勉強意欲の源は、チャレンジ校とは限らない   

なかなか届かない熱望校があることで、必死に勉強する、というのも強烈なモチベーションとなりますが…

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勉強の意欲は、チャレンジ校からしか生まれないわけでは、もちろんありません。

こじろうのダレ方についていえば、うまくチャレンジ校でひっぱれなかったからという面があることはあると思いますが…でも、本人もとにかく第一志望校に合格したいという強い思いはあったので、最低限のことはやっていました。合格ということだけでいえば、もともと無理でない志望校なので、「問題」はないと思います。

でも、中学の学習へとつながる意欲ということではどうでしょうか。こじろうは、熱望校合格で気持ちは盛り上がりましたし、部活中心に楽しい中学校生活へとスムーズにつながりましたけど、勉強する気はあんまりないようでしたね。

もっとも、チャレンジ校に向かってものすごい努力をした場合も、ようやく合格を勝ち取って、それから中一のときの学習意欲がどうなってるかはなんともいえませんが…

ところで、今回の受験も、チャレンジ校のない受験となりましたが、今のはなひめと、当時のこじろうはけっこう雰囲気が違います。

先日の個人面談のときにいわれたのですが、今のはなひめは「ちょうど、いい感じ」。つまり、焦ってもいないし、落ち込んでもいないし、慢心してもいないし、疲れてもいないし、それでいて授業・勉強への集中度、やる気が以前よりじわっと向上している感じ。安定している。
#安定しているのは、気分であって、成績じゃないんですけどね

家でも、勉強しているときに横道に逸れにくくなったし、持続時間が増えたし、親がいないときも課題をやってあるようになったし、バトルが激減したし、ともかく全体に勉強を進めやすくなりました。自分のどの部分が不十分かを考えたり、それをどう補うかを考えたりする部分も、親に全面頼りきりでなく、自分の考えで進めたり、母に相談したりするようになりました。あくまで、以前の本人との比較ですが。よそ様との比較ではなくて。

それが、どうしてなのかについて、確かなことはいえませんが(たぶん、本人にだってはっきりとはわからないでしょう)、ひとつ思い当たる違いとしては、勉強自体がおもしろくなってきたことです。

はなひめは、理解が早いほうではなく、しかも、納得しないまま次に行けないタイプですから、新しいことがどんどん出てくる五年生はほんとうに大変でした(親も)。特に、算数や理科で新しい単元が出てくるたびに、説明したりバトルしたり演習したりまた戻ったり、そりゃあもう大変でした。どんどん難しくなっていったらどうなっちゃうんだろうという不安もありましたし。

それが、ひととおりすべてのことを見通すことができるようになって、もう伏兵が出てくる心配はなく、いわば「中学受験範囲の庭」で迷子にならずにあちこち自由に歩きまわれるようになった状態。これまで歩いたことのある場所を、ちょっとゆとりを持ってもう一度通ってみると、こんなきれいな花が咲いていたとか、仰ぎ見ると空と木々がマッチしていい具合だとか。

あそこに生えていたあれと、ここに生えていたこれは、実はとても似た種類だったとか。つながったり、まとめられたり、あるいは別の見方ができたり、これまで気がつかなかったことにあらためて気づく、つながる楽しさ。優れた過去問を解けば、最近ようやく見えてきた「何か」がまさに、志望校に入るための資質として求められている理解のかたちであることがわかったりするわけです。

おおよそ、勉強のようなことは、楽しむのにコツやスキルが必要です。テレビや漫画を楽しむより、なんとなく敷居が高いのです(*)。そのうえ、楽しみといっても地味です(^^;; だから、勉強をあまりしないでいると、どんどん勉強というものはおっくうに、つまらなくなってしまうのですが、逆に、慣れれば慣れるほど楽しみ方がわかるようになります。小学校高学年は、そのほんの入り口でしょうか?

中学受験という目標をたて、その必要に迫られて勉強するうちに、勉強そのもののおもしろさが見えてきた。となれば、勉強そのものが勉強意欲の源であって、それは、スムーズに中学入学以降へつながっていく可能性を持つと思うのです。

今は、「中学受験範囲の庭」の探検を続けることで、第一志望校合格をより確かなものにしたい、それも単に合格するだけではなくて、充分探検しつくして「ここはもう大丈夫。さぁ次へいこう!!」と思えるようになりたいと、それが勉強のモチベーションだと思います。(本人がそう意識しているわけではありませんが…)

こじろうのときは、辺りを見回す余裕もなかったことが、ちょっと残念です。(やっぱりダブル受験は…(-_-;;)

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(*)だから、勉強がやや楽しくなってもやっぱり、お友だちとは遊ぶし、ゲームもするわけですが。
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by an-dan-te | 2012-11-21 13:18 | 中学受験 | Comments(4)

Commented by みやこ at 2012-11-21 16:41 x
こんにちは。お久しぶりです。
「中学受験範囲の庭」っていい表現ですね。
ほんとうに、予習シリーズでいえば、4年上下、5年上下、6年上下の6冊しかない範囲なのに、どうしてこんなに連日塾に通ったり、覚えられないのかって思ってました。兄弟2人とも、そのお庭の中で散歩したりする余裕は最後までなかったなー。

今度娘が4年生で、じみーに塾通っています。かなり気が抜けています(親が)。


Commented by ocarina at 2012-11-21 21:54 x
「勉強が楽しい」まで行けば、もうあまり心配することはない(あとは自分の好きな勉強だけに偏らないように声かけるくらい?)ですよね!
それにしても、はなひめちゃん、ちょうどいい時期に、良~い感じに中学受験生らしくなってますね!

うち娘は「勉強が楽しい」までは行きませんでした(涙)が、受験勉強を通じて、「やればやっただけの/やらなければやらなかっただけの結果になる」という実感は得られたようです。
(でも現在も、自主学習は好きな科目に偏ってしまう…というのが悩みの種です…(>_<) )
Commented by an-dan-te at 2012-11-22 13:17
みやこさん、
お久しぶりです。
> 6冊しかない範囲
そういわれてみれば、そうですよね~
なんであんなに混乱しちゃうのかしらね。

四年生は、じみーでいいんじゃないですか?
今から気を張ってたら疲れちゃいますよ。
Commented by an-dan-te at 2012-11-22 13:20
ocarinaさん、
はっきりいって、こんなに「ちょうどよく」いくとは思っていませんでした(^^;;
はなひめの変化には、学校の担任の先生の寄与も大きいみたいです。

> 「やればやっただけの/やらなければやらなかっただけの結果になる」
ソコだいじなところですね。こじろうもそんなところだったかな。

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