いっそドタバタを避けてカリキュラムスタートから日能研(でゆるくやる)というのはいいかもしれませんね。塾の空気に合うようなら。

> 子どもの教育について真剣に考える、というのも、あまり突き詰めるとしんどいなぁと…
それはそうです、いくら真剣に考えても正解は不明、完璧というものはなく。

でも逆に考えれば、別に完璧じゃなくてもノープロブレム、子どもには成長する力があるのであんまり阻害しなければそこそこ大丈夫なんですよ。煮詰まらないようにね(^^)
Commented at 2015-06-29 09:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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