片付けのできない子は中学受験に向かない?   

先日、「国語苦手男子の霧が晴れるとき」の中で、高濱正伸氏(はなまる学習会)が言ってた、中学受験向きの子かどうかを見極めるポイントというのを引き合いに出しました。

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それは、「他者性」が育っているかどうか。精神的な発達が早いタイプのほうが、中学受験に向いてるってわけで、まぁそれには特に異議なしですけど、じゃあこの、小学生のうちに他者性が育ってる「できるくん」をうちの子にしましょうかしら、ってわけにもいきませんので、うちにいるのはあるがままの我が子なんですよね。

で、その子にはその子なりの中学受験ってのもあるんじゃないかと思う(そして、そうした)わけですけど。

「他者性」のほかに、高橋氏が言ったポイントで、「片付けができる子」というのがありました。机の周りとかを自分で整理整頓できて、学校へ行く支度、塾へ行く支度、何事もソツなく揃えられて、という資質が小学生のうちから…三年四年にはまだでも、五年六年となったときに整っているかどうか。

これができる子であれば、親がやたら干渉しなくても中学受験できる。自学自習とまではいわないけれど、たとえば塾の助けはばっちり借りるとして、それで充分というような。

これについてはもう、そういう子の中学受験なら、適時の受験生活というか、問題なく行けるだろうけれども、そもそもそういう子だったら、公立中に行ってもそれなりに勉強して提出物も出して内申もとるだろうから、逆にいえば高校受験でも問題ない子なのでは。

なんとなく、個人的な感触からいえば、片づけができる子かどうかって、中学受験のほうに(高校受験より)向いてるかどうかに関係がないような気がするんだけれども。

と、思っていたところ、こんなんありました:
「人気講師が教える理系脳のつくり方」(村上綾一、文春新書)

この中の、「子どもの持ち味を消さないように」の項で、(1)コツコツ努力するのをいやがる子 (2)面倒くさがりな子 (3)身の回りが雑然としている子 (4)ノートの取り方が雑然としている子 について、それに対していわゆる「しつけ」として親がガミガミいわないほうがいい、これらはいずれも理系に優れた素質の発露である場合があるから、というような話が出てきます。

この(1)~(4)まで、といえばもう。よしぞうとまたろうですね、特によしぞう。よしぞうはこの(1)~(4)にくまなく当てはまり、それでがっつり理系で、中学受験向き。

(3)については「「身の回りが片付いている子は、頭の中も整理されているから勉強ができる。雑然としている子は勉強ができない」と親は思っていますが、実際には逆のことも多いのです。(略)「服をしまいなさい」と子どもに言ったとき、「明日の朝着替えるとき、そばに置いておくほうが楽だから」と出しっぱなしにしても認めてあげてください。それは子どもなりに合理性を考えた工夫で、理系センスを養うことに繋がっていくはずです。」と書かれています。

いや、生活のうえで、しつけとして服をしまわせることをやめる必要はないと思う。それはそれ、これはこれというか、快適生活を追究しつつ、子どもの素質を伸ばす、生活の工夫(すりあわせ)が大人の知恵ってもんじゃないのか? とも思うんですがまぁそれはそれとして、片付けられない子で算数がやたらできる子がいるのは事実です。

別に、高橋氏のいうこと、村上氏のいうこと、どっちがより正しいとかそんなことを言いたいのではなくて。結局のところ、いろんなタイプの子がいて、このタイプでなければ中学受験できないとかそんなことはない。本人のタイプ、親の価値観、経済力、地域性、いろいろ含めて総合的に、中学受験しやすい/しやすくないというのがあって、連続的につながっているものだと思うんですよ。

それで、中学受験のほうにしよう、ってなった場合には、その子に合ったやり方で中学受験すればいいし。片付けできる子にはできる子の、できない子にはできない子の、それぞれちゃんと幸せになれる中学受験。

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by an-dan-te | 2012-11-29 13:24 | 中学受験 | Comments(8)

Commented by milktea at 2012-11-29 14:43 x
私と上娘が(2)(3)、下娘が(1)-(3)にばっちりあてはまるのですが、誰一人算数がやたらできるではないっていうのが難点。理系脳に憧れてるんですけどねぇ。

ノートはそれなりにふつうっぽいからかな?
#ということにしておこう...
ただ、ある1回のノートとしてみるとふつうなのですが、翌日にその続きをとるということができず(忘れるとか、ページをいくつも飛ばしちゃうとか、ほかの科目のノートにとっちゃうとか...)雑然になってる気がします。>うちの子たち

片付けできない子の受験、よしぞう氏にぜひ伝授していただきたく。
Commented by AVARON at 2012-11-29 15:23 x
Mクラスや他塾のハイレベルクラス在籍の理数系得意児は、かなりの確率で(1)~(4)のいずれか(または全項目)当てはまると思います(もちろん例外もありますが、実感として)。
で、親御さんはそれを嘆いてることも結構あるのだけど、私はぶっちゃけ「大人から見たキチン感と勉強適性は、反比例することが多い」と思ってるので、まあ恵まれてること(笑)と思ってます。

Nの合格力チェックシートなるものを見ると、あたかも「生活面での自立の出来ている子は成績も伸びる」的に作られていますが・・・
上記の反比例理論!?により、私の実感とは違いますね。
自分自身の子供の頃をふりかえっても我が子を見ても、周りの子達見ても生活面と勉強面は必ずしもリンクしていないというか。
ウチの子は幼稚園の時から朝1人で起きてたし、忘れ物もしないし、私の期日管理までしてくれます。「PTAのアンケート、明日提出期限だよ~」って。
あのシート、娘は満点近くでしたが、だからって合格力が高いとも思えず(爆)
生活力は高いですけどね。
Commented by AVARON at 2012-11-29 15:37 x
私は(1)~(3)に該当し、いまだに片付けられませんが、デスクや部屋が散らかってることでお客様の書類や貴重品を紛失したこともないので、別に不自由はしてないです(苦笑)
でも、高濱氏のおっしゃることは「中受適性と完全リンクするかは別として、社会人として(一般的には)必要な資質」と思うので、納得できます。「メシの食える大人にする」というコンセプトもいいですし。
Commented by くるみ at 2012-11-29 20:23 x
息子は(1)~(4)全てに当てはまります!
>これらはいずれも理系に優れた素質の発露である場合がある

何となくわかります。息子を見てると。
どれだけめんどくさがりなんでしょう。呆れるくらいです。
漢字、単語を書いて覚えているのを見たことがないし、ノートは汚いし、すぐ暗算でやりたがるし、途中式と言われても、どう書いていいかわからないんじゃないでしょうか。そんな感じに見えます。
漢字は配点が低いから一生懸命覚えるのがムダとか言ったり(-_-;;

片付けられないと言うより、片付ける気がない感じ。片付けてまた出すのが嫌なんでしょうね。
塾のプリント類は床にバーっと置いていて、そこから必要なものを持っていってます。洋服も・・。

こういうタイプって、親がガミガミ言ってもわが道を行くので、理系センスの妨げにはならないかと。
でも、理数だけできてもねぇ。語彙力、文章力が><
Commented by くるみ at 2012-11-29 20:25 x
↑中学受験に向くかどうかの話でしたね。
向かないと思っていましたが、やってみたかったような気もしますね^^
Commented by an-dan-te at 2012-11-30 19:28
milkteaさん、
> 翌日にその続きをとるということができず
あぁこれわかる…
ノート忘れたとか、そんなことからすかさず挫折(-_-;;

> 片付けできない子の受験、よしぞう氏にぜひ伝授していただきたく。
よしぞうはただ資質的によしぞうであるというだけで、参考になるようなノウハウってないんじゃないかな~??
Commented by an-dan-te at 2012-11-30 19:31
AVARONさん、
よくいるよねそういうタイプ。
稀に、きちんともしてて勉強もできる子もいるらしいけど…
縁がないもんであんまり知らない(^^;;

> 私の実感とは違いますね。
私もそう思いますけど。
でも、生活上の必要を考えれば、そりゃそちらの方向をめざすことに異存のあろうはずがございません。
Commented by an-dan-te at 2012-11-30 20:06
くるみさん、
面倒くさがるっていうのはひとつキーポイントみたいですね。労を惜しむためなら労をいとわないというか(^^;;
それが発想の源なのかもね。

> こういうタイプって、親がガミガミ言ってもわが道を行くので、理系センスの妨げにはならないかと。
あぁ…確かに…
ガミガミいったくらいでスポイルできないような。

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