算数コツコツを「賽の河原」にしないためには?   

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算数の教材ですが、「計算と一行問題」毎日1ページと単元の宿題が基礎問題で見開き1ページと練習問題(6題)、類似問題のプリントが2ページあり、全て終わらせています。1日30~40分かけています。間違えた問題はその場で直しをして余裕があれば月例テスト前に解き直しをさせています。が、少し難しい問題(四角5や6)になると理解していないこともありテストでは間違えます。少しヒントを与えると解けるのですが、ひとりで解く力がないようです。勉強方法の見直しをしたいのですが良い策ありますでしょうか?
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つまり、「毎日コツコツ」やっているつもりであるのに、やや難しい問題になると、
・その場で直し
・月例テスト前に解きなおし
→テストで間違える
となってしまう。どうも「積みあがっていかない」感じになるのですね。

「少しヒントを与えると解ける」ということで、まったくわかってないというほどではない…あとちょっとで解けそうなあたり。でも定着はしていないわけです。

思い起こしてみると、はなひめの算数について私も
「また(もう)忘れたの?」
「算数なんて、暗記物じゃないのになぜ忘れるの?」
と思って悶々としていた時期がありました。忘れてましたけど(^^;;

どうして忘れてたかというと、六年生くらいになると、基本の解き方がひととおり身について、全体がしっかりしてきたので、何かあやふやな基礎的問題がたまにあったとしても、解きなおせば今度こそ定着するんです。ほかとしっかり結びつくからでしょうか。

四年生、五年生のころはいちいちたいへんだったんですよ。

で、算数なのに「賽の河原」になってしまうときのアプローチというのは、大きく分けて二つあると思います。

(1) 忘却曲線に対抗し、サイクルを短くする(暗記的アプローチ)
(2) その場の納得を深いものにして、蒸発を防ぐ(理解的アプローチ)

どっちのアプローチがいいのかというと…

私は、混ぜるのがいいと思ってます。(2)納得を促しつつ、(1)繰り返しの間隔を短くして、「元の木阿弥」を防いでちゃんと積みあがっていく「コツコツプロセス」を作るんです。片方に偏るとなんだか、うまくいかないというか、効率が悪いように感じました。

(1) は、やり方としてはシンプルです。直後の直しは当然ですが、その後の「解きなおし」を、一ヶ月でダメなら一週間、それでもダメなら翌日に入れます。翌日に入れたなら、一週間後と一ヵ月後にも入れます。そんなイメージ。

(2) は、子ども本人がどういうところでひっかかっているのかで作戦を変えないといけないのでやっかいですけど。

問題をきちんと読めていない(飛ばしたり流したり、テキトーに読んでいる)のが原因なのであれば、問題文の音読をさせたり問題にマーキングしてから直しをするだけで効果がある場合もあります。

あるいは、図を描くように言うだけで、あるいは図の描き方を教えるだけでよくなる場合もあります。

解くのに必要だった「ヒント(親が言ったもの)」をノートに明示的に書き取らせることで改善する場合もあります。

実情に合わせて工夫してみてください…

(2) の工夫がうまいこと思いつかなかった場合、(1) だけでもある程度は乗り切れます。

また、直しをした(一緒に解いた)あと、その日のうちに解き方を見ないで自力で解きなおしておくと特に定着がよくなる気がします。これは、繰り返しという意味では(1)のようでもあり、でもその実、自力で解きなおすことで納得が深まる効果のほうが大きいので(2)ともいえます。

とにかく、積みあがっていくように、前回の「痕跡」が消える前にもう一回、です。

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by an-dan-te | 2013-09-09 12:47 | 中学受験 | Comments(20)

Commented by 疑問 at 2013-09-09 13:15 x
前回記事で思わずコメントしてしまったことに丁寧なご返信をいただき感謝しています。
しかしながら今回も疑問です。
読ませていただいていて最近の記事はどうもアンダンテさんの独自の視点というよりは世の中に数多ある受験指南本の総括の範囲を超えていないです。
発信されるにあたっての意図が掴みきれません。
第二段の出版をもくろむのは早々に断念されて、このカテゴリーからてったいされるのもよいのではありませんか?
もうアンダンテ家の中学受験は終了ですよね?
Commented by はじめまして at 2013-09-09 19:12 x
ずっと楽しみに読んでいますが、投稿ははじめてです。
発信の意図を勘ぐるとか、どうでもよくて、
ただアンダンテさんの文章を共感したり参考にしたいと思ったりしながら、更新を楽しみにしている小6受験生(二人目)の母親です。
こんなのもいますので、ぜひぜひブログは続けていただきたいです!
Commented by とりの at 2013-09-09 20:29 x
炎上させるつもりはさらさらないんですが、このブログが好きでない人は、読まなければいいだけではないですか?
わたしのところにはもう受験生いませんけど、アンダンテさんのものの考え方が好きで、楽しみに読ませてもらっています。
Commented by an-dan-te at 2013-09-09 20:30
疑問さん、
渦中にあるときは、出来事や、悩み事を書いてるだけでわりといっぱいになっちゃいますから、あまり勉強法とかについてまとめて語ることもないんで、当然、受験の済んだあとは記事の傾向が変わってきていると思います。

勉強法といっても、自分と子どもの体験からの実感で書くだけなので、それが指南本に書かれているかどうかのリサーチまではしていません。勉強法は奇抜である必要はないので、単に「こうしたらうまくいった」的なことを書けば一般的なラインに落ち着くことはよくあるということなのでは?

発信の意図は、私は自分の興味関心のある範囲のことを文章にするのが好きだということに過ぎません。それを読みたい方が読むだけ、というのが個人のブログなので、疑問さんが独自の視点を感じられないとか書く意図がわからないとかで疑問を呈される意図のほうが私には疑問です。
Commented by an-dan-te at 2013-09-09 20:47
はじめましてさん、
ご愛読ありがとうございます(^^)
記事の好みは人それぞれで、すべての人に気に入っていただくようにというのも無理な話ですから。ブログ撤退を示唆する人がたまたまいらしたからって別にいちいちやめませんから大丈夫です…
Commented by an-dan-te at 2013-09-09 20:52
とりのさん、
フォローありがとうございます~
エッセイ的で、役には立たない趣味記事と
一般的で独自性はなくても実用記事と
どっちが多く読まれるかっていうと後者みたいですけど、趣味記事のほうをメインで読んでいる方もいらっしゃるような気がしつつ書いています(^^;;
Commented by うさこ at 2013-09-09 21:49 x
お久しぶりです!
「算数が苦手な人の暗記算数」という以前の記事を参考に、娘にも基本すらすらを目指して頑張ってきましたが、今一つうまくいっていません。基本がのろのろだったり、それなのにまずまずの難問がなぜか解けてみたり。母である私自身が自分の娘のタイプを見定めかねるというか・・・(T_T)。
(1)、(2)のバランスが悪いのでしょうか?
それとも、もう脳みそのキャパがないのかも?(笑)
算数だけではなくて、他の教科のインプットもあるし、本当に6年生は時間もなくて大変ですよね。
私は過去の記事も含めて本当にいつも参考にさせていただいています。もちろん最近の記事も大好きです。
Commented at 2013-09-09 23:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-09-10 00:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by gura at 2013-09-10 00:09 x
上の子と私は勉強に関して似ている部分が多く、得意も苦手もよくわかります。でも下の子は、似ていない部分も多々あるので、ぴったりな助言が出来ているか???でした。記事の(2)の
原因がよくわからなかったんです。

先日下の子とそっくりなタイプの親戚が勉強の様子を偶然見てくれたところ、原因がわかり、すっきりしました。解決はしていないんですが・・。似たタイプの人がいてよかったです^^私だけだったら、もやっとしていたかな、と思います。

アンダンテさんのブログを読むと、自分のもやっと考えていたことが言語化されていて嬉しい気持ちになります。受験生を抱えているときって、経験者の話が聞きたいんですよ~。でも渦中の人には聞きにくいこともあるし。仲良しじゃないと、こんなに毎日ほどお話きけないし、ブログは本当に有難いです。こちらの言いにくいことは言わなくていいのも、好きな時間に読めるのも、とってもいいんですよね^^

Commented at 2013-09-10 10:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-09-10 12:58
うさこさん、
脳みそのキャパって(^^;;
子どもなので、キャパはまだまだいくらでもあるでしょうけど、進歩してるようには見えない期間ってありますよね。

それが、勉強の仕方が噛み合ってないから(空走)なのか、コツコツが積まれているけれど表面には表れない期間なのか(積立貯金)、それが見えないと親は焦ってしまいます。

でも、振り返ってみれば、ほんとに空走期間なんてものはなくて、勉強の仕方で多少効率の差はあるにしても、「積んだ」ものは身になっていたのだなと思うことがほとんどです。プラスの度合いに差があるだけで、勉強をすることでマイナスになるってことはないですから(無理をしていない限りは)。
Commented by an-dan-te at 2013-09-10 13:02
***(2013-09-09 23:48)さん、
「とりあえずテキトー」でぐちゃぐちゃと計算したりできるのはそれはそれでいいことですよ~
はなひめとかは逆に、すっきり隈なくわかって見通しが立たないと手をつけたくないというような傾向があったので、そのほうがたいへん。

そして、シンプルな解法のほうも、感動を持って受け入れられるといいですよね。
Commented by an-dan-te at 2013-09-10 13:03
***(2013-09-10 00:00)さん、
あはは、そりゃそうですよね。ありがとうございます。
Commented by an-dan-te at 2013-09-10 13:08
guraさん、
そうですね~、私も、はなひめとはすごく違うんで、苦労しました。何にひっかかっているのかわからなくて…

でも、わが家の男性陣(よしぞう、またろう、こじろう)よりはまだ想像できる部分が多かったからマシだと思います。またろうなんて、「数学って一番簡単な科目だよね。あたりまえのことしかやらないもん」とかそんなん(-_-;;

まぁ、すべて見通せなくても、反復する中で本人が何かをつかんでいきますから、なんとかはなりますよね。

> 自分のもやっと考えていたことが言語化されていて嬉しい気持ちになります。
ありがとうございます(^^) そういうのを目指しています。
Commented at 2013-09-10 13:08 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-09-10 13:11
***(2013-09-10 10:46)さん、
というわけで、今日の記事でお答えしてみました。
どのみち、できることしかできないので、できることだけ、ていねいにがんばって!!
Commented by an-dan-te at 2013-09-11 12:48
***(2013-09-10 13:08)さん、
そちらの受験も終わってるのにずっとご愛読ありがとうございます(^^)

塾の低学年囲い込みは、もはやどういう学びが適切かというより営業の都合が前面に出ちゃってますもんね。これから子どもの数も増えるわけじゃないんだから、どんどんこういう競争しかないんですかね。
Commented at 2013-09-14 11:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-09-15 08:26
***(2013-09-14 11:10)さん、
夏休みは毎日ノートでがんばったのですね(^^)

語句や漢字のまとめですけど、いちばん重宝したのは本科テキストのうしろについている漢字・語句問題です。これをやりつぶせば語句や漢字で落とすことはそうないと思いますが、飲み込みが悪くて(-_-;; 類題が必要な子のときは「でる順」などを併用したこともありました。「でる順」は特にそれがいいということではなく、たまたまです。見た中では「漢字の要」とか使いやすそうだったけど。あと、日能研の「完成語句文法」も新版になって目にやさしくなったみたい。ま、見て気に入るものならいいと思うんですが、そのへん併用するとしてもまずは本科テキストの語句問題しっかりやってね!!

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