飽きっぽい人のための「続ける技術」
2012年 02月 24日
←もろもろ、読者の皆様のおかげです
私は、そういう人とは正反対で、日記を書こうと思っても三日坊主、新しいノートをおろした瞬間は「こんどこそきれいに書くわ♪」と思っても三ページくらいでぐちゃぐちゃ、なにか趣味にのめりこんでも一時のことで長続きはせず。なにしろ、大学院にいたときに、自分で選んだ研究テーマに一年で「飽きて」、二年目には変えてしまったという、筋金入りの三日坊主体質。
そんなわけで、性質としては非常に「飽きっぽい」のだけれど、気がついたら…たぶん四十近くなったころから?? 続けようと思ったことはきちんと続くようになっている。人の性質はそんなに簡単に変わらないだろうが、自分で自分の調子をとれるようになったというか、これはテクニック(コツ)の問題なんじゃないかと思う。
先日、コメントで「続けること」について書くようにリクエストいただいたので、参考になるかどうかまったくわかりませんが、書いてみます(^^;;
(1) 混ぜる。
まず、飽きっぽいんだから、同じことばっかりやってないほうがいい。違うものを混ぜる。たとえば、会社の仕事も、子育ても、ピアノもバイオリンも、いろいろいっぺんにやる。何をやるにしても、つきつめるとやっぱりストレスに感じたり、プレッシャーに感じたりということはあるものだけれど、ひとつのことをやって受けたストレスは、まったく別のことをやっているといつの間にか解消することが多い。煮詰まったときもヒントになったり。
(2) 記録する。
続けられている、ということが一目でわかるような、記録を作る。レコーディング・ダイエットの要領ですね。はなひめの「計算と一行題」で、月次タイプの手帳で一覧できるような記録を作ったのも同じ考え。振り返って、あーコンスタントにやってるなー続いてるなーってわかるようにしておくことはけっこう効く。給料明細を一個所に束にして取っておいて、もらうたびにそこに追加していくとかも、数年たまると自分で「やーここまで来たな」とか思う。
(3) 手ごたえを得る。
仕事ってのは、ほめられたり、感謝されたり、比較的手ごたえが得やすいものだけれども、子育てとか家事とかだと、もっと手ごたえは微妙~になることが多いもの。でも、意識して極力、自分で自分をほめる。保育園のときは、ちょっといやになっちゃうと連絡帳読み返したりとか。ま、飲み友と語り合うとかでもいいし。
(4) 好きになる。
なんであれ、好きなことのほうが続きやすい。これはあたりまえ。趣味なら、最初から好きではあるんだけども。もっと好きになっていく、深まっていく、という変化があるのも続けるためには大事。
たとえいやいや始めたようなことであっても、小さな発見を取り出して、眺める。ちょっと視点を変えると、おもしろいと思える部分があったりする。そして、材料をせっかく見つけたら、しっかり味わう。だんだん、もっと好きになれるように。
(5) 続けた成果の大きさを実感する。
小さなことでも、コンスタントに積み重ねるとものすごく大きな成果が得られる。そのことが実感できていれば、また次のことも続けてみようという気になる。
…こうやって考えてみると、ブログって、続けるためのパワーアイテムだと思う。
だって、ブログを書こうと思ったら、日々の活動を通して、新たな発見を取り出して、それをつくづく眺めるでしょう(「(4) 好きになる。」)。
そして、それを書き留める(「(2) 記録する。」)。
さらには、コメントをもらえたり、何がしか反応があったりするし(「(3) 手ごたえを得る。」)。
いやすごいね。効果的です。ピアノもバイオリンも、もちろんやりたくて始めたことではあるけど、ブログがあるおかげで、いろんな楽しみ方を発見できているし、困ったときにはアドバイスももらえるし。考えてみれば、中学受験のサポートをするなんてめんどくさいことも、なんで続いているかっていえば、かなりの部分、ブログのおかげだと思う。私の場合は。
そう、そして中学受験の勉強そのものも、子どもにとっては、「こつこつ続けた」→「こんなに進んだ」の成功体験をビッグに得られる貴重なチャンスだよね。そういうふうにまとめたいなぁ…
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by an-dan-te | 2012-02-24 18:46 | 中学受験 | Comments(3)
続けること。わたしにとっては本当に大変なことです。というか気付いたら、生活から立ち消えているのです(笑)
瞬発力は人並み以上だと思っているのですが、続けることに関して全くといっていいほど能力を持ち合わせていず、息子にこの悪しき慣習がうつらないようにと、願っているのですが、そりゃ一緒にくらしていれば、だんだんと同じようになってくるのでしょう、、、泣。
願うだけでは、何もおこりませんからねぇ。
どんなモチベーションがあれば続くのか、少し考えてみたところ「続きが知りたい!」「負けたくない!」←これが私にとっての続けるにあたって大事な要素なのかな~とうっすら思えてきました。
ブログも張り切って作成し、毎日更新していましたが長くは続かず。一回途切れちゃうともうそこには戻りたくないような、戻ってはいけないような気がして。
う~ん、こつこつ毎日「計算と一行」を続けているはなひめちゃんと、続けさせているアンダンテさんに感服です。
私もそろそ不惑をむかえる年ですが、アンダンテさんのようにテクを身につけられるかしら、、、??
ちなみに、4歳からピアノ続けて音高、音大といきましたがピアノは人並み以上にはうまくならず、ピアノを仕事にすることはできませんでした。ピアノが人生で一番長く続いた?ものですね。
もちろん、今もたまに子どもと一緒に楽しんでます。(息子は私の伴奏で歌うだけですが)
とりあえず、このブログに遊びに来ることは続いてますので(笑)
今後も、楽しい話題をまってま~す♪
ありがとうございました~~~
ほら、私はピアノを小三でやめちゃったので、今のホームコンサート仲間(高校生くらいまでばりばり弾いてた人が多い)からは「早過ぎだよ!!」と、つっこまれています(^^;;
大人になって自分から始めたピアノは、それとは別物かな~
あ、ひとつ思うのはですね、私は根がいい加減なので
> 一回途切れちゃうともうそこには戻りたくない
> ような、戻ってはいけないような気がして。
これがないんですよ。途切れたことを気にしないで「しれっ」と戻る。ゆるさが続けるコツかと。