この学校に呼ばれてるような気がするから大丈夫
2013年 02月 02日
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問題は、自分がついていくかどうかね(-_-;; まぁ、家にいても落ち着かないんだけど。結局は、はなひめが(せっかく会社を休んでいるなら?)両方についてきてほしいといったので、私も行きました。
行く道すがら、よしぞうははなひめの気をほぐしつつ緊張度合いを測ろうと、あれこれくだらない話をしていましたが、私は断然てんぱってて、だんだん無口になっていきます。だめだこりゃ。
学校についてから、はなひめはごく自然にすっと離れて教室に吸い込まれてしまいました。もう親が声をかけることはできません。
よしぞうは、「もうちょっとアクセントをつけて、ハイタッチするとかして別れてやりたかったんだけど」といっていましたが後の祭り。しかしよしぞうは続けて
「でも、なんかこの学校に呼ばれてるような気がするから大丈夫だろう」
といいました。なんのこっちゃという感じですが、はなひめが学校の敷地に入ったとたん、緊張でなく弛緩でなく、すっと集中に向かいつつ、その空気に馴染むというか、周りの受験生たちの雰囲気ともジャストフィットというか。よしぞうのこういう勘はわりと当たるんです。
とはいえ。私の頭の中は、昨日の過去問(主に復習)が「いかさなかった」こととか、暗記に手が回らずボコ穴が空いているあちこちとか、よからぬことばっかりぐるんぐるんしてしまって、ガチガチモードから抜けられず。それを見かねてよしぞうが「カラオケいこう♪」と提案し、なんと結局二人でカラオケへ(o_o;;
子どもが第一志望校の入試を受けている最中に、両親がカラオケで熱唱してるのって、本邦初ではありますまいか。
しかし確かに、声をめいっぱい出し、歌詞に集中すると、気分ががらりと変わりますし、まぁ途中でちょっと歌詞からインスパイアされて「ほろっ」ときちゃったりと、危ないこともありましたが、だいぶ立ち直りました。途中、スマホで自分のブログを見ると、コメント数がぐんぐん伸びて続々励ましの言葉が。ありがたや。
そしてもはや恒例(^^;;のマッサージも済ませ、すっきりしてお迎えへ。
出てきたはなひめは、見た目はクールでしたが中身は受験ハイで、第一声は「楽しかった」でした。本人曰く、「四教科とも、出てほしくないところ(分野)は出なかった」そうで、そりゃすごいや。これが全国から「気」を送られたパワーなのか!?
お昼ごはんを食べながら、そして帰る途中、はなひめは問題のことをいろいろ(楽しそうに)話してくれましたが、とにかくはなひめには珍しく、時間もほぼ足りて、しかもそれぞれしっかり考えて書けた様子です。「これで受からないようだったら、(二回目以降の入試で)もうどうしてよいかわからない」ともいいます。
家に帰って少し落ち着いてから、自己採点を試みてみましたが、これがもうびっくりするほどよくできていて、前日とは別人みたいなんです。算数の計算もミスなく、スピードも速かったらしく、8割と9割の途中くらい。記述などは口頭で説明してもらいましたが、とてもよくポイントをつかんでいて、ふだん「だから問題よく読んで(-_-#」と言われている人とは別人みたいなんです。あ、また言っちゃった。
不明なところもあったんで、ごく大雑把ですけど、たぶん過去問では出したことのないゾーンに到達していたと思います。
あらかた自己採点を終えた本人は、もう受かる気満タンで、ゆるゆると漫画を読んだりしているのですが、それだけに、発表の時刻が近づいてくると、試験直後に本人が言っていた「不安」が今度は親にのしかかります。本人的にここまで自信の持てる出来で、それで落ちてたらもうどうやって立て直して明日の入試に持っていったらいいのか!? …心臓ばくばくです(というわけで、結局、自己採点が良くても悪くてもばくばくするということだ)。
それで、ようやくようやくWeb発表。「合格だ!!」ほんとによかった…
集中できたはなひめはすごい!! 呼ばれてるってこういうことなのか!? やればこんなにできるんならどうしてふだんから(以下略)
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by an-dan-te | 2013-02-02 16:56 | 中学受験 | Comments(56)
お兄さん達と一緒で ここ一番 勝負強いということですね
素晴らしいです
本当におめでとうございます!!
がんばったのは、もちろんはなひめちゃんですが、母の的確なサポートの力も、とても大きいと思います。
アンダンテさん、本当にお疲れ様でした。
残りの小学校生活と、これからの中学生活が充実したものになりますように。
うちもパパがきてくれたし、これ以上にないくらい万全で落ち着いていけました。(ただし・・・朝からはりきった私がけがをしたのを、子供に隠して出発しました。いきなりパパがいて助かりました。)
まるで遠足みたいに楽しくいけました。デートもできました!
初めて学校を見たパパは、受験生たちが自分の子供に雰囲気がそっくりなので、驚いていました。同じ学校を志望するだけあって、みんなほんとに似てます。
私が直前に予想したところがいくつかでました!あまり役にはたたなかったようですが、私の予知能力は証明できました・・・。
沢山の御祝いコメントを見て、改めてアンダンテさんのブログの影響力の大きさを感じています。
はなひめちゃん、アンダンテさん、今日の喜びがずっと支えになりますように。
読者の皆さんにも桜咲きますように。
それがなぜか受験当日は解けるのです。
もしかしたら同じ問題を次の日に解いたらやはり解けないかもしれません。
受験というのは普段と全く違う状態で受けるものなのだなと思います。
それにしてもはなひめさんと相性のいい問題でよかったです。いままでの苦労が報われて良かったです。
我が家の日能研生活が「完全放置」にならずに「基本放置」で済んだのは、アンダンテさんのブログのおかげでした。感謝しています。
そしてこちらも、おかげさまで、第一志望の1日校に合格しました。まだ上の子の高校受験が残っているので、解放感にはほど遠いのですが。
落ち着いたら、またピアノ弾きに来てくださいね! お子さんたちにも会いたいです。
はんひめちゃん、本当におめでとうございます!
アンダンテさんはカラオケ行ってたんですね!
我が家も考えてみると、長男の中学受験の時には、試験中主人と映画見てガハガハ笑ってました。そして、娘のときにも私は一人で映画館に入り、のだめを見て笑ってました。
結果、2人とも合格でした。もう7年前と3年前になりますが。。。
これから始まるだろうアンダンテさんの優雅なピアノ&バイオリン生活ブログも楽しみにしていますね。
お疲れ様でした♪
お子さまとの、そして受験との距離感がいい感じで心地よく、参考にしたいと思ってます♪
今後臨場感ある受験blogはもうないのかと思うと寂しいですが、またエピソードなど続けていただけると嬉しいです♪
これで念願の優雅な生活に入れますね。
相性ピッタリの学校ってことですね。よかったぁ♪
アンダンテさんの様子にカラオケ提案しちゃうよしぞうさんもナイス!こちらも相性ピッタリですね~^^
合格おめでとうございます!!
an姉さんの中受プロジェクト・はなひめちゃんバージョンは
無事成功で幕を閉じましたね。
すごいです!!
どうぞ、ゆっくり休まれてください。
春からわくわく、楽しみですね~~^^
今回の記事には特に共感してしまいました。
よしぞうさんの「呼ばれてる」感覚、私も第一志望に対してずーっとありました。
なので、状況がどれだけ悪くても心のどこかで受かることになっているという確信があったというか。
うちの子も、
過去問ではぜんぜん取れなかったのに本番一発目で合格、
ケアレスミスをほとんどしなかったという現実、
苦手分野が理科、算数とも全くでなかったという奇跡の偶然含めて「呼ばれた」のだと思います。
それにしても、入試中にカラオケ行っちゃうよしぞうさんのセンスには脱帽です。すばらしいご主人ですね!
おめでとうございました!!
名前もお顔も存じ上げない、でもものすごく親近感のあるはなひめちゃんの合格を知って、嬉しくてほろりときて泣いてしまいました。
これからゆっくり優雅な生活を堪能してください。
アンダンテさん、はなひめちゃん、お疲れ様でした。
我が家の初受験は2年後でまだ志望校も?な感じですが、参考になることだらけで、共感と感動しながら読ませていただいてます。
だんだんと日記も素敵です♪私もフルートも頑張りつつ、ピアノもいいなぁと、また弾きたくなってピアノの楽譜を取り出しました!
うちの娘も、いつもケアレスミスは多いし、テスト中でものーんびり悠久のときは経てちゃうし、私が爆発しそうになっては、アンダンテさんのブログを読んでMクラスの子でもそーなんだから・・と心を落ち着かせたりして・・(あ、すみません><)。
でも、入試のときは集中できたみたいでした。
得意なはずの算数でさっぱり分からない問題が大問5問中2問あって、それで動揺したものの、それをパスして残り3問を見直した(見直さざるを得なかった?)ところが鍵かも。
(これまで何度言っても見直しはせずに、次々食い散らかす・・ じゃなくて、解きまくったので・・・)
それにしても、「楽しかった!」といって出てきた子は大体受かってますね。
これからは「だんだんと優雅な生活」再開ですね~。
外野(ブログ読者)として見ていても、間違いなく第一志望校から呼ばれてるだろう…というのはずっと感じていました。
説明会や学校主催のイベントでも、すっとなじんで学校生活を楽しめそうな様子が伝わってきたし、
実力の到達具合は申し分なかったと思われたし、
さらに試験会場としての相性も良かったようですし。
>どうしてふだんから…
って私もよく娘に対して思いますが、
『集中力をいつでも使えるわけじゃない子』だから、
ここぞって時にとっておいてあるのだヮと解釈しています。
以前に、入試は第一志望だけ受かるという一点勝ちで親近感を抱いたものですが、そうそう「呼ばれる」感覚って明確にあります。
今回、1日校に行って待っている間に何度か出入りしている時に、ふと自然に学校に向かって歩いている自分がいて、この空気を私はまた吸いにくるという感じがあり、「この子、入るな」と。
2日校はそこまでの吸引力は感じなかったのですが、やはり自然な感じはありました。2日の午後はのびやかで大好きな学校の一つだったのですが、校長先生のお話を聞いている時に「もしかしてこちらの学校に来るのは、今日が最後かも」と、本来なら他の学校でも感じるべき思いを初めて感じました。
結果は◯◯×。偏差値は逆です。
呼ばれる感覚、よしぞう様に一票! 一度お会いして語りたいくらいです(^^)
子どもの入試の付き添いに行くのに「事前に整体の予約」までしていた私ですが、カラオケは思いつかなかったです(^^;; でも確かに、時間が早く経つし、気は紛れるし、せっかく夫婦で来たなら悪くないですね。
はなひめの集中スイッチのありかは最後まで探せませんでしたが、結局本番は自力で入ったらしいですね~それが「呼ばれてる」ってことなのかも。
三人ともタイプはまったく違うのに、結局はみんな本番強かったですね。不思議なもんです。
いきなりお怪我とは…
二人体勢にしておいて、よかったですね!!
私も、ほんっっとに、夫婦で行ってよかったです。一人じゃガクブルだし、間が持てないし、かといって、あの場面を自分で見ないのももったいなかったと思うんです。
> 初めて学校を見たパパは、受験生たちが自分の子供に雰囲気がそっくりなので、驚いていました。
わかるわかる。たぶん、よしぞうの「呼ばれてる」も、そんなあたりが入ってると思います。
> 私が直前に予想したところがいくつかでました!
す、、すごい、、
いやー、こじろうの場合は家でやる過去問でも(前日を除いて)非常~に安定して取れていたんですけどね(^^;;
キャラが違うということで。本番は気合が入ってほんとによかったです。本人的にもよい体験になったかも。
お久しぶりです。ありがとうございます!!
映画ですか、なるほど~
> 結果、2人とも合格でした。もう7年前と3年前になりますが。。。
まぁ、間違いなく送り届けさえすれば、そのあと親が必死に祈っていようがガハガハ笑っていようが、ホントは関係ないですよね(^^;;
ここからはだんだんと私の時間になっていく、はずです。
不思議な受験用語(?)として「ご縁」というのがありますが、人と人でも、人と学校でもけっこうそういうものかもしれませんね。
入れ替わりに日能研ライフですね!! 三年間、山あり谷あり、長いですからあまり疲れないようにがんばってくださいね(^^)
ありがとうございます。楽しい六年間になると思います。夫婦の間はまぁ、いろいろと波がありますが、今回の受験きっかけで(途中ぐっと下がったあと)結局ちょっと上向いたかな?
「似合う」「呼ばれている」など、表現は何がしっくりくるかわかりませんが、なんかそういう空気があると思うんです。そこを第一志望と意識しているかどうかはともかく。
また、少なくとも、そうなるように工夫して作問するはずですよね。そこにうまく乗っていけるようにすれば、「幸せな中学受験」になると思います。
ありがとうございます~
二年後ということは、ここから「こってり、たっぷり」の五年生カリキュラムに突入なんですね。がんばってください!!
引き続き、今後の音楽ブログをよろしくお願いします。
> Mクラスの子でもそーなんだから・・
あーはは(^^;;
ほんとにもう…
ヒヤヒヤさせられましたよ。集中スイッチがどこにあるかわからなくて。
> でも、入試のときは集中できたみたいでした。
最後は自分でキメるのね(^^;;
> それにしても、「楽しかった!」といって出てきた子は大体受かってますね。
問題との対話ですね(^^)
いつも丁寧にフォローしていただきありがとうございました!!
「似合う」学校に入学する幸せ、というオーラはocarinaさんからもいつも感じていましたし、あと、我が家の中ではいつもこじろうが発していましたからね。こじろうは、またろうと違って家事などには消極的ですが、そういう意味で今回の中学受験成功の功労者のような気がします。
あぁ、集中力は「ここぞ」というときにとってあったのね、貴重品だから(^^;; なるほど、そんな気します。
> この空気を私はまた吸いにくるという感じ
わかります。今回は特に。
こじろうのときは、足を踏み入れた回数がここまで多くなかったので、さほどではありませんでしたが…
空気と、あと、入試問題からも感じるかな。
すごいなぁ、と娘が言っていました。
娘は、合格した時の試験でも、そこまでできた、という感覚は無かったようで、もちろん自分なりには解いていたけれど、周りはきっともっとできているだろう、と思っていたらしいです。
記述系のことも、あまり覚えていなかったようです。
私は1月校の時も試験中待っていられず、近くに住む友人を呼び出してお茶をして、2月の本命の時は、待っていても良かったのですが何となく時間がもったいなくて、散歩していました。隣の駅まで歩いたので、何となく位置関係がわかったというか。
2人がそれぞれ入学して思うことは、似たような子がいっぱい、でした。
夫は試験の時は付添はしなかったので、荷物持ちとして教科書配布に行った時に、似たような子ばっかり、と思ったらしいです。
まさに去年、息子が入試会場の入口から送って来たメールがコレでした。で、息子が入試と格闘している間、迎えに行った僕ら両親は観光客モードで辰年で特別拝観中のお寺を巡って龍の絵を回って楽しんでました(カラオケではなかったけれど...笑)。
ただ、自信満々で春から住むマンションまで決めてた第一志望校は、何とあと5点足らずに不合格(1050点満点の5点です...苦笑)。結局滑り止めの私立に通うことになりましたが、約一年が経って、勉強に運動に恋にキラキラ輝いてる息子の様子をFacebook等で見守りながら、その私大こそが彼にとって“呼ばれた”学校だったんだなってしみじみと感じています。
> 娘は、合格した時の試験でも、そこまでできた、という感覚は無かったようで、
いやー、そりゃそのほうがふつうで(^^;;
それでも、ちゃんと実力どおり受かるでしょう。
集中のムラが激しすぎるんです…
「似たような子がいっぱい」は、受験のときすでに感じましたが、入学する集団だけを取るとより「濃い」はずですよね。そこでどんな化学反応が起こるのか、楽しみです。
受験は水ものともいいますが、あれやこれやあって結局、収まるべきところに収まることのほうがずっと多いと思うんです。不幸にして寝込んでしまって受けられず、とか、地域的な状況からごく限られた学校しか選択できないとかは別として。
> 勉強に運動に恋にキラキラ輝いてる息子の様子を
いいですね~(^-^)
我が家の子どもたちはまだ誰も「恋」の気配を見せてないですからね…
いつもご愛読ありがとうございました!!
> まだ下がいる当方としては、
まだ続く中学受験をお楽しみください(^^)
こちらはもうこれで最後です。うれしくもあり、さびしくもあり。
いつも「andanteさんのようなお母さんがいるはなひめちゃんは幸せだなー。きっと、絶対、合格間違いない!」と思っていました。
こちらも本日最後の、そして本人が熱望していた学校の発表があり、無事合格をいただきました。
昨日はチャレンジ校が残念な結果に終わり、親子共々どよーんとしただけに、本当に嬉しかったです。
呼ばれている感覚、よくわかります!
まさに熱望校がそうでした。
チャレンジ校は、なんか違うかも?!と思いながら、塾の先生方にお勧めされたので挑んだ感じでした。
単に実力が足りなかったのでしょうが、でもやはり熱望校の方が居心地がいいというか、色々なご縁を感じたというか。
andanteさんのこのブログに出会えたお陰で、色々試行錯誤しながらも長男と向き合って走り抜けられました。
ありがとうございました!
現3年生の次男はどうするか、今はまだ迷い中ですが、一人で抱えきれなくなったらまた参考にさせていただきますね。
コメントが錯綜していて見逃していました。申し訳ありません_o_
熱望校合格おめでとうございます!!
塾のお勧めも、プロの目から見てなんらかの根拠があることが多いのでしょうけど(あるいは単に実績づくりの場合もあるかもだけど)、それよりやっぱり
> 居心地がいいというか、色々なご縁を感じたというか。
ココ大事ですよね。
ご愛読ありがとうございました(^^)