成績急降下のときは   

成績急降下というのは、たまたま悪い成績を取ったときの話ではありません。

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こじろうみたいな子はわりとコンスタントに実力発揮してくれますが、またろうやはなひめみたいな子は別に実力推移とは関係なくとってもドボンなテスト結果を出してくれたりします。そういうのをいちいち気にしていても意味がないので、たとえば直近三回くらいのテストの様子を見て判断するとします。

それでもやっぱり成績急降下としか思えない場合、対策としてどういうことを考えますか?

成績低下は勉強不足!! もっと勉強させよう!! って思いますか?

成績急降下の原因は様々ですが、おそらく「もっと勉強させよう!!」で解決するものはありません。

勉強をさぼっている、あるいは、まじめにやってはいるけどやり方がよくなくて効果が出ていない。という場合、そりゃもちろん実力が伸びないでしょうけど、でも、「実力」ってそんなに急降下するものではありません。もちろん、周囲が勉強している分、だんだん相対的には落ちていきますけど、案外その落ち方は小幅下げで、急降下と見えるようなものじゃないはずです。

(1) フォームを変えたとき
全体ではなくて特定の科目の急降下であれば、何かそこに限定した原因があるでしょう。こじろうが、最初わやくちゃだった国語を、漢字語句からこつこつと底上げしていてとりあえずある程度日本語の読み書きができるようになって(^^;; なんとかなったかな? と思ったあとの、六年冬近く、ぐだぐだと急降下。

これは、これまで記述問題を「書けるはずない」と放棄して、選択問題や抜き出し問題に注力し、白々した見栄えの答案ながらそこそこの点数を出していたこじろうが、長い記述問題に手をつけるようになったことによるものでした。記述の答えとしては、「あさって」ではなく「あした」くらいの、方向は合っているが表現が稚拙すぎるというようなものが書かれていて、でも点にはならず。フォームを変えないほうが(=記述を無視したほうが)結果はよかった、というものです。

何か成長があったとき、あるいは今後の成長をめざして、やり方を変えたときは、慣れない間は得点しづらいということがあります。でもこれはそんなに問題のない急降下です。後退しているわけではありませんから。入試本番の前には、その学校に合わせて時間配分などを確認し、調整すればいいことです。

(2) 基礎があやふやなとき
基礎がしっかりしないまま、とにかく宿題などに追われて勉強はしていた、というときに起こりがちな事故です。たとえば五年の間はなんとかなっていたのが、カリキュラムのらせん階段を一段上り、六年カリキュラムに突入したら一気に崩れた、など。

この急降下は、カリキュラムの節目を越えたところで起こることが多いと思います。対策は、一にも二にも、大きく戻して簡単なものからしっかり積み重ねること。応用は省きまくって、勉強の全体量は減るくらいであっても、とにかく足元が固まってくれば回復します。ゆめゆめ、焦って難しい問題を追加しないこと。

(3) 体調不良
はっきりした病気、たとえば高熱を出しているとかであれば無視する親はいませんが、もうちょっと漠然とした、疲れがたまっている、頭がすっきりしない、だるい、などの不調が続くとき、子どももはっきり言い出さない、親も状態が正しくつかめない、ということがあります。

体調不良によっても当然成績がどんと下がることがありますが、その場合、成績が下がったからって焦って、勉強を追加したら最悪ですね。しっかり休んで(気分も転換して)、元気回復する以外の対策はありません。

(4) 心が折れた
(3) と (4) は伴って起こる場合もあります。勉強は運動ではないので体が疲れるというのとは違いますが、それでも「やらされている」感が強いと心が疲労します。中学受験をすることや、塾に通うこと自体の納得がいまいちだった場合ならなおさらです。

対策は(3)に準じますが、なにより親が一歩引いて冷静になることが必要です。そもそも何が目的だったのかと。

* * *

と、偉そうに書きましたが、実際のところ、こじろうの六年夏後半の不調は(3)と(4)の合わせ技だったと思っています。客観的に…というか相対的に考えれば、たいして勉強してないじゃないのといいたいところではありますが(爆)、主観の問題ですからね。結局、休みをとったり、勉強時間を少なくしたり、話し合ったりとしているうちに、だんだん後期日特やらで盛り上がってきてなんとかなってしまいましたが、順調な流れとはちょっといえなかったと思います。

はなひめのときは、そういう意味でいうと理想的な流れでした。ゆるゆる始まって、徐々に本人が受験勉強の流れを自分のものとして取り込んでいき、調子を上げていくというような。そうすると、勉強時間は長めでも、気持ちが疲れにくいです。

これは、私が一人目よりは冷静だったということもありますが、まぁ本人のキャラの違いですね。なかなか一筋縄ではいかないものですが、うまくいっていないとき、それに気づいて立て直しができるのであれば大きな問題にはならないで済むでしょう。

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by an-dan-te | 2013-12-11 13:34 | 中学受験 | Comments(10)

Commented by ハット at 2013-12-11 17:54 x
ご無沙汰しております。
この二ヶ月、仕事と育児と忙しくしていたら!!もう、アンダンテさんのブログが終わりだったのですね(T_T)。
娘ものんびりとしながらも、塾にも慣れてまいりました。
仲間と共に、先生に引っ張られる。家庭では与えることができないワクワク感ってあるんだな、と今更ながら感じています。
全ての受験生に幸あれ、ですね。
アンダンテさんにも、いつかお会いしたいです(^^)
長い間支えくださり、本当にありがとうございました。これからの御活躍も楽しみにしております。
Commented at 2013-12-11 19:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-12-11 22:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ちひろ at 2013-12-12 17:27 x
アンダンテさんの日本語表現とか、お子さんへの的確でまめなフォローとか、なるほど!な着眼点とか、こちらのblogを愛読している理由はいくつもあるのですが、その中でも

>なにより親が一歩引いて冷静になることが必要です。そもそも何が目的だったのかと。

これ!これです!
そして私に一番欠けているもの。
大なり小なり何か問題があると、すぐに子どもと自分が一体化してぐあー!と感情100%で行動してしまい、枝葉にとらわれて大局を見失うという・・・。
最近は子どもの行動に過剰に腹が立ちそうになると(勉強やったと言ったのにやってなかったとか)、いつぞやアンダンテさんがblog内で書かれていた「大勢に影響なし」と暗示のようにつぶやいて理性を保つよう努めております。
ところでずーっとお聞きしたかったのですが、フルタイムで働きながら3人のお子さんの勉強からご自分の趣味活動、こまめなblog更新まで日々こなされるアンダンテさんの、日々のタイムスケジュールがとても気になります。
もし機会がありましたらぜひ教えていただきたいです。
Commented by an-dan-te at 2013-12-13 13:08
ハットさん、
そうそう、ワクワク感よね(^^)
私も昔、四谷大塚の授業でワクワクしたし、そういうのって家では作れない空気。中学生になったら学校でも「(少なくとも)ときどきは」ワクワクしてほしいよね。

> アンダンテさんにも、いつかお会いしたいです(^^)
ときどき宴会とかやってますが、今後公募することはないと思うので、お知らせをお送りしてよければメアドを非公開コメントでお知らせください。
Commented by an-dan-te at 2013-12-13 13:10
***(2013-12-11 19:23)さん、
今度は自分の中にちゃんと納得があってやっているのですよね。よい流れに持っていけてよかったですね(^^)

あとは体調に気をつけて乗り切ってくださいね。

いやほんと、見守るって疲れますよね~がしがし段取らせてくれればどんなに楽か。
Commented by an-dan-te at 2013-12-13 13:12
***(2013-12-11 22:42)さん、
習い事のやめどきも悩ましいですね~
先生も「ツボ」心得てますね(^^;; やめにくい。

四時間目の社会は疲れてぼーっとして成績悪い、なんて、他人事とは思えませんわ。でもきっと入試本番「だけは」しゃきっとがんばってくれますよ!!
Commented by an-dan-te at 2013-12-13 13:18
ちひろさん、
私もごちゃごちゃ悩んだり迷ったりどうどうめぐりしたりカッとなったりしていますが、書いてるうちに整理できるんですよ…なんとなく。

そうそう、結局のところ、たいていのことは「大勢に影響なし」なんです。ほんとに慌てなきゃいけないことなんて、そうはないものです。

私の場合は、フルタイムといっても残業はしないし、家事は家族で分担したりシルバー人材センターに掃除を頼んだりしてるし、文章書くのは速いんで、そんなにめいっぱい活動してるわけじゃないですよ…
Commented at 2013-12-13 20:31 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-12-14 00:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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