合格可能性80%じゃ嫌なんです   

合格可能性が80%という線引きは、およそ合格判定というものをする場合は、どの塾でも目安として利用されていると思います。

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80%出てたのに落ちた、という声はときどき聞きますが、それは、100人受けたら20人落ちるという意味なので、落ちる人がいるのは不思議ではありません(いなかったら不思議です)。

この線引きは、過去のデータを元にして出されていて、それなりに事実に基づいていますから(日能研の公開模試の場合、他塾生の割合が少ないので合格/不合格/非受験の把握はかなり正確です)統計的にいえば妥当なものになっているはずです。目安として優れています。

…でもね…

「似合う」学校にターゲットを定めて、ここと思う第一志望を受けるのだから、合格可能性80%じゃ嫌なんです。もう、確実にそこに入学したい。併願も慎重に組むのは当然ですが、とにかく第一志望に行ける可能性を極限まで上げたい。

もちろん、一般的な問題を出す模試を受けさせて、統計上の目安として出す線引きは「80%」あたりが限界というのはわかっています。「90%」とか「95%」とか、そりゃ個別の事情も斟酌せずにそこまで読めません。

そう、つまり個別の事情です。実際のところ、あの「合格可能性80%」というものは、100人受けて80人受かるという意味であって、そのゾーンににいたある一人が10回受けて8回受かることを意味しません。ほんとうのところ、何度受けてもほとんど受かってしまう人と、8回までは行かず五分五分もしくはそれ以下という人が混じっているはずなんです。それを全部ひっくるめての「合格可能性80%」です。

経験豊富な塾の先生から見たら、ある程度は「この子は特に受かりやすい」とかなんとなくわかってるんじゃないでしょうかね。言わないにしても。

で、私が思う、合格可能性を極限まで上げる作戦は以下のようなものです:
(1) R4偏差値(日能研でいう、合格可能性80%レンジの下限)、に、数ポイント以上の余裕を持つ。
面談のときとかお願いすると、見せてもらえる電話帳みたいな資料があって、どの持ち偏差値の子が何人受けて何人受かったのかがわかるのですが、やっぱり持ち偏差値の余裕があるかどうかってのはそれなりに効きます。それなりに。それでもって、「なぜここから落ちた~」とか怖くなったりしますけど。

(2) 第一志望校に対する強い気持ちを持つ(子どもが)
同じ持ち偏差値から受けるにしても、そこに絶対行きたい子とそうでない子が混ざっています。もちろん前者のほうが強いはず(空回りしない程度にね…)

(3) 志望校対策は万全に。
単に、過去問を解いて練習したということではなく(もちろん、それもするんですけど)、求められていることが何かを汲んで、必要と思われる勉強を進めていき、学校の意図する方向に沿ってそれを表現する練習をする。要するに、誠心誠意、過去問と対話するということです。

(4) 場慣れさせておく。
当日、萎縮することのないように、子どももなるべくその学校に何度も足を運ぶようにするし(公開行事だけでなく、その学校で模試が受けられたら受ける)、入試そのものに慣れさせるように、一月受験などを利用する。


それで実際、どこまで高められたのかということは一生わかりませんけどね。はなひめの受験でいうと、一月二回目の入試は単に「合格可能性」に頼った受験、本命入試が「合格可能性80%じゃ嫌なんです」受験でした。だから、発表見たときの感想も、前者は「やったぁ!! よかったね(^^)」、後者は「あぁ…よかった…ほんとによかった…(脱力)」というくらい違いました。

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by an-dan-te | 2013-03-13 07:37 | 中学受験 | Comments(11)

Commented by みさまま at 2013-03-13 13:36 x
こんにちは。

合格率80%出ていたら大丈夫・・・・って。
大学受験で大失敗している私にとっては信じられません。
もしそうなら、当日試験なんてする必要ないですよね。

中学校の入試問題を見ていると、大学以上にその学校が求める学生像が色濃く反映されていて、模試の結果などあてにならないなと思います。(志望校別模試だとある程度参考になるのかな)

熱烈第一志望校がある場合、その学校の出題傾向に絞って勉強するのが一番ですよね。
分かっているけど、あんまりにも博打でちょっと怖いのも事実です・・・・・・夏まではオーソドックスに基本確立ですね。
Commented at 2013-03-13 21:31 x
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Commented by gura at 2013-03-13 23:15 x
合格可能性100%超えました~ってよく言って気持ちを盛り上げていました!

そんなことはありえないんですが・・・。

偏差値の余裕、学校とのもろもろの相性。行きたい気持ち!合格可能性以上に、学校と結びついているものがあると信じていました。親ばか全開ですが、馬鹿になるなら今しかないって思いました。(馬鹿の力は、ばかにできないのです。)

80じゃ嫌って気持ちわかります。実際こんなに盛り上がって落ちたら、大変なことになるかもしれないんですが、そのときは責任もって全力でフォローするつもりでした。子供を追い詰めないのであれば、100%超えてるってまっすぐ信じていいと思います。

今はもう冷静です^-^;

Commented by an-dan-te at 2013-03-14 07:14
みさままさん、
そうですよね~私も、やっぱり自分の中学受験失敗経験が大きいです。ここまでがちがちにしたくなる理由としては。

志望校別の模試がある場合は、傾向が近くなる分、多少読みやすくはなると思いますけど、それでもやっぱり本物じゃないですし、なかなか単純な予想は難しいですね。

もちろん、基本がしっかりしてなかったら過去問演習も役に立ちませんし、夏までは基本、夏が過ぎても足りない分があればまた基本ですね(^^)
Commented by an-dan-te at 2013-03-14 07:26
***(2013-03-13 21:31)さん、
まぁ、慣れ…といえば慣れでしょうけど、やっぱりどうやっていいかわからないから面倒なんでしょうね。我が家の場合も、やっぱり図はなかなか描きませんでしたから…

そういう、本当に乗り越えにくい部分については横にはりついて誘導したりしながら慣れるまでやってしまったようなところがあり、それはいいことかどうかわかりませんが、もうあんまり悩む隙を与えずに、こうやる、こうやる、ほらできたねって。

忍耐も根性もセンスもないので、そんな感じです。

今、五年のテキストを見てみたところ、公倍数の問題は「たて6cm横9cmの長方形の紙があります。この紙を重ならないようにすきまなく同じ向きに並べて、できるだけ小さな正方形を作ります…」とか、「駅前から、東町行きのバスが8分ごと、西町行きのバスが12分ごとに発車します。午前7時半に両方のバスが同時に発車したら…」とかそんな感じですね。
Commented by an-dan-te at 2013-03-14 07:29
guraさん、
> 馬鹿の力は、ばかにできないのです。
うんうん(^^)

100%を信じて邁進しつつ、ハズれたときの手も打っておけばよいのです(?)
Commented by AVARON at 2013-03-14 09:02 x
「合格可能性80%じゃ嫌なんです」というのを贅沢な悩みというつもりはありませんが(悩みは人それぞれなので)、私にとってはセンス・オブ・ワンダーな世界ですね~(何じゃそりゃ)
私も中受で難関校玉砕経験ありですが、アンダンテさんとは違って「一度も合格確実圏から外れたことがなかったのに・・・」という訳ではなかったので(といっても無謀なチャレンジと言う程乖離はしてなかった)、トラウマの性質が違うのかな。
おまけに「12月のN模試で再考せよゾーンだったのに、某御三家に入学した身内」がいたりするので、どこかで「偏差値なんて目安に過ぎない」と開き直っている、N的視点からは「お母様、それは違います!」と言われそうな保護者でしたね。

でも、アンダンテさんが掲げている(2)~(4)は全て納得です。
ウチも可能な限りやりました。まあ(1)はね、悲しいことにどうしようもなかったので・・・それでも結果オーライです(^^;
Commented at 2013-03-14 09:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2013-03-15 12:07
AVARONさん、
センス・オブ・ワンダーですか、はは(^^;;
私の親友も私とまったく同じことを言ってました(子どもは第一志望に合格しています)。彼女はJGに受かったわけですから、失敗をバネに、ではないですけど、やっぱり、ここが似合うと思って狙った学校に確実に入れたいですもの。

> N的視点からは「お母様、それは違います!」と言われそうな保護者でしたね。
(^^;;
うちもある意味「違う」といわれそうな…

> それでも結果オーライです(^^;
(^^)v

Commented by an-dan-te at 2013-03-15 12:12
***(2013-03-14 09:06)さん、
そうですね。ややこしそう…
本人的に抵抗が強いものは、さらりと紹介して(本人に解かせるのではなく)後日を狙うとよい場合もありました。いやただの難問なら何もせず飛ばしてもいいんたけど、飛ばすほどの難問でなく、解けてほしいくらいだけど、現状、本人的にはハードってこともあるでしょ。

徐々に誘っていって、慣らしていって、図も描けるようになるといいですね。

中学に入ってからは入ってからで、また数学になる分、違うフェーズが見えてきます。今の「図を描かない癖」が直結するわけではないですけどね。そういえばこじろうも図とか式とかいい加減な子だったけど、そんなに支障ないみたいですね。
Commented at 2013-03-15 16:55 x
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