計算練習で算数視力を上げよう(アクセスラボ最新記事のお知らせ)
2014年 10月 13日
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アクセスラボの中学受験生向け6回シリーズのほう、10月記事は
「計算練習で算数視力を上げよう」
というのを書きました。
算数とか数学とかだと、生まれつきなのかすごく「見えちゃう」人っていうのはいるもので、なんか本質に気がついてさっと解ける。そういう人と比べると、いやほんと算数(数学)の才能ないなぁと思ってげんなりすることもあるかもしれないですが。
数学の歴史に残る大発見をしようとか、そこまでいかないにしても算オリ・数オリでいいとこまでいこうとか、そんなんでなければ、特別な才能はいりません。
もちろん、才能は「ある/ない」の二値じゃないので、程度の問題ということはあって、とことん不向きって人も中にはいるわけですから一概にはいえませんが、まぁほどほどの読解力と思考力があって、でも算数や数学は特に好きでも得意でもない、いや正直なところかなり不得意だといういう場合に…
たとえば、
算数なら、灘・開成とはいわなくても、N偏差値60ちょっとくらいまでの中学入試問題。
数学なら、東大とはいわなくても、早慶あたりの大学入試問題。
そこらへんまでなら、単に、やるかやらないかのことだという感触を持っています。
その「感触」はどこらへんから得たかといえば、「持てる者(よしぞう、またろう、こじろう)」「持たざる者(はなひめ、私)」の違いであるとか、家庭教師先で見た生徒とかの経験からなのですが。
素質ある系の人は、かなりの部分、元からよく見えちゃうらしいです。もっとも、その場合でも、計算練習はやっぱりやっておかないと、ミスが多くなりますからよくないですけどね。
素質ない系の人は、計算練習しておかないと計算のミスが増えるってだけではなくて、そもそも話の見通しがつかない、ってことになるようなのです。
最終的には(ある程度)難しい問題が解けるようにならないと困るからといって、解き方がわからない問題を前に、諦めずに考える練習をしようとしても、下手な考え休むに似たりで、得るところがほとんどない。
それより、計算問題とか、それにちょっと毛が生えた程度の一行題など、十分に解き方がわかる範囲の問題を、より「すらすら(淀みなく)」速く正確に、自信を持って(よしこれは合っている!!)解けるように練習すると、いつの間にか解ける問題の範囲が広がっている、そんな感じです。
どの塾でも、計算練習をオロソカにしてよいとは言わないでしょうし、きっと十分な量の教材を準備していることでしょうけど、それを実際どれだけ徹底して実践するかはかなりの部分、個人にかかっています。この部分は、子ども自身が徹底できないならば、親が介入してでも、やる習慣・環境作りをする価値があるところだと思います。たぶん、そこいらへんが、特に中学受験向きでない子にも中学受験をさせる場合の意義のひとつなのです。
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by an-dan-te | 2014-10-13 10:30 | 中学受験 | Comments(6)
楽しい毎日、なによりです(^^)
んーどっちのタイプなのかっていうのは、どうでしょうね、またろうみたいに晩熟タイプの場合、小学校高学年くらいになってもまだ「なんかいいものを持ってるらしいんだけど」って感じで、オモテになかなか出てこないでしょう。
はなひめが五歳のとき…でしたら、たいへん利発な感じでしたよー。演繹的な思考も優れていて、とてもじゃないけどその後に算数であんなに苦労するなんて見えなかったわ(-_-;; でも五歳とかから公文をやっておけばよかったとはぜんぜん思いません。もしヤバイならヤバイとわかってからでいいと思うけれど。どうヤバイのか、傾向と対策ってこともあるし。
小さいころから公文やら七田やらに行ったらよくなるというものでもないと思うので…
つられなくてもいいでしょう。
よく見ていれば、今何が必要なのかわかると思います。
私の、子育てにおける後悔は、またろう・こじろうのダブル受験にかまけていたとき、はなひめが放置だったことです(-_-;; 気がついたらゆっくりまったりぼわっと系になってたの。いつの間に変わったのかわかんなかった。
受験までの日にちに限りがあるのはそれはそれでいいんですよ。すごく戻って簡単な計算練習を真剣にできるのも、お尻に火がついた状況なればこそです(^^;;
正確性とスピードのためには思い切って簡単なことに集中して繰り返すことが重要で、要するに卓球の1000本ラリー(毎日!)的なものです。それで安定して速くなると難しい球にも効くんですよね、なぜか。
過去問は、今どのくらいせっぱつまってるのか知りませんが、優先順位をつけてみて過去問やるっきゃないとなれば復習だろうが宿題だろうがすっとばしてやるだけのことです。やれることだけやればなるようになります。