社会メモチェを「賽の河原」にしないために
2013年 07月 09日
←家族全員、記憶モノは苦手(-_-;;
毎日コツコツ、知識の確認。「積む」ということが中学受験勉強の根幹であるとすれば、まさに中学受験らしい勉強です。
社会メモチェでいうと、一日に2見開きずつ進めていくと、夏休みにちょうど一巡できる勘定です。
でも、「毎日」は守っていたとしても、こういうのはダメです:
--- メモチェのやり方、悪い例(モデル: こじろう)
左ページ(まとめ説明)は面倒なので飛ばし、右ページ(チェック問題)に取り組む。
わかる答えを全部書き、わからなかったところは解答を見て赤ペンで記入。
あーおわったー(^^)
---
メモチェノートを見るととりあえず真面目にやってあるように見えますが、これはまさに「やっただけ」。提出するためにやればいいってもんじゃないんですからこれじゃ困りますね~
そうやって夏が過ぎ、秋になってさぁ二巡目。同様のやり方でこなして、メモチェノートは着々と埋まっていきます。しかし、ちょいと冷静にそのメモチェノートを見てみると、
一巡目と二巡目の、赤いところがきれいにおんなじ!!
…これを「賽の河原」状態と呼びます。積んでも積んでも、ハイもとどおり。完全に、忘却曲線に負けてます。負け負けorz
もっと印象もしっかり深くして、サイクルも短くして畳み掛けていく必要があります。たとえばですが
・左ページをちゃんと読む
・右ページのチェック問題をやる(メモチェノートに書き込む)
・青ペンに持ち替えて、左ページを見てわかる答えは書き込む。左ページの該当個所をマーク。
・赤ペンに持ち替えて、わからなかった答えを解答から写す。左ページに赤ペンで追記。
とすれば、ダメバージョンよりは記憶に残ります。
さらに、夜寝る前に、親が手伝って
・当日分、高速口頭チェックして、怪しいところにエンピツで丸
・前日分、エンピツで丸したところを高速口頭チェック
とすれば格段に定着がよくなります。もしもうちょっと余裕があれば
・当日分、高速口頭チェックして、怪しいところにエンピツで丸
・前日分、エンピツで丸したところを高速口頭チェック
・一週間前の分、全体を高速口頭チェック
としたいところです。こじろうのときは、夏に「賽の河原」をやってて(-_-;; 秋からは高速口頭チェックで叩き込んでいってようやく軌道に乗りました。ようやく「開通」したのは一月入試が始まるころだったけど…
それで、こじろうのときはすっかり出遅れたけど、もうやり方がわかったから二度目はおっけーだと思ったんです。
でも社会が壊滅的に苦手(モデル: はなひめ)だと、負担が大きすぎてできないんですよ。このやり方をベタにやるのは。
そのときは、
・案1: メモチェの「高速口頭チェック」対象を、重要問題にしぼる。
メモチェノートの欄に色分けがあって、「是非モノ」の問題がわかるようになってますから、それ以外は飛ばす。
・案2: もっと簡単コンパクトなものからやる。
マイニチノウケンからダウンロードできる、地理や歴史の基本知識練習プリントがありますけど、あんなのとか。
結局、案1と案2を併用して進めていって、なんとか入試当日は基礎知識で困るってことがないようになったと思うけど、でもメモチェ社会を覚えきったわけじゃなかったんですよね。結局冷や汗かくのか…
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ブログやってなかったころのこじろうの様子がちょこっと載ってます。
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by an-dan-te | 2013-07-09 13:30 | 中学受験 | Comments(6)
社会の問題が(R4偏差値に比して)難しい(ややこしい)なぁと思った学校にも合格いただきましたが、それは単に「社会では大して差がつかなかったからなのかも」と思います(^^ゞ
ですので、理科はともかく社会のメモチェは受験が終わっても捨てられませんでした(もはや中2となった今も取ってあり(時々見たりして)ます。
そうでなくても、小学校の時に学んだ(はずの)ことを全体としてざざっと見渡すにはちょうどいいようです。
うちは四科のまとめだったのですが、あれ、今でも覚えているんでしょうか。記憶に残るほどちゃんとできなかったけど。ちょっとは残っていて欲しいです。怖くて確認できません;ー;
勉強の源は勉強。ほんとにほんとに!!
社会が苦手だったら、まぁ大きく離されなければヨシとするくらいでもしょうがないですよね。それよりいい線を狙うとしたらすごい時間かかるし、そのわりに社会じゃ点差でにくいし。
それはそうとして、「社会」の中で生きていくうえで、知っておいたほうがいいことについては、せっかく中学受験でやった分くらい、忘れないで大人になってほしいですね(^^;;
せっかくなので、忘れてまっさらになってほしくはないけれど、話として馴染みがある状態を維持してくれていれば、中学入試みたいので点が取れる状態にメンテされてはいなくても、生活の役には立つでしょう(^^)
ありがとうございます~
遡って読んでいただくには、私のブログは長すぎて、不便ですよね(^^;; 本では、だいぶ読みやすくなってます。
そういう息子さんの中学受験は、たぶん悩むこともたくさん起こるでしょうけど、親が勝手に決めた着地点を目指すのではなく、お子さんの現実に即して常にbetterを考えることができれば、きっと「やってよかった中学受験」の道もみつかると思います。
低学年の学びに関しては、うちではほとんど何もやってこなかったので、参考になるようなことは書けないかも…