百人一首と中学受験   

今回の冬休みの宿題は、「書初め」のほかに「百人一首」を30首(学校指定)暗誦するというのが出ていました。

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なんで30首なのかというと…まぁ、いきなり百というと引かれるから、ちょっと遠慮して、現実路線を目指したってことでしょうね。別に、ここまでにもう何十首か消化しているとか、そういう事実はありません。今、検索して確認したら、「ちびまる子ちゃんの暗誦百人一首」という記事を去年11月に書いてますが、そのときには具体的に暗誦の指示は出ていません。

出ていないのをいいことに、家でもただ「ちびまる子ちゃん」を紹介しただけで、それ以上のアクションはとりませんでした。

先日、カリテ範囲に和歌があったときにも、塾で指示があったとおり、テキストにあった歌とその解釈をノートに写しただけ。やっぱり暗誦はしてません。

ところで、「30首暗誦」という宿題は、中学受験的視点からいって「無駄な」勉強でしょうか??

こじろうのときは、そういう宿題は出ませんでしたけど、出ていたらどうだったか…今よりずっとアップアップしていた(こじろうとはなひめとどっちが優秀とかそういう話ではなくて、単に私の側の心の余裕の問題)ため、百人一首の暗誦に時間をかけるよりは、あぁ漢字が語句が社会が…と思っていたかもしれません。

それで、実際のところ、こじろうは結局百人一首を覚えることなく中学受験を終え、別段それで困ったということはありません。つまり、具体的にこれこれの失点に結びついたというような事態はありませんでした。たぶん、一部の学校を除いては、そんなに直接的に必要になることはないんじゃないでしょうか。

でも、今回は「暗誦」の宿題が出たことをよいきっかけに、ほんとに覚えちゃおうってことで、ここんとこ毎晩、お風呂で2首ずつ新規分+これまでの復習、をしてます。冬休みは終わりましたがまだこの「宿題」は終わってません(^^;; 始めるのが遅すぎました~ 幸い、百人一首大会はもう少し先になるようなので指定の30首は覚えられる、はずですけど、急遽カリテ前にお風呂では歴史の暗記事項とかやってるとやっぱり終わりませんかね。ま、なんとか終わらせたいと思います。

何度か書いているとおり私は「文法ラブ」なんですが、それは中三のときの百人一首きっかけであったわけで、私にとって「百人一首」はなんというか思い出の題材、遠く現在の飯の種に続いているとさえいえるものなのです。

ところがそんな百人一首なのに、私は全部の暗誦できてないんですよ、ぜんぜん。私にできることは、くまなく品詞分解して「訳読」することです(笑)。ひとついえることは、中三とか高一のときにそこが「きちっと」できたらその後、大学受験まではまったく古文で困ることはないってことで、まぁそれはそれでいいですけど、せっかくなのに百人一首の暗誦は(ごく一部しか)できないってのは味消しです。

理想をいえば、棒暗記に向く小学生のうちに、全部ではなくても暗誦した経験があって(その後、忘れたりしてもそれはいいです)、それを思い出しつつ中三くらいで文法の基礎をきっちり学べたらいいですね。

そんなことを考えると、きっと「小学生のうちに百人一首を暗誦してみる」ってことをした子のほうが中学側からしてみても「入学してほしい子ども像」に合ってるんじゃないか?? ということは、そういうこと(受験の問題を解くということだけすれば回り道に見える学習・教養)は広くいえば中学受験に「役に立つ」。目に見えないところで。

と考えてもいいような気がします。気がするだけ。ま、楽しいからいいじゃない(^^)

暗誦するにあたっては、「瀬をはやみ」とかの形容詞語幹+「み」は「~なので」を意味する、とかいいたいのをぐっとこらえて、意味をざっと紹介するだけに留めています。使っているのは「桃尻語訳」。(橋本治 百人一首 海竜社)

花の色は 変わっちゃったわ だらだらと ひとりでぼんやり してるあいだに

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by an-dan-te | 2012-01-10 23:09 | 中学受験 | Comments(12)

Commented by うさちびママ at 2012-01-11 08:44 x
うさこの冬休みの宿題は味噌汁づくりと雑巾縫い位で楽チンだったのですが…なんと6年生は「百人一首全首覚える」だったとかで。そんな宿題が来年出たら、どうしよ~と青ざめてたところです。さすがに6年冬休みにこの宿題は厳しいですよね?!しかもうさこの性格だと、きっちりやりたがりそうだから、さらにややこしや~。

毎年恒例なのかどうかリサーチして、もし恒例ならアンダンテさんの毎晩お風呂方式を今から導入すべきかも~(泣)
Commented by みたらしさくら at 2012-01-11 08:56 x
あけましておめでとうございます。
お正月(もう11日だけど)らしい記事でいいですね。

「小学生のうちに百人一首を暗誦してみる」ってことをした子のほうが中学側からしてみても「入学してほしい子ども像」に合ってるんじゃないか??
某女子大の附属小学校では5年生の時百人一首全部覚えるそうで、やはり受験にはでなくても「入学してほしい子ども像」なんでしょうね。
Commented by 21vertex at 2012-01-11 12:24 x
私も高校のとき宿題で覚えさせられた。そして忘れている。もちろん、一部覚えていますが、何首覚えているかなんて数えたことはない。一度覚えただけに、見ればほとんど思い出すとは思うけど。

書いていらっしゃるように、直接中受に役立つことはない。しかし、毎年かるた名人戦やクイーン戦を楽しめるとかそういう方面で役立つので、教養としては知っていてもよい。というか、知っていたら楽しい。

百人一首(競技)における決まり字などは明治以降の発見とされている。係り結びの法則だって本居宣長の発見。古文読解もその意味で少しずつ進歩している。そう思えば百人一首も単なる昔の教材ではない。
Commented by トマト at 2012-01-11 20:52 x
次男は6年夏休みの宿題でしたね、百人一首。長男はいつだったか忘れましたが、全部ではなく一部宿題でした。で、結局中学に上がって全部暗記テストがあったので、覚えてました。中受に直接役に立たなくても、結局覚えることになるでしょうから、まあざっくり一通りやっていても損はないかな~と。でも、6年の冬休みだったら…勘弁してもらいたいですね。

ちなみに小1の三男は毎月、論語の暗唱があります。チンプンカンプンでしょうけど(笑)
Commented by an-dan-te at 2012-01-11 21:42
うさちびママさん、
えっ、六年冬ですか~それはちょっとさすがに。
もし、恒例なんだったら、早めにやっておくほうがよさそうですね。実際は突然なしになったとしてもご損はないかと。

しかし代わりになんか全然別の、同じくらい重たいのが来たらショックですね(^^;;
Commented by an-dan-te at 2012-01-11 21:45
みたらしさくらさん、
まぁ、入試でなんでもかんでも測るっていっても限界がありますから、今のような形になってるとして、それで受ける側としてはあんまりぎりぎり効率追究(?)して「これは出る、出ない」とやってるよりは、ハバもって進める気持ちのほうが幸せになれるかなと。

けど、昔の私のように、六年生になってから、基礎英語とフルートを始めるとかって、やりすぎ(笑)
Commented by an-dan-te at 2012-01-11 21:47
21vertexさん、
私の場合、特に暗誦しようとしたことはないんですがじっくり中身を習ったわけで、だいたいは「頭を通過」してます。だから、いまから暗記するといったってはなひめよりは速いですよ(^^)

> 百人一首(競技)における決まり字などは明治以降の発見とされている。
そういうものなんですか(o_o)

文法事項ってのは確かに、自然に使ってる分にはあまりどうでもいいというか、あとから「発見」されるものなのでしょうね。
Commented by an-dan-te at 2012-01-11 21:49
トマトさん、
そうそう、やって損はないけど、六年冬は「うっ」と思いますね~
論語でもじゅげむでも、小さいころに意味なく覚えるってのも悪くないですね。「にほんごであそぼ」的楽しみというか。
Commented by ocarina at 2012-01-11 23:36 x
今年(6年生)の3学期早々にある「百人一首大会」は、既に欠席する予定の娘ですが、
5年生の時はDSソフトで鍛えて望み、小5~中2までが競う中、ベスト4に入りました。(DSおそるべし。)
でも、暗記したわけでもなく、訳読できるわけでもなく、ただ「上の句(の一部)を聞いて下の句が分かる(取れる)」というだけですが…。
Commented by an-dan-te at 2012-01-12 12:56
ocarinaさん、
ベスト4ですか(o_o) すごい!!
DSソフトは暗記には便利そうですね~

> ただ「上の句(の一部)を聞いて下の句が分かる(取れる)」というだけですが…。
あ、なるほど。
まぁ、そこから入るのもありですかね(^^;;

そういえば逆に、今はなひめが覚えてる覚え方じゃ、札は取れないわね(のろすぎる)。
Commented by はじめして at 2012-01-14 06:54 x
娘は来年小学校にあがります。
まだまだ受験は先ですが、ブログを拝読し興味がありコメントさせていただきました。

小学生時代の私は、母が大学で国文学を専攻していたと聞いて古文に興味を持ちました。源氏物語などの時代にお姫様は写本をしていたと聞いて自分もその気に。
竹取物語の原文を自分のノートに写したり、百人一首も「姫」だけ覚えたりしました。
その後古文で苦労したことはあまりないです。単語さえおさえれば、ことばのリズムや感覚で何となく意味が分かるので、あとは文法で知識の総仕上げをすれば完了。塾に通わなくてよい教科があるというのは大学受験でとても有利だと感じた次第です。
Commented by an-dan-te at 2012-01-14 09:51
コメントありがとうございます。
> 源氏物語などの時代にお姫様は写本をしていたと聞いて自分もその気に。
こりゃまた新鮮な切り口です(^^)
いいですね~
とっかかり、イメージ、何から入るにしても、そうやって趣味的に(好きで)学んだことは「核」になりますね。それと、「写す」という行為は、地味で一見単調ですけど、古文についていえば(たぶん英語でも)けっこう効果的じゃないかと思います。

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