大学受験昔々: 高校という場のチカラ   

勉強の軸足はどっかりと駿台に置いて、高校では主に自習をしていた私ですが、それなら「大学受験の都合だけでいえば」、高校はどこでもよかったと思っているかというと、まったくそんなことはありません。

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いうまでもなく、「JGでよかった」と思うに足る「消極的な理由」というのもあって:
・家にも予備校にも近い
・放任タイプで勉強の仕方について干渉がほとんどない
・土曜日休み、自習タイムあり
・内職にも寛容
という条件が揃っていたため、無理なく駿台授業の消化ができたことはたいへんありがたかったです。

それとは別に、積極的に「JGでよかった」と思う理由もあります。

まず一つは、自分がやりたいこと、貫きたいスタイルをしっかり持ってそれを実行し、結果は自分で引き受けるという心構えが自然に身についたこと。

JGの教育って、とどのつまりはそういうことなんじゃないかと思うのです。学校側としては、教育ポリシーの根幹をなしているものはキリスト教精神だと思っているかもしれませんが、そしてたぶん大いに関係はあるのですけど、実際のところ、そのまんまキリスト教に染まるという人は稀です。

そうではなくて、付和雷同しないこと、自分の頭で考えること、とにかく「世間がなんといおうと私はこうしたい」というものを持っていること、そしてそう考えている他人のことも尊重するということが、JG生に共通したメンタリティーだと思います。「こうしたい」の「こう」の中身は人それぞれで、それが見事にバラバラであることも、JGらしいといえます。

こういうメンタリティーは、人生のあらゆる局面で自分の生き方を下支えして、あるときはむしろ生きにくい場面に突入してしまうこともあるかもしれないけれど、さらに時間が経って振り返ったときにはよかったと思えるような、そういう力になるものだと思います。もちろん、大学受験の局面でも役に立つものです。

もうひとつは、横のつながりです。

大学は、どこそこの高校にいれば受かるというものではなく、その人次第であることはもちろんですが、もしその学校でただ一人、初めての東大合格を目指すとすれば、それは非常に厳しく、孤独な道のりになってしまうでしょう。

JGであれば、先輩にも自分が目指す大学に進学している人が何人もいて、同じ学年で同じ大学を目指す「仲間」もいます。たとえば図書室の自習組にもけっこういました。そうすれば、自分が合格するイメージというのも持ちやすいし、そのために必要な勉強を積み重ねていくところも違和感なくやっていけます。似たようなことをやっている人が何人も周りにいるわけですから。

具体的に情報交換をしたというような記憶はあまりありません。たとえば、参考書とか模試とかの情報を教えあったというような…だいたい、それぞれ好みの勉強の仕方というのは異なっていましたから、具体的な情報が直接生きるということは少なかったのです。同様に、先生から何か有用な情報をもらったという記憶も一切ありませんが(^^;; そんなことはわりとどうでもいいことなんです。

ただ、自分がやっていることがごく自然であると感じられる、努力もしやすい。それが、高校の場の力であって、中高一貫校が持つ存在価値のうち、かなり大きな部分を占めていると思うのです。

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by an-dan-te | 2013-10-09 13:00 | 大学受験 | Comments(8)

Commented by ふぐ太 at 2013-10-09 21:42 x
いいたいことわかります。
そうだよなあと思いながら、読ませていただきました。結局、中高一貫高で買うべきものは環境なんでしょうね。
Commented by ももんが at 2013-10-10 01:27 x
大学受験昔々 楽しく読ませていただいています

長男は高校3年生で 受験までカウントダウンです
私も学校の力は 友達の影響が最も大きいなぁ と痛感しています 放課などに友達同士でよく教えあっているようで 下手な先生よりもよく分かるらしいです(笑) 競い合う仲間がいるというのはいいものですね

長男は男の子というのもあるのか 模試が終わると皆で検討したりしているようです(結構 学校全体で受験します)
アンダンテさんは学校で模試を受験することは全くなかったんでしょうか  
Commented by gura at 2013-10-10 16:00 x
一貫校選びをするとき、高校のこともよく見たつもりでしたが、中学ほどには見ていませんでした。ちょっと謎なところがまだまだあります。部活などで高校生の先輩の様子を見てきてくれないかな。私も、子どもの中学校生活も落ち着いてきたから、そちらへ興味が出てきました。

私の高校では、友達同士の干渉も少なかったです。勉強の悩みなどはみんなあんまり話していなかったように思います。たぶん、自分で解決していたのかな?恋の悩みや、行事の相談、部活の話、家族の話、趣味の話はよくしました^^

Commented by an-dan-te at 2013-10-10 18:35
ふぐ太さん、
コメントありがとうございます。中高の六年間は、ヨコつながりのパワーがすごいです。結局、どういう子たちが集まっているかというのがベースの環境ですよね。
Commented by an-dan-te at 2013-10-10 18:38
ももんがさん、
大学受験は団体戦!! といっている学校もありますよね。人に教えればよく理解できるというのも事実です。

> アンダンテさんは学校で模試を受験することは全くなかったんでしょうか
学校と模試というのは何のつながりもなかったです(^^;;

学校で模試を申し込むなんてことがあるんだということすら知りませんでした。
Commented by an-dan-te at 2013-10-10 18:41
guraさん、
部活では高校生の先輩の影響を受けることも多いようで、そういうのっていいなと思います。これも中高一貫の醍醐味ですよね。

そうですね、勉強の悩み? について話した覚えはあんまりないですけど、お互いの勉強する背中(?)が刺激になるというか。あれだけ飽きずに何をしゃべっていたのかの記憶はおぼろげです…恋の悩みとかもなかったし(^^;;
Commented by サクラサク at 2013-10-11 00:13 x
JGらしさ。わかります、わかります。

娘の同級生のママ達も私立中高一貫ご出身の方は、やはり、出身校を聞いて「なるほど」と納得すること多いです。元々自分に合った学校に進学するから個性がのばされるのか、学校に染まる(?)のかは分かりませんが・・・。不思議ですね。


Commented by an-dan-te at 2013-10-13 07:57
サクラサクさん、
JGの同窓会とかで集まると「濃い」と思いますもん(笑)
けど、昔はあんまり校風とかいわなかったし、子どもに直接学校めぐりさせる習慣もなかったんで、テキトーにJG来た人が多いと思うんですよね。やっぱり「染まる」部分もかなり無視できないんじゃないかな。

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