「計算と一行題」で化学反応を起こそう   

「計算と一行題」をやることの効用のひとつは、今習っている分野以外のどこを出されても基本問題が解けるようにしておけるってことです。

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放っておくと「あれ、なんだったっけ」になりかねませんので(^^;; どっからでも来なさい、という状態にしておくことは、範囲のないテスト(公開模試)とかでドツボにハマらないためにも重要です。っつかまぁ、それが「実力がある」といえる状態の条件ともいえますね。

でもその効用はいってみれば「当たり前」のものであって、「計算と一行題」のすごいところはそんなことではありません。

今日の記事タイトルの「化学反応」は、「中学受験BIBLE」からお借りしました。荘司さんの娘さんは、決してすんなり算数ができるタイプではなかったのですが、受験直前になった一月、「化学反応」が起きて、突然、難問がすいすい解けるようになってきたそうです。

サピでいえば「基礎トレ」、四谷でいえば「計算と一行題」のような「日々の演習」的問題集は、それまでにもいちおう取り組んできたのですが、六年生の11月ごろからはその量を増やし、それと「二度解き法(最初、途中を書かずにざっくり急いで解き、答えを見ないままじっくり途中式を書いて解く)」を取り入れたところ、「トレーニングが一定量を超えると、質的な変化を伴って成長する」ということが起きた。

基礎的な問題の練習を徹底することで、劇的ビフォーアフター、なぜか灘開成の算数でもいけそうなほどになったという。

私はその状態のことを「霧が晴れる」と表現したことがあります。(参考: 「算数苦手女子の霧が晴れるとき」) 理解力はあるのにとことん数学が苦手な大学受験生(すでに高三の秋)だったのを、中二とか中三のいわゆる「五分間計算ドリル」的な市販の問題集を練習することで、なぜか大学入試レベルが突然解けるようになってしまった感動的マジック(^^)

結局のところ、難問が解けるというのはどういうことかというと、自在に基本パーツを組み合わせられるということなのです。

どのパーツを使うべきか、さっと浮かぶ。
パーツの運用が、さっと正確にできる。

基本の「速さ」と「正確性」が一定レベルを超えると突然、「霧が晴れる」「化学反応が起こる」んです。

その、数学が苦手な大学受験生にしても、荘司氏の娘さんにしても、あるいはうちのはなひめにしても、基本問題を「理解」することや難問を「鑑賞」することは十二分に塾で触れています。あとは、火をつけるだけ。

家で真剣に取り組むべきは、ものすごくベーシックな部分を、もっと速く、もっと正確にするところ。

案外、簡単すぎるようにみえるところにソリューションがあるものです。そんな問題だったら、すらすら解けるんだけど?? というものを、もっと速く解けるようにするんです。うちでは、時間を計るくらいの工夫しかしていませんでしたが、荘司氏の書いている、「二度解き法」は「もっと速く、もっと正確に」を意識するのに良い方法だと思います。

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by an-dan-te | 2013-08-17 14:11 | 中学受験 | Comments(6)

Commented by みさまま at 2013-08-17 14:52 x
こんにちは。

実はずっと疑問に思っていました。
私も、「バイブル」を読んでいて、今回アンダンテさんの取り上げた部分がずっと引っかかっていたんです。

アンダンテさんの記事を読んでもやっっぱり疑問は残ります。
サピの基礎トレは存じませんが、四谷の一行問題六年の下は持っていて、はっきりいってすごく簡単ですよね。
これを徹底的にやって、算数が灘レベル・・・・・?!
もちろん塾で難問にも取り組んでいるので、基礎の確立と難問の解法がつながったということなのかもしれませんが、ちょっと信じられません。それも6年の11月に・・・・。

娘はまだまだ基礎のトレーニングが足りないのかな。
そんな劇的な化学反応がおこるのかな。
Commented by gura at 2013-08-17 17:53 x
教材を見るのは大好き。高校受験の家庭教師をしていたときのアドバイスは、もちろん、全分野まんべんなく基礎重視で!!

でも、自分の子にはなかなか。習い事も基礎重視で教室を選んだんですが、勉強となると迷ってしまうことも。その度、先生などに、基礎重視ですよね?と確認。アンダンテさんに質問したことも^^

終わってみれば、基礎重視できたと思います。算数は四谷の計算と一行重視。うちの子なりのですが、化学反応ありました。六年の12月、1月と間際になって、関西の有名どころの過去問が(塾でやってくる)どこも初見で九割とれるようになりました。6年後半には全分野が見渡せるから、そこからぐいぐい伸びる、という希望を持って、こつこつしたのがよかったのかもしれません。

計算と一行、日付どおりに出来てませんでしたが・・・。やはり、大事でした。基礎重視だから、子供任せですんだのかな、と今思いました^^;基礎さえ出来ていれば、入学してから何とかしてくれるって励ましました。

こどもチャレンジの計算マシーン、間違えた問題を記憶して、再び出題してくれるそうです。それ、中学受験版で出来ると思う。どこかのネット講座でやっていたような気がします。
Commented at 2013-08-17 20:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-08-18 08:07
みさままさん、
バイブルを読んでいてまさにそこにひっかかったのですね。

その、家庭教師でみた大学受験生の場合でいうと、解けなくて苦しんでたのは千葉大の数学、それで高三の秋に中二レベルの計算ドリルから始めて、とにかくスピードが出るまで繰り返しつつ(私が全ページ解いて目標時間を設定しました)、中三レベルの計算ドリルをしているあたりで「起爆」しました。不思議でしょ。

実際は、中三の計算ドリルがわかれば千葉大の数学を解けるわけじゃないんですが(当たり前)、それまで勉強していてパーツは揃ってるのに、その中を自在に歩けないから見通しが立たない状態だったところ、すいすい鉛筆が動くようになったらつながったということだと思います。

どのくらい劇的変化が起こるかは、元来の理解力の高さと、今回乗り越えた計算力の階段ステップの高さによって大きく違うと思われます。
Commented by an-dan-te at 2013-08-18 08:20
guraさん、
難問捨て路線を選ぶときには迷うのがふつうだと思います。塾はそういうノリでないことが多いですし…

私は迷いませんでした。いろんな経験の裏づけがあったからというとカッコイイですが、ぶっちゃけほかにやりようがなかったという物理的制約が(^^;;

> 6年後半には全分野が見渡せるから、そこからぐいぐい伸びる、
> という希望を持って、こつこつしたのがよかったのかもしれません。
よかったですね~(^-^)

タブレット端末もずいぶん安くてよいのが出てますから、間違えた問題を再度提示するくらいはすぐ組み込めますね。私はあくまで「紙と鉛筆」にこだわりたいですけど(入試が紙である以上は)。
Commented by an-dan-te at 2013-08-18 08:32
***(2013-08-17 20:58)さん、
レベル設定の正解は、まぁお子さんによって違うでしょうけど、日々の演習的なものは案外思い切って基礎レベルに振るのが正解という気がします。

迷わずこつこつ続けてください~(^^)

具体的な問題例を書かないまま、ずーーっと話を続けてしまいますが、話が空回りしないためにも例は書いたほうがよさそうですね。

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