子どもがやめたくないっていうので   

習い事とか、塾とか、何か今やってることが、親の目から見て、合わないとか、無理だとか思う場合に、「やめたら?」と提案はするものの、本人が「やめたくない」っていう場面って、よくあると思います。

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うちでいうと、公文とか、英会話とか、造形教室とか、日特とか(笑)、まぁいろんな場面があったけど。

本人のことだから、本人の意思を尊重するってのが原則ではあるんだけど、この、本人の意思っていうのがなかなか曲者で。

子どもが知っていること、体験したことというのは、非常に狭いことが多いので(そりゃ、親は何倍も生きてるんだから)、本人が口にする言葉は、その範囲内でのものです。A塾からB塾に変えたら何が起こるのか、あるいは中学受験をやめたら何が起こるのか、それはわからない。わからないから怖い。わかった上で「やめたくない」といっているわけではなくて、選択肢の両側をバランスよく検討することができないのです。

A塾にするかB塾にするかではなくて、今やっているなんらかの活動(習い事)をやめるかどうかでいうと、もともと好きだとか役に立つとか理由があってやっているものではあるし、それをやること自体はプラスになることが多いので、「やめたくない」という反応はとても自然なものです。「やること自体はプラス」なのになぜ今、やめる提案を親からする事態になったかというと、全体の時間のゆとりの問題であったりするのですが、こういう比較検討は、抽象的で、正しい評価がやりにくい。

子どもが「やめたくない」といったからといって、そのままにしておいて、「やめたくないっていったくせにちゃんとやらない」などと怒るのはお門違いです。もともと、すべてをわかったうえで、大丈夫・できる・がんばれるという意味の「やめたくない」ではないですからね。

結局のところ、本人が「本来の」…本来っていうのも変な言葉遣いですが、要するに、自分を取り巻く状況をすべて(将来にわたっての損得まで)まるっと理解したうえでだったらこういう意思を持つであろう、というところに少しでも近づけるように、親は情報を補ったり、意見を言ったり、お試しで体験させたりとあの手この手を使うのですが、これが不十分だったり、あるいは逆に行き過ぎてしまったり(←親の意見に誘導)、なかなか真実はどこにあるのかつかみにくいことが多いと思います。インフォームドコンセントって難しい。

我が家のこれまでの、本人が「やめたくない」っていうシチュエーションについてはおおむね、なんとか親が説得する形でやめたことを、「今」振り返れば本人も納得できる線だったと思うんです。公文とか、造形教室とかはね。

比較的小さい問題であるし、子どもの年がさほどいってないから、親主導で、本人の意思を想像したうえで(それが現在の本人の意思と違っていても)説得する方法で切り抜けてきたけれど。

これから先、中学生以降は、そういうわけにはいかないんだろうなぁ。ということを、ふと考えました。

親がいつまでも、ある程度の精度で子どもの意思を推し量れるわけもないし。
子どもだっていつまでも、親にうまく説得されてるわけもないし。

仮に、親が今までの人生経験に照らして、絶対にこれはこうだろうと思うことであっても、子どもは自分の思うとおりにやってみて、それで失敗したりして、ようやくわかっていく。そういうことを、回避してやるすべはないし、そうする必要もない。レッツ子離れ。

我が家の場合、三人の子どもがほぼ一斉に親の手を離れていくような気がするんですよね。

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by an-dan-te | 2013-05-15 12:55 | 中学受験 | Comments(14)

Commented at 2013-05-15 19:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-05-15 22:41
***(2013-05-15 19:17)さん、
ん~その言い方はちょっとげんなりしますね。
でも、教科ごとの先生がみんな好きという今の状態は、たしかに僥倖というか財産ですよね。それをどう考えるかですが。

ここからぐぐっとスパートをかけていくのに、その、状況として良くも悪くも落ち着いてしまった個別のままでいいのかというのは確かに難しいですね。そんな負けず嫌いなお子さんだったら大手塾のよさを十分生かしてくれそうですし…でも、本人の納得をどう作るかですね。いい流れに乗れますように!!
Commented by みしぇる at 2013-05-16 07:16 x
そうですねぇ。手を離すの自体は簡単なのですが、うまく離すのは難しそうです。でも、そろそろ自分の責任で失敗するのもアリかなと思いました。
中学生って(高校受験はなくても)忙しすぎる~!出来ることが増えて楽しい時期だからですけどね。
Commented by ぎんが at 2013-05-16 07:21 x
うーん、なんとタイムリーな話題…。

> 結局のところ、

にあるように、子どもの「本来の」意思を推測するのも難しいですし、子どもに関する将来の状況を推測するのも難しいですし。

…とはいえ、ここで立ち止まっているわけにもいかないので、やめるにしても続けるにしても「親がどうするか」を考えているところです。
Commented at 2013-05-16 11:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by かるらぴぃ at 2013-05-16 11:54 x
うちも5年になってダンスをやめたのですが、
2月「やめよっか?」「やめたくない」「OK」
4月「やっぱ、限界やめるわぁ」(←本人に決めさせるずるい私)
の2段階でやめました。ダンスの先生が「大丈夫!受かったらまたおいで」と言ってくださったのも子ども心にどんなに支えになったかと感謝してます。
 結局、『終わりよければすべてよし』なんでしょうね。
 「あの時やめてよかった」か恨み節か・・・。
 アメフトやりながら灘に合格~みたいなスーパーな人はそりゃぁ格好いいけど、うちは何しろとても普通なので、恨み節覚悟でやめさせてよかったです。
 (ピアノは月2回レッスンにしてもらい未だに楽しく続けています(^^)初級編のやつ?!)
  でも、週に一度でも運動させるチャンス!をあれで失ってしまったと思うと本当に残念! 
 「またダンスやったら?」と言ってみたけど、「あ、もういい。他にやりたいこといっぱいあるし」と言って、なんか文系の部活あれこれにおさまってしまいました。
 あ~ぁ、日能研、拘束時間長すぎですよね~
 もう少し短く・・・授業削ってくれたら、ちょっとは余裕ができたのに。(あっ、お金も!)
Commented by an-dan-te at 2013-05-16 12:19
みしぇるさん、
とーとつに手を離したら、すっ転びそうですしね(^^;;
いちおう親からみてわかることを説明し、「じゃ、お母さんはいちおう言ったからね(遁走)」ってのもやったりしてます。

ほんとうに中学生って忙しいですね。でも楽しそう(^^)
Commented by an-dan-te at 2013-05-16 12:21
ぎんがさん、
そう、どっちにせよ難しいんですけど、まぁ、本人が
「やめたくない」
っていうので…と、思考停止するのはちょっと無責任かなと。その先、どのへんで線引きするかは親のセンスですかね(自信なし)。
Commented by an-dan-te at 2013-05-16 12:23
***(2013-05-16 11:37)さん、
まぁけどこの場合、一番正しい判断ができるのは、塾の先生でもご本人でもなく、親御さんでしょう。よく考えて決めたら、あとはもう親の気持ちとして迷うのはやめて、ただご本人の気持ちが前向きにそっちへ突っ走れるようにサポートしてあげてください!!
Commented by an-dan-te at 2013-05-16 12:26
かるらぴぃさん、
うちも前期日特の場合、申し込んでおいて、本人にギブアップさせる策をとりましたけどね(^^;;

ダンスは復帰できなかったんですね。まぁ、ほんとに今はあれもこれも忙しいでしょうから習い事復活どころじゃないですね。でも人生まだまだ長いので、いろんなときにいろんなことにチャレンジできるし、昔やったあれこれは、すべてそれなりに生きてくるでしょう。

> あ~ぁ、日能研、拘束時間長すぎですよね~
もうちょっと短い日能研があったらよかったのにね~
Commented by gura at 2013-05-16 19:25 x
子供は楽しかったらやめたくないですよね。目標を達成したら休もう、と言いました。でも自分も好きで応援していた習い事だから、さみしかったなあ。さみしいから、休んだ分、ちがうのを追加してしまったし・・・。

次の子はそんなことにはなるまいと思ったけど・・・。やめますと言いにいったら、先生がわざわざ家まで引止めに来てくださって、つい、もう一年頑張りますって話になりました。あと、初級編習い事をひとつやめたんですが、別の気になっていた初級編習い事を追加してしまいました。

私がだめですね。自分が習い事好きだし、楽しく習い事してる子供をみるのが好きなんですね。私みたいな人は、やめたくないって言われたら、だいぶ悩むのではないかな。親がちゃんと考えておかないとだめですね^^;
Commented at 2013-05-17 10:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-05-18 08:40
guraさん、
やっていることが楽しかったらそりゃ、やめたいとはいわないですよねなかなか。楽しくない場合も、「やめたらどうなるんだろう」って怖さがあるとなかなかやめるとはいわないもの。
> さみしいから、休んだ分、ちがうのを追加してしまったし・・・。
アレ(^^;;

> 自分が習い事好きだし、楽しく習い事してる子供をみるのが好きなんですね。
まぁそりゃそうですよね。でなきゃお金も面倒もかかるのにハナっからやらせませんわ。習い事も、中学受験も。結局、欲張りたいのは自分かも…
Commented by an-dan-te at 2013-05-18 08:43
***(2013-05-17 10:33)さん、
ご家族で結論が出てよかったですね♪
お子さんがしっかりしてますね。

それに、算数が伸びてきているというのはなによりです(^^)

いやほら、振り返って整理してるときは、いいこと言えますよ!! 渦中にあるときは別です(^^;;

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