自分流の暗記術を身につけよう   

「脳みそのかたち」は人によってさまざまなので、どうすると暗記しやすいかは、人によって大きく違います。

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「勉強する時はおとなしく座る、というのを体で教え込まれていた私は、何かを覚える時も身動き一つとらず、暗記すべきものが書かれた本なりノートなりを見つめ続けるのが常でした。」(安川佳美「東大脳の作り方」)

この人は極端な「見るだけ」派。この方法で、とかく暗記物の多い桜蔭定期試験で高得点をマークし続け、主席卒業というのだから、この暗記法は立派に成立していたといえます。

…それにしても、マグネセン博士のご推奨「五感活用」とは真逆ですよね…

ところで、このヴァーノン・マグネセンさんは博士でもなければテキサス大学の人でもなく、というか研究者でもないようで、あのもっともらしいデータには疑問がありますが(このへんについては、あんまり中学受験ネタから離れるので本館ブログに書きました)、目下引き続き調査中です。

でも、科学としてどうかはさておき、そんなことはいってみれば勉強のためにはどうだっていいのです。○○大学のナントカ先生がお墨付きをくれなくたって、自分がやってみて覚えられればそれでOK。

もちろん、自分なりの暗記法を試行錯誤して積み重ねてきた大人、あるいは、たくさんの子どもを見てきた塾の先生、そういう人が持っている(それぞれ信じている)ノウハウにはそれなりの経験の重みがあります。自分で試行錯誤するのはしかたないとしても、それのための大いなるヒント、近道にはなるでしょう。

見るだけよりは、言ってみる、書いてみるなど、多方面から取り組んでみるほうが記憶に残るというのは、汎用性の高いノウハウです。つまり、科学が証明してくれたかどうかはともかく、大勢の人に「あてはまった」実績があるということです。

安川さんは「見るだけ」で暗記していたといいますが、このとき頭の中でどんな思考があったのかは、おそらく本人でもすべては説明できないでしょう。ほかの人が「真似する」ことはしにくい暗記法です。ヒントとしてこういう一節があります。万人に共通のマニュアルがあるわけではないという話で「比較的具体性の高いように見える「教科書熟読」にしたって、暇さえあれば教科書を読んでいればいいというものではありません。どのタイミングでどれくらいの真剣度で読むのか、毎回どういうことを考えながら読むのか、それは本人だけが決められることなのです。」(太字はアンダンテ)

「どれくらいの真剣度で読むのか、毎回どういうことを考えながら読むのか」…これがビシッと自律的に本気で工夫できるってことが、勉強ができるってことなんでしょうね。「自分なりの型を固めていく過程というのがどうしても必要なのです。」…はいはい。そうなんです。それで、そういうことをまったくやる気のないウチの子ね。それをどうしてくれよう、って思ってるんですよ!!

「見るだけ」で暗記できるってことは、その頭の回転のさせ方は、自分で段取りしなきゃいけません。想像ですが、いろいろなものとの関連性を考える、組み立てる、見なくてもほかの人に解説するつもりで話せるか試す、などめまぐるしく働いているのだと思います。

それを、本気度イマイチの子どもに外からやらせるのは無理ですから、中学受験の場面で、親が子どもに伝えられるノウハウとしてはやはり、
(1) インプット…ただ「読む」よりは、「書き写し」「音読」など、「なんかやってる」ことが外から確認できる方法で(笑)
(2) アウトプット…隠して言わせる/書かせる。
(3) 繰り返し…どういうタイミングで、どのくらい繰り返すかが記憶の鍵になる。

というふうに考えるのがやりやすいでしょう。特に、(3)をどのくらいで組むと定着するか、子どもに合った試行錯誤をするのは親の腕の見せ所です。私自身の感触でいうと、ちょうど忘れかかる、危ないあたりで「思い出す、アウトプットする」を何度か繰り返すとよいように思います。

あ、それから
(0) 本気…関心を持たせる、切実に覚えようとさせる
というステップがあるかもね。これ、難しいんだけど…

それで、じゃあ親主導で(だいたい)子どもに合った暗記法を組み立て、まわして、中学受験は無事に済んだあとどうなるかって話も気になりますかね。私は、なにしろサンプル数が少ないんで説得力のあることはいえないんだけど、親主導とはいえ、暗記法を試行錯誤するプロセスを体験してあるほうが、体験してないよりも、その後、自分の勉強法を今度は自力で獲得するにも早いんじゃないかと感じています。こじろうも、稀に本気になると、ちゃんと自分に合った方法で暗記しているようですし。

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by an-dan-te | 2011-12-17 10:41 | 中学受験 | Comments(0)

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