出来杉くんがいるクラス   

大手塾の各教室の中で、最上位クラスに行くと、そこには出来杉くんたちがいる。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←すごい子がいる、ということを肌で知っているのはよいことだと思う
はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと ←アマゾン
*「なか見!」機能で「立ち読み」できます♪

あまりガリガリやっている様子もなく、ましてや親が尻を叩いている様子はまったくないけれど、何でもすんなり吸収し、問題を解かせれば矢のごとく素早くかつ鋭く、受験本番になればナダシブマクカイセイツッコマ、女子ならばウラアケシブマクオーイントシマあたりを総ナメにしていくような子たち。

これはもう、そういう子がいて、そうじゃない子がいるというだけの話で、「実力で」最上位クラスに入ったことに別段間違いはないのだけれど、クラス基準にいちおう達したあたりと、彼ら雲上人たちというのは別人種といってもいい。何かがんばったら逆転するというようなものではない。

公立小にいるときには滅多にお目にかかることがないそういう子と、いっしょのクラスで勉強するというのは、刺激ありヒントあり、いろいろ得るところもあると思う。授業中、先生の問いかけに対する受け答えに光るセンスとかもさることながら、単に休み時間に雑談をしてもすごくおもしろかったりするかもしれない。

ただし、出来杉くんたちがいるクラスで勉強をしていくのがいつでもいい面ばかりあるということではない。

こじろうはおよそ五年生の間をM1(Mクラスの中の下半分のクラス)で過ごし、六年生になるとほぼ同時にM2(上半分のクラス)に移った。こじろうは競争心があるタイプなので、ちょっと考えると、出来杉くんたちがいることがプラスに働いてもいいような気がしてしまうが、案外そうではなかった。

こじろうは、M1にいる間、テストでクラス三位までに入るともらえるノートを励みにしていたし、また、クラスアップという目標をもって、M2クラスの平均点を目安にがんばっていた。

ここがミソで…

目に見える範囲(クラス内)では「トップクラス」で気分よくいられて、かつ、さらに上の目標もある。けどそれはクラス平均点という抽象的なものだった。

実際にM2に上がってしまって、クラス平均点というような実態のないものが、出来杉くんたちから自分レベルまで幅広く分布した個人の集まりにばらけてしまうと、逆に競争心を失って「どうせ無理だし」という心境に変わってしまった。クラス三位までにもらえるノートはがんばってももらえない。かといって、いまさらクラス落ちするほど危ない成績でもなく、なんとなくやっていればなんとなくクラスの真ん中くらいはいくかな、というような。

こじろうはM2に上がったことでむしろテンションが下がったように感じられた。萎縮しているわけではないんだけど、まぁこんなところかなと、あるがままのポジションを受け入れてしまったというか。こじろうは算数ができるので、授業の内容的にはM2に上がったことが適切だと思えたのだけど、モチベーション維持の面ではむしろマイナスだったかもしれない。

はなひめは周囲がどうあろうが、元々、闘争心というか競争心というか、そういうものをあまり持ち合わせないので、出来杉くんたちがいるからといってがんばるとかがんばらないということとはあまり関係しない。日能研生活の最初から最後までずっと、幅の広いMクラスに在籍して、何をやらせてもスピードか非常にのろいはなひめにとっては、しょっちゅう「みんなについていけない」事態が発生していたけれど(特に算数)、特にそれを気に病むことはなかった。むしろ彼ら彼女らの言動が、あれこれおもしろく、勉強以外の面でもいろんなことを吸収できたようだ。

性格的にはMクラスを生かしていたといえるけど、勉強面ではちょっとね…

というわけで、二人とも、出来杉くんたちがいるクラスであるのがよかったのかどうか、トータルでいってかなり微妙な感じがする。けれど諸々考えればクラスを下げることがよいソリューションとも思えず、結局二人ともその状況のままでゴールインしている。(つづく)

にほんブログ村 中学受験(指導・勉強法) ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験 ←こちらも参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←こちらも参加しています。

実用書じゃないけど文句ナシのおもしろさ↓
ブログやってなかったころのこじろうの様子がちょこっと載ってます。
中学受験 叫ばせて! (地球の歩き方BOOKS) ←アマゾン
* 8点在庫あり。(なんか、見るたびに4→5→8とじわじわ在庫が増えていくのってどういうわけ??)
[PR]

by an-dan-te | 2013-08-09 12:54 | 中学受験 | Comments(7)

Commented by きーちゃん at 2013-08-09 13:49 x
うちの上の子は、中学に入ってから、出木杉くんの存在にやられた、というか、越えられない存在を思い知ったみたいです。

下の子は、できる子はできる、って思うみたいですが、上の子の時の絶望感、みたいなのとは違うみたいです。

何なんでしょうね。。。。
Commented by みさまま at 2013-08-09 15:50 x
うちの娘は、負けず嫌いなので、もっと、刺激を受けてくるかと思ったら、意外にも淡々とコツコツとしてます。でも、したたかかも。
「他の子なんてどうでもいい。結局合格したらいいんでしょ」ですって。内心は悔しいのかもしれませんね。

今回影響を受けすぎたのは、母親の私かもしれません・・・。

アンダンテさんは、出来過ぎちゃんだっただろうなぁ~
Commented by みさまま at 2013-08-09 16:22 x
すみません。出来過ぎ(まんまやんか!)⇒出来杉ですね。
Commented by ぎんが at 2013-08-09 22:20 x
本文と関係なくてスミマセン。

先日、Nで併願作戦についての説明会があったのですが、そこで、

> ウラアケシブマクオーイントシマあたりを総ナメ

のような例が挙げられていて、聞いていた保護者がみな「役に立たねぇよ」という顔をしていたのを思い出しました。
Commented by an-dan-te at 2013-08-10 08:07
きーちゃんさん、
あぁ確かに、突き抜けた子がいそうですねぇ~
私もやっぱり、高校とか大学では別格の人々を見ていろんな刺激を受けたしそれは今でも財産かなと思うのですが、それで劣等感とか絶望感とかそういうふうには思わなかったです。スゴイ人がいるのはいいこと、それに張り合う気はもとからないです。

下のお子さんもそんな感じなのかな。性格によりますね~
Commented by an-dan-te at 2013-08-10 08:11
みさままさん、
淡々とコツコツとしたたか。
それはいいですね~(^^)

> アンダンテさんは、出来過ぎちゃんだっただろうなぁ~
出来杉ちゃんだったらオーイン落ちませんて(^^;;
Commented by an-dan-te at 2013-08-10 08:12
ぎんがさん、
はは。
あーどーでもいいわ勝手にして、てなもんですね(^^)

<< 出来杉くんがいるクラスを生かす 「毎日ノート」作りのHint&... >>