中学受験に効く先取り教育はあるのか?   

私が「早いことはいいことだ」的価値観で育てられたとはいっても、それは別に中学受験などの具体的な目標を持ったものではなかった。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←バランスを欠くことをすると、走り続けるのにテクがいる。

ocarinaさんやDOLAさんも同じような感じみたいなので、ひょっとしたらその時代の流行り?? (高度経済成長期的な…) あるいは、私の母の場合に限っていえば、音楽畑の人なので、とりわけ「早い」ことに価値があると感じられたのかもしれないとも思う。音楽の世界(プロを目指す場合)では、「早い」ことがかなりほんとに正しいからね。

漠然と「早く」ても、その先に何があるのか、はっきりしない。スタートが「早い」からといって、「遠く」に到達するかどうかはわからないし、公教育で想定されている流れから外れることによるデメリットはもろにかぶる。身の回りの世界が「本」に偏ることのデメリットは…たぶんこっちのほうがより大きい問題なのだけれど…測りにくい。

そこで、ただ「その子が覚えられる限りとにかく早く、字を覚えさせる」ではなくて、たとえば、中学受験の結果を最大化(ってのも変な表現だけど、ぶっちゃけより難関校に受かるという意味で)するための先取りというものについて考えてみる。

大手塾カリキュラムが四年から六年の三年間を想定して組まれているところを目安にして、まずその手前を二年までに終わらせる。低学年の三年間で想定されているいわゆる狭義の「学校の勉強」であれば、そんなにたいした量じゃないので、一年生と二年生の二年間で三年分をなぞることも、年長からスタートして三年まるごとかけることも、ちょっと気の利いたというか、発達が「早め」(←優れているいないではなくて)の子であれば、そんなに極端な時間をかけなくても、習い事のひとつくらいの位置づけでできるのではないだろうか。

ここでちょっと、教育方針ではなくて「素材」(子どもの性質)について。その程度の、そんなに極端でない先取りをするにしても、素材が不向きだったらどうやってもできない。またろうだったらありえないし、こじろうもダメ、ありうるとしたらはなひめだけかな?? それにしてもあんまり向いてるとはいえないと思う。

不向きな子に「先取り」をつっこもうとしても入らない(^^;; なにか子ども自身の成長がその段階に達しないと、大汗かいたあげく親子関係が悪くなったあげく(爆)得るところはほとんどない。それで、数年たって機が熟してから同じことをやってみたらとってもあっけなかったりするわけで、先取りしようと考えるだけばからしい。

私は、私の三人の子どもたちよりは「先取り向き」の器だったらしいけれども、ともかく「先取り向きの器」なのかどうかは到達点の遠さを決めない。「先取り向き」の器の中に、天才が混じっている率は、そうじゃない子の場合より濃いかどうかすらよくわからない。受験秀才程度になる率であれば、多少濃いような気がする。

それでまぁ、ある程度向いてる子に、そうやって一年先取りさせて、一番単純にいえば、大手塾に三年生(正確にいえば二年生の二月)からつっこむ(入れてくれる塾があるのかどうか知りませんけど)。でもそのまま学年進んで六年生のカリキュラムになると、受験本番に向けての流れがどうやっても不自然になってしまうので、五年生を二回やる(^^;;

五年生は、学習内容てんこもりなので、たいていの子がいろいろ不十分なところを抱えたまま六年生になり、必死こいて穴埋めをするんだけど、そこをていねいに二度塗りしたらいいだろうって発想。ただし、その子と周囲の子の関係とか、塾の意向とか考えると、かなり実際には難しそうな気がするけれども。

あるいは、家で全部面倒見ることにして、一年余分にかけて中学受験的カリキュラムをこなす。(お疲れ様です…)

それで、到達点は高くなるのか??
私は、試したことがないから、わかりません。試した人もいそうな気がするなー。私が、わからない中で予想するなら、やや効果はあると思う(穴が少なくなる分。そんなに大きくは変わらないような気がする)。…けど相当やりにくいと思う…デメリットもそれなりにあると思う…ってところです。どう思いますか??

にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←こちらも参加しています。
[PR]

by an-dan-te | 2012-01-15 11:34 | 中学受験 | Comments(10)

Commented by 21vertex at 2012-01-15 12:26 x
先取りと言っても、しやすい教科としにくい教科があると思います。算数・数学は一番しやすい。国語もまあしやすい方。理科・社会はしにくいのでは。
子どもの発達段階に従って、中学理科の一分野で定性的なこと、高校の物理・化学で定量的なこと、と段階を追って学んでいくのが吉。やはりいろいろな経験を積まないと理科は教えにくい。
社会なんかは大人になって行動範囲が広がれば、(あといろいろな所に出張に行ったりすると)地理・歴史等は格段に身につけやすい。要はそれを身につけるべき段階があるということ。中受の理科・社会はそういう意味でかなり実年齢より相当無理して身につけなければならないように思います。
で、算数あたりは、中受がゴールと言うわけでもないから、数学も先取りしたらいいと思うのですが。先取りの果てがどうなるかはケースバイケースですね。算数オリとか数オリのメダリストとかになると、その後オリジナルな研究でもいい成果を残した人もいるし、そうでない人もいるので。
Commented by くるみ at 2012-01-15 12:33 x
先取り教育に向いてない息子に、ちょっとだけ先取りさせたことがあります。その方が中学受験に有利だと思ったんですね。(結局、中学受験させませんでしたが)
先取りによって、得るものは何もなかったです。
例えば、同学年の子が知らないことを知ってることで、ますます知的好奇心が高まるとか、勉強のやる気がでるとか、もっと上を目指したいと欲がでるとか、全く無かったです><。授業や基礎の手を抜く子になっただけでした。
この記事を読んでから子育てしたかった~。小学生をやり直ししたい^^;
今は、漢検、英検も含めて、塾以外の勉強や、自主的な先取りは拒否しています(-_-;;
Commented by nonchan at 2012-01-15 13:00 x
>ある程度向いてる子に、そうやって一年先取りさせて、(中略)でもそのまま学年進んで六年生のカリキュラムになると、受験本番に向けての流れがどうやっても不自然になってしまうので、五年生を二回やる(^^;;

これ、関西なら浜学園でやってます。飛び級って呼ばれてます。
実年齢より1つ上の学年でも最上位クラスに入ってるような子たちです。
(最上位クラスでついていけないようなら、原級に戻したほうが本人も楽なので原級に戻ることが多く、結局、飛び級を続けるのは飛び先で最上位クラスの子ばかりということになる)
5年生を2回やってもいいし、6年生を2回やってもいいようですが、どちらかというと6年生を2回やるのが標準的みたい。
5年生の時点で6年生と一緒に模試を受けてトップクラスの成績を取るような子たちですから、当然のように最難関校に進んでいきます。
私の知ってる飛び級の子も、灘中に行きました。
親御さんはいろいろ気をもんでいたみたいだけど、ご本人は楽しんでいたらしいです。
私自身の体験じゃないので詳しくはわかりませんが。
Commented by milktea at 2012-01-16 11:07 x
くもんで計算と漢字は小6レベルまで終わらせた上で小4から大手塾って子はそれなりに実在するみたいです(塾の保護者会で「うちはそこまでは終わらなくて」っていう立ち話を聞いた)。先取りとしてはそれも効くかなって気がします。

で、某大手塾の3年生では社会は1年かけて都道府県など、らせんカリキュラム?一周目の一部って感じの先取りはしてますね。それが吉と出るか凶と出るのかは謎。
というか、正直、その時点で定着力のある子(もしくは親子)だったら、先取りしようかするまいがいい結果が出そうな気がします...。
Commented by mimi at 2012-01-16 18:04 x
中受、もしくは中学までの勉強には先取りは多少有効な気がします。あくまでも 多少。
でも、その先は自分に必要受験科目に左右されるから、ほぼ関係ないという感覚かな。
それよりも、学ぶ楽しさ、できるようになる快感を知っている子に育てた方が結局、学歴的にも人生も楽しめるように思います。

ちなみに算数だけは公文で小学校過程は終わって、N4年にいますが、機械的に解いていたせいかあまり役に立っていないうちの次女。単純な小数、分数の単元に行けば多少手を抜いても成績はキープしてますが、面積や速さなんかに行くと途端にダウンしてます。
所詮公文は解くためのツールを身につけるだけなので、遅れてるから頑張らないとと、一生懸命で楽しんでいた姉の方がずっと算数のなじみは良い。
はぁ(- -;)
Commented by an-dan-te at 2012-01-16 22:07
21vertexさん、
どの教科なら先取りしやすいかって、まぁ一般的にいえば算数ですかね?? でも、結局子どもによって違うと思うんですけど…こじろうは今横から見ながら、「算数がいちばんやりやすいよね」っていってますがそりゃーこじろうはそうだろうけど、はなひめだったら逆でしょう(国語)。理科や社会はバックグラウンドができてこないと難しいかもしれませんね。

数学まででも先取りしてしまえってのは、たとえば公文がやってますね。でもあれは算数部分が妙に狭いんだけど。
Commented by an-dan-te at 2012-01-16 22:10
くるみさん、
先取りに挑戦したことがあるんですね~
お疲れ様です。

> 授業や基礎の手を抜く子になっただけでした。
(^^;;
ひとつありがちな結果ですね。私の英語みたい。私の場合は趣味化したところで生き延びたみたいな感じになりましたが。

> 小学生をやり直ししたい^^;
いやいやいやいや、
せっかく、ここから人生も親子もおもしろいとこですから。「いま、ここ」から行けるように行けばいいんじゃないですか?
Commented by an-dan-te at 2012-01-16 22:13
nonchanさん、
あ、ほんとにやってるとこあるんだ。
公式にというか、塾が認めていると多少はやりやすいですね。

でも、
> 実年齢より1つ上の学年でも最上位クラスに入ってるような子たちです。
あーなるほど。

そんな、飛びぬけた子はどっちにしたって最難関に行けたでしょうし、別におもしろくないよね~そんな子なら、せっかくだから飛び級して中学生になれたらいいのにね??

ふつーにやったら偏差値50クラスの子が60になるのか、40クラスの子が50になるのか、だったら工夫のしがいがあると思うんだけどねぇ。
Commented by an-dan-te at 2012-01-16 22:18
milkteaさん、
それはひとつの、「庶民でも可能な先取り」(^^;; なんだけど、いろんな事例からしてあんまりたいして効かないような気がするんですよ。なんでかなぁ…やっぱり、路線が合わなすぎるんじゃないでしょうか。

もちろん、計算や漢字は中学受験で必須だけれども、そのやり方として公文はあんまりぴったりしてないと思います。私は、(当時)何も考えたくなかったのではなひめを公文に入れたけれど。

> 正直、その時点で定着力のある子(もしくは親子)だったら
確かに。先取りできるような子は、先取りする必要がなかったというオチは常にありがちです(^^;;
Commented by an-dan-te at 2012-01-16 22:22
mimiさん、
そう、多少効くかなと(中学受験ならば)思いつつ、なかなか実際問題難しいところがあって、その上、効果は思ったほどじゃないという気もするんですよね、あくまで想像ですが。

公文と中学受験の接ぎ木は、なんだか思ったより難しいんですよね。公文の本部はそのへんについてなんかノウハウを持ってないんだろうか。

<< 今年の合格オン・ザ・ロードは行... 早期教育のよい面、悪い面 >>