ハイギョ、シーラカンス…魚類の定義って!?   

昨日の夜、はなひめから「魚類の定義って何?」と聞かれ不意を付かれた私。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←調べててびっくりしたらついオヤジギャグ(「ギョギョ!!」)が出ちゃったよ

定義ですか?? 特徴じゃなくて??

はなひめはそのとき、読売子ども新聞を読んでいて、その中に「ハイギョ」が出てきたのだ。これは「なんでそんなところに!? 極限に暮らす生き物」というページ(*)で、ハイギョの紹介文は「エラではなく肺で呼吸をするため、水がない場所でも生きられる。乾期に水が干上がると地中にもぐって、まゆを作り空気を取り入れながら休眠状態で過ごす。そして次の雨期になり、水がたまってくると泳ぎ始めるのだ!!」とある(太字はアンダンテによる)。

少なくとも日能研のテキストとかでは、「魚」といったら「背骨がある動物で、水中に住み、エラ呼吸する変温動物、卵を産んで増える」とか習ったわけだけど(これは定義というより特徴)、肺呼吸でも「魚」のグループなの?? と混乱したんだね。「ハイギョ」というくらいだから、魚のつもりのネーミングだろうし。いちおう。

でも両生類かといわれると、カエル系だったら少なくとも「足」がなくちゃね。ハイギョの外見は、どうみても両生類よりは魚系だ。足じゃなくてヒレに見える(このヒレを使って歩けるらしいが)。

それで、どういう条件を満たすと「魚」なの?? (←定義)

母も混乱してきたのでいろいろググッてみる。すると、ウィキペディアで「ハイギョ」の一行目には
「ハイギョ(肺魚)は、肺や内鼻孔などの両生類的な特徴を持つ魚で、肉鰭綱・肺魚亜綱に属する。」とある。
…いちおう「魚」と表現されていますが…

息継ぎに出て来れないと、水中だけでは息ができなくて死んじゃう!! とかなにそれ。そんな奴、魚として認めん~

「肉鰭綱」って何。読めません…はぁ、「にくきこう」ですか。つまり、一般的にさっと思い浮かぶような魚(サケ、タラ、サバ、サンマとかうまそうなやつ)とは「綱」のレベルからすでに違うのね。それで、日常語レベルで言う「魚類」みたいな分類は、現在の正式な分類としては存在しないらしい。

それで、だいぶあちこちのページをポチポチしていたんだけど、途中でフト気づいた。

私がハイギョの話を聞いてなんか腑に落ちない感じがしたのは、進化の順番として「魚類→両生類」みたいなイメージがあって、魚類と両生類の間くらいの特徴のあるものは、その途中に位置するような気がしたからだ。実際には話が逆で、ハイギョ・シーラカンスとかのほうが古い形で、そんなカンジのものから、魚類も、両生類も出てきたわけね。

そこまで気づいてから、はなひめにも、「シーラカンス」「ハイギョ」は魚類より進んだやつ、ってわけじゃなくて、魚類と両生類の共通するご先祖に近いと思えばいいんだよ(**)、だから「生きた化石」なの。といったらちょっとすっきりした顔をしていた。

それにしても、いろいろ探していくと、興味深い話がいっぱい出てくる。
シーラカンスは卵胎生で、卵のでかさが破格!! 直径10センチ(o_o;; さらに、生まれてくるときの幼魚はすでに体長30cm!! とかいう話とか…

シーラカンスのうきぶくろに詰まっているのは、空気じゃなくてあぶら!! とか…

「紀元前4世紀には、すでにアリストテレスが軟骨魚類が卵胎生であること等に注目して、他の魚類と別に分類している」とか…
すげー、アリストテレスってどんだけ天才なんだよ。っつか、何屋さん?? 哲学の人じゃないの??

いやぜんぜんそんなの中学受験には出ないけど。きっかけが中学受験で、親子で勉強したり、調べてみたりしたら、おもしろい。というのが、「親子で楽しむ中学受験」の基本だよね。それで、くだんの記事に話を戻すと…(以下後日記事へ)

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(*)このページの、「クマムシ」と「チチカカミズガエル」の写真は超~キモチワルイ…
(**)「シーラカンス」と「ハイギョ」はかなり近い生き物。個人的には「シーラカンス」までは魚っぽくて、「ハイギョ」はむしろ両生類っぽいような気がするけど。さらに「原型(魚類と両生類の共通祖先)」に近いのがポリプテルスで、おうちで飼える!! らしいよ。「ポリプテルス」と「ハイギョ」は息継ぎできないと死んじゃうのに、「シーラカンス」は深海でいいんだ。なんか、わけわからん。
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by an-dan-te | 2012-06-01 12:53 | 中学受験 | Comments(4)

Commented by 21vertex at 2012-06-01 15:23 x
アンダンテさん、アリストテレスが古代ギリシャ最大の科学者なのをご存じない?このころは自然哲学と言って科学と哲学はごっちゃでしたが。

アリストテレスはもちろん天動説論者。地球が宇宙の中心で、内側から月、太陽、金星、水星、火星、木星、土星があると考えた人。今と距離感が違うけど。

デモクリトスの原子論に対して、原子はつぶつぶ故、原子と原子の間は何もない真空。「自然は真空を嫌う」と言って原子論に強く反対した人ですが、後にトリチェリの真空で、真空の存在は肯定されます。

また、微生物くらいの下等な生物は空気から湧いて出るという自然発生説を唱えましたが、パスツールのスワンネックの実験によりこれも否定。

近代科学はアリストテレスが哲学的に夢想した世界観・自然科学観を否定することで確立していったのです。
Commented by an-dan-te at 2012-06-01 17:58
21vertexさん、
あらまぁ。マルチタレントな人なんですね。
哲学と世界観(宇宙観)とか、ほとんどいっしょな気がしますね、確かに。でも、生物の分類とかってかなり違う話のような気がしていました。でも世界をどう見るかということでもあるのかも。

> 微生物くらいの下等な生物は空気から湧いて出るという自然発生説
大ハズシもしているんですね(^^)
Commented by まる at 2012-06-01 21:13 x
魚に全然詳しくないのですが、魚類には不思議なことがたくさんあり、解明されていないことが多いらしいです。
Commented by an-dan-te at 2012-06-03 08:32
まるさん、
そうですね~
なんか、検索しながらいろいろ読んでいたら、止まらなくなってしまいました。

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