脱ゆとり時代の塾通い   

週五日は塾、とりわけ土曜日は2~7時、日曜日は弁当持って午前・午後、というような塾通いって、「ゆとり」あってのものだとつくづく思う。

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ゆとりというのは、またろう世代くらいから始まって、こじろう世代を経由して今に至る、いわゆる「ゆとりちゃん」時代の学校生活ということ。具体的には、土曜日が休みであるなどで、トータル拘束時間数が少ないこと。

小学校でやらなければいけないことの分量はじわじわと増やされ、各自治体、各学校では、それを消化するために、たとえば平日の時間数を増やし、たとえば土曜日を授業に使い、あるいは長期休みを使って時間を確保する。

小学校のあり方が変わってくれば、ダブルスクールのもう片方を担う「塾」のあり方として、どこいらへんが適切かということだって、当然変わってくるはず。

今は過渡期であるから、小学校の時間数は増え、一方で塾カリキュラムの見直しは行われていない。当然、全体的にじわーっと無理があるわけだが、しかも、数個所の小学校の生徒が集まる塾では、どの学校とも重ならない授業の組み方にも四苦八苦することになる。ある学校では土曜日を使い、ある学校では長期休みを削るとなったら、移動のしようがないものね。

塾のほうからはこの状況に対するソリューションが特に提案されていないのが現状であるから、それぞれの家庭で、小学校と塾と家庭の事情と子どもの状態を考え合わせて、自衛するしかない。

ユリウスに行くというのはそのひとつ…一見、ゆとりを増やすという趣旨からは逆方向のようだけれど、短時間で集中して課題を終わらせるというのが、ゆとりを増やす大きな鍵になるので、現状からいえば我が家にとってはそこが一番のポイントだろうと思ったのだ。

さらに、無理と感じるときは日特を削ろうとか、さらにどうしてもダメとなれば算数の水曜日も休ませてしまおうなどと考えているわけだが、欲を言えば、そうやってバランスの悪いカスタマイズをするより、ほんとだったら塾そのものがもう少し短時間化してくれたらいいなとは思っている。

おそらく今でも塾の先生は、あれも話したいこれもやらせたいと悩みつつ、なんとかかんとか時間におさめている状態だろうから、今より時間が減るとしたらブーイングの嵐なのかもしれないけれど、たとえばひとコマ80分を70分にするとか。あるいは、週に5コマ算数をやっているけどそれを4コマにするとか。ちょっとずつ削ってくれたら、ある部分のみをばっさり個人的に削るよりは助かるなと。

それで、仮定の話だけど、たとえばこじろうのときと比べて、小学校の時間が延びたのとちょうど同じだけ、塾の時間を減らしたとするでしょ。そうすると、

「学校時間短い+塾時間長い」のこじろうの時代と、
「学校時間長い+塾時間短い」のこれからの時代と、
どっちのほうがより学力が伸ばしやすいのだろうか。

もちろん、小学校カリキュラムをどうしていくべきかという議論は、日能研に通う子どもをスタンダードとして考えるものではまったくないから、上記の比較と、学校教育がどうなるべきかという話は直結しない。あくまで、中学受験のために大手塾に通ってる子の都合としての話。

直感的には、「学校時間短い+塾時間長い」のほうが効率よさそうに思うけれど、そこまで単純な話ではない。小学校で行われる教育は、時間の長短だけではなくて、中身や考え方も含めて少しずつ変わっている。指導要領的にも少しずつ見直し・追加が行われているのだろうけど、私の実感としても、こじろうのときと今を比べると、ほんのちょっと、学校教育は充実してきているような気がするのだ。

つまり、学校で習ったことがちゃんと基礎として役立っていて、塾で習う内容を支えてくれている、と感じる場面が増えた。ただし、こういうことは先生個人の技量で左右されることが多いから、一般的にこうとはいえないけれど…

学校が、より多くの時間を使って、より充実した教育をしてくれるなら、それに合わせて、塾のほうはその先を担えばよいはず。今までの「ゆとりちゃん」用カリキュラムから少し変更して、微妙にライトなカリキュラムを組んでもいいということにならないか??

それくらいのことがなければ、追加で学校に吸い込まれた時間が浮かばれない…

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by an-dan-te | 2012-02-20 13:10 | 中学受験 | Comments(8)

Commented by りんご母☆ at 2012-02-20 14:04 x
全く同感です。
塾側には脱ゆとりの流れを敏感に察知して、カリキュラムを早急に見直して欲しいです。
振り回され、しわ寄せがいくのはいつでも子供達ですものね。
今のところ脱ゆとりで学校の授業が充実してきた・・という実感は全くありませんが・・
Commented by asapon at 2012-02-20 15:03 x
“塾はゆとりちゃん用カリキュラム”、私もそう思ってました(息子受験時)。
うちは私立小学校生ってこともあり、学校の拘束時間が半端なく、本当に悩みました。息子の受験は、スケジュール管理に始まりスケジュール管理に終わったと言っても過言じゃありません(;^_^A
バッサリ切るしかない部分もたくさんあり、一番塾を活用したいときに活用できないジレンマが苦しかったです。
けれど、周りを見ると、皆さんよく工夫されてるな、という印象でした。大手塾に丸投げするんじゃなくて、通信や個別をうまく使うとか、週末だけNN行くとか…。
変えられない現状がある以上、取捨選択には親が責任持つしかないんですものね。それがツラい…(´Д`|||)
Commented by ケロの父 at 2012-02-20 15:47 x
悩ましいですね。
うちはケロ兄がゆとりの最後の世代、ケロが脱ゆとりの2世代目ということで、やはり違いは感じます。
学校の変化に合わせて、ケロは兄と比べて塾の開始/終了時間が若干遅くなってるので、どうしても睡眠時間にしわ寄せが来そう。今はまだギリギリしのいでますが、時間帯が変わっても、やらなきゃいけないことは変わってないんだから、しかたがないっちゃしかたがないんですが、健康面は常に不安です。
来年の年始は受験を優先させるので今はとりあえず学校のほうを優先させてとか、ワケのわかんないバランスの取り方してます。あぁ、修学旅行がコワイ(;´_`;)
Commented by うみまる at 2012-02-20 21:01 x
うーむ。塾側の人間としては耳が痛い話です。

私はそうでもありませんが、塾は基本的に小学校の教育に対して不信感を持っています。

したがって、「小学校の学習量が増えたのなら塾は学習量を減らす」というのは当然ではありますが、実際に塾がそれをするかというと……微妙ですね。

現状は親御さんの管理能力に任せている状態ですが、これは正直大変だろうと思います。申し訳ないです。

私がブログを書いている理由は、このような負担を減らすためでもありますが、やはりシステム的な問題は大きいですよね……。
Commented by an-dan-te at 2012-02-21 13:14
りんご母☆さん、
とにかく、全部がきつきつになったら、パンクしてしまうので、学校も脱ゆとり、塾も勉強丸抱えのつもりの長時間ではやれないですよね。
> 今のところ脱ゆとりで学校の授業が充実してきた・・という実感は全くありませんが・・
(^^;;
結局、そこいらへんが大問題よね。
Commented by an-dan-te at 2012-02-21 13:19
asaponさん、
そうですね、私立小だったら、もともと「ゆとりちゃん」ではなくて、充実した教育内容・体勢が売りでしょうから、それに大手塾を組み合わせたらハードですよね。

> 息子の受験は、スケジュール管理に始まりスケジュール
> 管理に終わったと言っても過言じゃありません(;^_^A

うぅっ。お疲れ様です。

もうちょっとライトな日能研がほしい~
Mクラスのままライトだったらいうことないわ(笑)
Commented by an-dan-te at 2012-02-21 13:23
ケロの父さん、
制度が揺れて、揺り戻して、そうやって右往左往するたんびに子どもたちに(先生にも)しわ寄せが来ますよね。

親としては、それこそ、わけのわかんないバランスの取り方でもしておく以外になさそうです(-_-;;
Commented by an-dan-te at 2012-02-21 13:26
うみまるさん、
不信感ですか…まぁ、不信感もたれてもしょうがない状況ではありますよね。うちもたまたま今年「あたり」なだけのような気もしますし。

塾としては、あてにならない学校の教育成果をあてにしてカリキュラム組むわけにもいかないんでしょうけど。

あー、はやくこのダブルスクール状態から脱却したい。

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