中学受験と高校受験、どちらがいいかと思っていたころ   

またろうとこじろうが受験をする前、私は、「中学受験と高校受験、どちらがいいだろうか?(向いている子だろうか?)」という考え方をしていたと思う。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←中学受験と高校受験、人により比較の基準はさまざま

つまり、中学に入るときか、高校に入るときか、いずれかでは「入試」というものを経験する(たぶん)。そして、そのどちらのほうがその子にとって成果を出しやすいタイミング(あるいは状況)だろうか、ということだ。

「成果」というのは漠然としているけれど、ミもフタもない言い方をするなら、より「上(偏差値的序列の中で)」ということ。もちろん偏差値的序列といっても、中学受験の偏差値表と高校受験の偏差値表を直接比べることはできないが、便宜上、中学校でも高校でも募集をする学校(の数々)がどんなふうに載っているかとか、あるいは高校で募集しない学校と中学で募集しない学校であっても、大学進学実績で比べるとか、いくつか手がかりがあるので大まかな比較はできる。

この考え方は結局のところ、「どちらのコースがよい大学に行きやすいだろうか?」と考えることに似ている。

問題立てとしてはわりと明快だが、なにぶん、将来のこととて予想は立てづらい。この子が将来どんなふうに伸びるかなんてねぇ…

それでも、我が家の場合は、とにかくキャラが極端に違うため、早いうちから処理速度と注意力を持っているこじろうは中学受験向き、注意力というものがまったくなく(^^;; でもほんとうは論理的思考能力があるようにみえるまたろうは高校受験向きであろう、という判断については疑問を差し挟む余地があんまりなかった。

ほんとは、「どちらのコースがよい大学に行きやすいだろうか?」ということのほかに、「公立中という『場』に向いているか?」という観点もあったのだが、そりゃもう、二人とも向いてないだろうとは思っていた。先生の言うことをきちんと聞いて守り、提出物はきちんと出して内申が稼げるかとかそういうことだけでなく、むしろヨコのつながり。場の雰囲気に乗っていけるかということが重要。ただ、向いてないとは思っていたけど、またろうが中学受験に向かないことといったら、そりゃお話にならないくらい向かないというか、ぶっちゃけ「不可能」なんだからしかたがない。

その後、実際に受験を終えてみて、「向き不向き」の判断に間違いはなかったと確信した。

そして、もろもろの判断基準に照らして、はなひめの「向き不向き」に関しては、またろう・こじろうほどはっきりしたものがないので、まぁどちらもアリかなと思った。

しかしその後…

こじろうの学年が進み、学校の居心地や、こじろうの成長や、ほかの子たちの様子、もろもろを見るにつけ、「どちらのコースがよい大学に行きやすいだろうか?」ということを基準として、はなひめのコースを決める気はすっかり失せてしまった。

私は公立中と私立中の両方に通うという、わりと稀な体験をしたので、公立中、私立中の比較についてはいろいろと思うところがあるのだが、それはほんとに狭い一個人の体験だし、なにしろ古い話なので、それを前面に出して子どものコースを決めるつもりはなかった。

ところが、またろうとこじろうの中学生生活をつぶさに見るにつけ、「なんだ、21世紀もこうなんだ」ということを感じるようになった。それと、現在は昔と違って、多方面の知人ができてその体験を聞くこともできるし、本やネットでいろんな話を見聞きすることも容易にできる。

そうこうするうち、気がついたらいつの間にか、はなひめはどちらもアリだろうなどという気はすっかり失せて、とにかく私立のどこか似合うところに入れようというつもりになっている。この心境の変化…いわば、私にとっての「私学の価値」について、後日まとめてみようと思う。

にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←こちらも参加しています。
[PR]

by an-dan-te | 2012-05-07 07:46 | 中学受験 | Comments(18)

Commented by なりんこ at 2012-05-07 09:12 x
アンダンテさんの「私学の価値」興味あります~。
私にとって私学の価値というのは、その子がのびる環境で生活だきる。ということにつきます。
前提として、そういう学校を見つけることが出来、入学しないといけないのですが(笑)
だったら何故、小学校は公立にいかせてしまったのだろうーと最近、ふと思うのであります。
Commented by はーちん at 2012-05-07 10:31 x
こんにちは。 初めてコメントさせて頂きます。
長男・次男が、おそらく公立中、私立中、と別々に進むことになるだろうと思っているので、すごく興味深く読ませて頂きました!!
地元の公立中学校の悪いうわさも聞いたりはしますが、長男はあきらかに中学受験には向いていないのデス・・・。
2人が別々の学校に行くのもアリだと思っていますが、もちろん不安もあるので、本当にこの記事の内容に感動です!!
これからも楽しみにしています^^
Commented by くるみ at 2012-05-07 11:32 x
アンダンテさんの気持ちの変化、すご~くわかります。私の後悔もそこにありますから。
中学3年間の経験なんですよね~。
悲しいことに、子供は他の中学を知らないから、今の自分が普通と思っている。現状を変えようとはしない・・。
「普通」がもっと違う「普通」であって欲しかったです。
記事、楽しみにしてますね^^
Commented by とんび。 at 2012-05-07 12:51 x
「~向き」とか不毛な妄想に耽ってる(笑)
中学受験(正確にはそれに続く6年中高一貫校進学)をせずに後期中等教育の機会を与えようとするともれなく高校受験がついてくる。受験機会を3年シフトできるから、ぜったい公立、公立万歳以外の親御さんは、その時点での相対的な子どもの学力(偏差値?)で判断してるんじゃないかな。
またろうくん⇒時期尚早、こじろうくん⇒必要十分(笑)
「向き」というのはご家庭の経済的な側面もふまえてある意味親御さん(=自分)を納得させるだめの理由だと思う。
Commented by an-dan-te at 2012-05-07 19:58
なりんこさん、
まさにそう、中学三年間の環境の差は大きいですよね。
我が家の場合、三人を小学校から私立という選択は、金銭的にもない線なので、その分は考えもしませんでした。ま、小学校は近いってことが特に大事だと思うし、そんなに悪くはありませんよ。
Commented by an-dan-te at 2012-05-07 20:24
はーちんさん、
もちろん、子どもがいろいろなのだから、結論がそろわないのは当たり前です。無理してきょうだい同じことをしてやったらそれは実際のところ不平等ですね(^^;;

補足しておきますと、またろう自身は、公立中から高専というコースを辿ったことをまったく後悔はしていませんし、現状に満足するとともに、こういう「ゆるい(?)」コースを認めてくれた親に感謝しているフシがあります。それはそれとして、私としてはちょっとしまったと思う部分もあるのです。
Commented by an-dan-te at 2012-05-07 20:28
くるみさん、
公立中の現状は、普通というかなんというか…
まぁ、幅広い「普通」をごたまぜにしたらこうなりますという感じでしょうか。

うまくやれる子もいるんでしょうけど、私の印象は「消耗する…」です(-_-;;
Commented by an-dan-te at 2012-05-07 20:30
とんび。さん、
子ども三人がこうバラバラだと、不毛な妄想にもふけりたくなるんですよ~

きょうび、経済的側面だって決して無視はできませんよね。そこらへん、無理したって別に子どものためになりませんし。
Commented by アッキー at 2012-05-07 22:12 x
はじめまして。
発達障害のお子さんをお持ちの親御さんは、「公立中という場が向いているか?」という観点から受験を目指す方もわりといらっしゃるようです。
そういう方の「中学受験ブログ」あるようですね。
Commented by きーちゃん at 2012-05-08 01:12 x
ん~。
うちは、夫婦ともに中学から付属の私学、という環境で育ったため、幸か不幸か中学以降の公立の環境は何もわからないんですよね。

私たちは、私学のメリットとデメリットが身に染みていたわけで、そのうえで出した結論は、子どもたちも中学から私学、という結論だったのです。
その決心は小学校入学前からで、小学校は地元公立、ということも決めてはいたので、途中その思いが揺らぐことはなかったのです。
子どもたちは、中学受験をする、というルートに行くよう仕向けていました。

その刷り込みが、きわめてうまくいった事例なんだろう、と思います、我が家は。反抗期前に終わって、ホント、良かった。。
Commented by yoyo at 2012-05-08 05:55 x
ご存知のように うちの上は 小4の算数に てこずるような状態だったので 算数勝負の中学受験よりは 英語を先取りさせて 高校受験にした方が 苦労が少ないだろうと思ったわけですが…。

まだ 大学がどうなるか わからないので 結論は出せないけれど、今の時点では 思惑通りというか 中学受験をするより いい結果が出たとは思います。
でも どうだろ?本当にこれで よかったとまでは 言い切れないです。
理由は いろいろあるから とても書ききれないけど ^^;
本人は これでよかったって 思っているけれど、
中学は 死ぬほどつまらなかったので、一貫校というものに かよってみたかった気もするようです。
Commented at 2012-05-08 08:48 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-05-08 09:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2012-05-08 12:23
アッキーさん、はじめまして。
発達障害がある場合でも、中学受験に向くタイプがいたりしますが、そうでない場合、とてつもなく向いてないわけで、いわゆる難関校にはぜんぜんかすりもしないのですが、それでも環境を選びたいということは当然あると思います。おっとりした、いじめの起きにくい、フォローの手厚いところ。

またろうのときも、「中学受験に向いていない」で止まらないで、よりよい環境を探してみてもよかったかなと思わなくはないんです。今考えればね。でも、私が、初めての子ってこともあって、またろうをつぶさない、等身大受験ができたのかどうか非常に疑わしいですけどね。
Commented by an-dan-te at 2012-05-08 12:25
きーちゃんさん、
そうですね、ご家族そろって中学から私学ということになったのですね。

今度会ったときにでも、「メリット、デメリット」として何を感じていらっしゃるか、聞かせていただけるとうれしいです。

> 反抗期前に終わって、ホント、良かった。。
これはほんとに(^^;;
Commented by an-dan-te at 2012-05-08 12:28
yoyoさん、
確かに、高校受験まで待って正解なケースだと思いますけど(少なくとも、向き不向きってことでいえば)、

> 中学は 死ぬほどつまらなかったので、
ここを、どう考えるかですね。

本人は、別のコースを体験していないので不満はないとして(またろうもそうだけど)、親はいろいろ考えちゃいますね。ま、これから考えてもしょうがないから、いい面だけ見ていけばいいよね(^^)
Commented by an-dan-te at 2012-05-08 12:31
***(012-05-08 08:48)さん、
はは(^^;;
親の向き不向きは、確かにありますね~
うちは「親が中受を経験している」だけはあてはまってるけど、ほかはあてはまりません。ほかに、性格条件「子どものやることなすことにイラっとしない」とかもあるかも!?

親の意向でなく、本人の意向でしかたなく、という中学受験は比較的少ないかもしれませんね。でも、とにもかくにも、やるんだったら、本人の意向があるってのはなによりです。
Commented by an-dan-te at 2012-05-08 12:36
***(2012-05-08 09:16)さん、
それはほんとに、「案外よかった」ケースで幸いですね!! 転勤があると受験はやりにくいですね。

よしぞうは、親の転勤のときに、おばさんのおうちに下宿したりしてやりすごしたらしいですけど。「きちんとした子」ってタイプでもないのに(笑)それはかなり、勇気ある行動だな~という感じがします(^^;;

<< 社会テキスト音読の効果 道長、清少納言、紫式部が生き生... >>