白馬に乗った王子様が現れるのではない   

志望校を決めるために、あちこちの学校を回っていると、「あっちはここがいい、こっちはここがいい、どこも気に入っちゃって困っちゃう~」という人と、「あっちはここがダメ、こっちはここがダメ、どこも気に入らなくて困っちゃう~」という人、両方のタイプがいると思います。

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どっちのタイプも、お気持ちはとってもよくわかります。だって、よいところばっかりの学校というのもないし、悪いところばっかりという学校もないものでしょ。

近くて、緑がきれいで、校庭が広々していて、○○部があって(その部は強すぎず弱すぎず)、できれば給食があって、もちろんわが子が入れそうな難易度で、大学合格実績はよくて、でもみんなのびのびゆったりしてて、宗教がなくて、でもポリシーがしっかりしてて、女子校で、制服がかわいくて…とか(笑)

ただ条件を羅列したってしかたありません。だいたい、思いつく限りの条件をすべて満たす学校なんてないものだし、条件がそろっているからって幸せになれるってもんじゃありません。結婚するときだってそうじゃありませんでした?(^^)

子どもに勉強させておきさえすれば、白馬に乗った王子様(=理想の私立中)が現れて、お城へ連れて行ってくれる(=幸せな未来)、そんなことはありません。

およそ、子どもと進学先の関係というのは、結婚に喩えてもいいし、あと、「先生はえらい」の話のときに書いたみたいに、師弟関係や友人関係に喩えてもいいかもしれませんね。

相性というのは絶対あります。あるんですけど、「ぴったりくる何か」があって、惚れることができれば、あとはいろいろ欠点があってもかまわない。「ハンサムがいいの」などと、当初は一番だいじだと思っていた条件が満たされていなかったとしても、実際に学校生活を過ごす上では、案外そんなことどうでもよくなっちゃうかも。

いったん「チャネル」が成立すれば…学校の場合でいえば、この学校でよかったーと思える好きな部分があって、日々の生活が生き生きしていて、基本的に楽しく通えるってことでしょうか…友人との関係も良好になりやすく、学習も成立しやすく、その他もろもろ、学校からどっぷり「人生」の基礎を学び取ることができます。

あんまり、ここがダメあそこがダメと、あら捜しするマインドが先に立ったら、チャネルは成立しないでしょう。

あるいは逆に、惚れこみすぎて、盛り上がりすぎて、「これは白馬の王子様だ」と思って入学したら、そのあと何か気に入らない点を見つけて、一気に幻滅なんてことになれば、これまたチャネルは成立しないでしょう。

それならば、そういう「チャネル」が成立するような相性のいい学校を高い確率で選ぶにはどうしたらいいか?? というと、それがやはり、学校のデータを確認し、実際に何度かその学校に足を運び、公式ポリシーを聞き、空気を感じ取ってみるということなのだと思います。「この人とならやれる」と直感し、決断するに至るかどうかの判断のツボ、線引きってのは人それぞれでしょうけど、それがまぁ結局のところその人の実力です。

ここでどのくらい「鼻」が利くかは人によって違うと思います。実は、鼻がよくなくても、問題ない場合もあります。それは、鼻が利かなくていまいちの相性のところに進学してしまっても、うまく「惚れる」力や人間関係力、あるいはいい意味での鈍感力が親子ともに高い場合、そこでちゃんと「チャネル」成立に導くことができるってことです。これもまた、人生における(親と子の)実力です。

一つ目の実力と、二つ目の実力のどっちが大事かといえば、そりゃもちろん後者です。バランスが取れているにこしたことはありませんが、最終的に幸福の決め手になるのは後者です。究極的には、後者にとても優れていれば、ぶっちゃけ公立中に行ってもうまくやれるってことになります。

うちは、なんとなくどちらの実力も「そこそこ」程度かな? ちょうど、私立向きかと思います。

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by an-dan-te | 2012-07-06 13:15 | 中学受験 | Comments(6)

Commented by AVARON at 2012-07-06 15:32 x
あまり出没するのもどうかと思いましたが、「あら捜しするマインド」に反応して。
あら捜し、文句つけなら私に任せて(笑)って位の人間ですが、私の場合、あらが見えても文句つけながらでも、どんな場所でもやっていける自信はあります(なんだそりゃ)。
文句も言わず従順にするのも嫌いなんで文句言いつつ、何とかする(職場とかPTAとかね)。

対して娘は「自分に合った環境・人などを選ぶ鼻」はすごく効くタイプに見えます。
少なくとも私より「省エネタイプ」かも。
なので志望校選びは基本娘の直感を重視です。
通うのは本人だから、という意味もありますが、私と娘は
「これはナシだろう」部分は一致しても「これはいいね!」という部分が結構ずれるんです(^^;
あとは本人の気に入った学校に入れる学力が間に合うかどうか、これが最大の問題・・・
Commented by ocarina at 2012-07-06 19:58 x
子どもが6年生になってしまうと、そんな余裕はナッシング!だとは思いますが、5年生以下であれば、
受けるかもしれない(受けさせてもいい)と思う学校には、是非複数回足を運ぶことをお勧めします。

一度目に「むむっ(イマイチ?!)」と思った学校でも、2度3度と訪れるたびに好印象に変わったり、
逆に、最初(それが説明会でも文化祭でも)すごく良い!と思った学校が、何度か足を運ぶにつれ「えー、そうなの?!(ちょっと違う、かも…)」と思うことがある(実際あった)からです。

ウチの娘が受けた学校は(1月のお試し以外)すべて親が3回以上訪問して親としては「まず大丈夫」と思った学校ばかりでした(子ども自身は1回しか行ってない学校もアリ)。
合格をいただいたどの学校に通っていても「たぶん大丈夫だっただろう」と振り返って思います。
Commented by an-dan-te at 2012-07-06 22:46
AVARONさん、
ふふふ、私も職業柄、あら捜しは極端に得意なんですけど。自分の母校でも、気に入らないところを言うならすぐ50個とか100個とかあるし、こじろうの学校だって5個や10個はありますよ。でも、細かいことだし「大勢」に影響ない。ちなみに、数字のケタが違うのは、当事者かどうかの違いによるものだと思います(^^;;

> 「これはナシだろう」部分は一致しても「これはいいね!」という部分が結構ずれるんです
あぁそれはあるかもしれないですね…
Commented by an-dan-te at 2012-07-06 22:49
ocarinaさん、
すでに第一志望~第三志望ははなひめ連れて複数回行ってるので、あとは今年私が説明会を回ればいちおうOKです。ただお楽しみのために第一志望校の文化祭は行くかな。

たぶんそのうちのどこでも楽しい六年間が待ってると思うけど。今後検討する一月校や午後校はまだなんとも…

> 何度か足を運ぶにつれ「えー、そうなの?!(ちょっと違う、かも…)」と思うことがあ
それはありますね。ってか、ありました(^^;;
Commented by みかん at 2012-07-08 16:58 x
私も、今のところ「どこも気に入って困っちゃう」派です。説明会を聞く限りではどこも理想の教育に思えて・・・・(笑)。でも、複数回通うと、「ちょっと違うかも」も見えてくるんですね。

うちの娘は「どこに行ってもやって行けるわ!」というタイプではないので、ぜひ複数回行かねば、です。
6年間、充実した学校生活を送って欲しいものですが、結局は、本人が「私の学校はここ」と思い定めて迷いなく進むことが肝心かもしれませんね。

ちなみに、娘本人はステキな校舎を見れば「私、ここがいい!」、楽しそうな下校風景を見れば「ここ受ける!」と盛り上がる、まだまだ単純な5年女子です。

が、やはり「宗教はどうしてもイヤ」と言い張っていて、それはもちろん娘の食わず嫌い的な思い込みなのですが、どうしても嫌というところを候補にしてもモチベーション上がらないでしょうから、今のところ仕方ないかな、と思ってます。

私自身は宗教がらみは幼稚園だけですが、讃美歌を歌ったこととか、生誕劇をしたこととか、ホンワカ楽しい思い出があって抵抗は全くないんですけどね~。
Commented by an-dan-te at 2012-07-09 07:43
みかんさん、
いろんな場面で見ると、わかることもありますよね。
>ちなみに、娘本人はステキな校舎を見れば「私、ここがいい!」、
>楽しそうな下校風景を見れば「ここ受ける!」と盛り上がる、まだまだ単純な5年女子です。
まぁ男子なんてたいてい六年になっても単純ですけど(笑)本人の直感の部分も大切だし、それから、親が補う視点…本人の六年後十年後を想像するという…もやはり欠かすことはできません。

それらをひっくるめて、最終的には本人が、
> 本人が「私の学校はここ」と思い定めて迷いなく進むこと
にゴールできるようにもっていきたいと思います。

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