ストレスマネジメント実践編: イライラを分けて考える   

それでは、「受験ストレス・マネジメントとブログ」記事のご好評(?)にお応えして勝手に実践編を…

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まずは「case1: 課題をやってなかった!!」というシチュエーションを考えてみましょう。
(以下は、体験や伝聞を下に典型例として再構成したものであって、特定の子ども・親・事件を示すものではありません)

-----シナリオ
カリテのある週の火曜日、今日は塾がないので、計算と漢字と、それから算数の宿題をやらせようと思っていた。学校から帰宅したあと、親が帰宅するまでは約三時間。課題の量は、「集中してやったとすれば」、計算と漢字で合わせて30分、算数の宿題が1時間程度だったとする。

学校が済んで家に着いたころを見計らって、出先から家に電話をかけ、「おかえりなさい。おやつにはバウムクーヘンが引き出しにあるわよ」などと当たり障りのないことをひとくさり、そして「お母さんが帰るまでに、計算と漢字と算数の宿題、必ず終わらせておいてね」と重要事項の伝達。「わかった」ととりあえず元気な返事。

一時間して再度電話。「どこまで進んだ?」と聞くと「計算やってる…」というので、「終わったものは何?」と聞くと「まだ」という。「じゃあ急がないとね」というと「大丈夫だいじょうぶ」といって電話が切れる。

そして親帰宅。ノートを見てみると、すべて真っ白!! ゆーっくりおやつをしたあとの時間は、すべてゲームに費やした模様。
-----

さぁここでどうする!?

(1) 「なんでやってないの!?」から始まるお説教、「だいたいいつもあなたは…」経由で30分コース。
(2) ゲーム機を取り上げて、叩き壊す(あるいは、鍋で煮る)。
(3) とにかく、今日予定した課題が終わるまで、夜中になってもやらせる。
(4) あきらめて課題を減らし、計算と漢字だけやらせて一日を終わらせる。
etc. 他にもいろいろあるかも。

(1)は…よくあることだけど、それで効果があったという話は寡聞にして知らない(^^;;

(2)は、気持ちとしてはわかるし、もうゲームと決別させるってところまで決心したのならいいけど、「三時間あるんだったら、先に課題を片付けて、一時間ゲームしたらよいではないか」ってくらいのつもりだったら、実行できない。また買いなおすんじゃもったいないものね。

(3)は、虐待にまであたるかどうかよくわからないけど、少なくともしょっちゅうやってよいことではなく、何かものすごく親が本気であることのアピールに、二年に一度くらいは使ってもいいかな?? でもあんまり効果ないと思う。勉強としても効果ないしね。

とにかく、(4)にして心穏やかでいられる人ってあんまりいないよね?? まぁ、本人の問題なんだし、親の責務としては食べさせて着せて寝かせてれば問題ないし、さらには塾の月謝まで払ってやってるんだから別に果たしてないってほどのこともないけれども。理屈の上ではね。だからイライラしない人はその手でかまわないと思う。

しかし、イライラしていて、でもそれをそのまま腹の中に飼っておくってのは、よくない。どこかで押さえきれなくなって爆発(暴発)すると今度は制御不能だし、第一健康に悪い。

まずは、なぜイライラしているかを分けて考える。
・課題が済まないと困る。カリテに間に合わないと、またひどい点数を取る。
・ゲーム時間が長すぎるのは、頭にも心にも目にも悪いと思う。
・そもそもゲームばっかりやりたがるのが気に食わない。
・親が子どものためを思ってアドバイスしたことに従わないのが嫌。
・まったくやっていないのに、やっていると嘘をついたことが許せない。

勉強が進まないってのは、最も本質的な問題で、でもそれだけなら私ってばここまでイラッとしたっけ、ってところがポイント。イライラの原因のメインは案外、「嘘をついたことが許せない」だったりするものじゃないですか? でもそれとそれって、別の問題だしね…

それと、微妙なところだけど、子どもの生活としてゲームばかりしているのがよくない、という問題と、「そんなことばかりに関心を持っているのは」心情的に許せない、という問題もまた別物だったりする。どちらも問題ではあるので、それはいいんだけれども、まずはごっちゃにしないで分けて考えるようにする。

そうやって、自分のイライラをしっかり分けて考えると、「ここから、カリテに間に合うように勉強を進めるにはどうしたらよいか」という純粋な部分に対処する準備ができる。少なくとも、30分のお説教タイムを取ってる場合じゃない。その後も勉強にならなそうだし。

というわけで、それならどうするかという後半につづく(たぶん)。

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by an-dan-te | 2011-11-17 12:29 | 中学受験 | Comments(8)

Commented by milktea at 2011-11-17 12:45 x
後半に期待っ!

うちは夫が(1)+(気合いが残ってれば)(3)、私が(2)の別種(問題集のほうを投げ捨てる...塾の保護者会の出欠票を破ったことも(爆)。だってゲームも本もマンガも私のか夫のなのでもったいないじゃないですか(笑))かなぁ。

あと、「(このままだと)ひどい点数をとる」のにイラっとするのも親だけじゃないですか?実際のひどい点数にイライラするのも親だけ。
スーパーポジティブなうちの子だけなのかなぁ。
Commented by ゆーちゃん at 2011-11-17 17:03 x
私も後半に期待します!

私だったら(2)をやる勇気はないのでとりあえず一週間くらいゲーム禁止にして(4)に落ち着くって感じです。多分。

あと、親のストレスじゃなくて、子供自身が勉強中に複雑な問題が出ると「キーっ!」となるのですが、子供のストレスを減らすにはどうすればよいのでしょうか。よい対処法がありましたら教えていただきたいです。
Commented by めぶたん♪ at 2011-11-17 21:17 x
新米Nママ めぶたん♪です
テキストの扱いや2週間のカリテサイクルにも
慣れてましたが・・9月のN入塾以来イライラ
しっぱなしです!!

アンダンテ様のブログで一休みできました。
だって・・私だけじゃないって安心しました。

シナリオの展開がすごーーくリアルです。
同じ状況が我が家ではちょくちょくあります。
私は(2)に限りなく近いかな・・不謹慎だけど
「計算と漢字」のノートとか投げそうです・・。

それから(3)に切り替えて意地でも今日の分
をやらせようとするのですが、娘が睡魔に負け
て断念・・・・(涙)
結果(4)になる・・というパタンです(苦笑)

自分のイライラ虫がどこから来るのか??
キレイに分析していただき、心が整理されたよう
な気がします。

私も後半の記事を楽しみにしております。

またお邪魔させていただきます☆
Commented by 猫の寅次郎 at 2011-11-18 00:03 x
初めてコメントします。
いつも楽しく読ませていただいております。

シナリオの設定が、あまりにも我が家にそっくりで、通勤電車の中で読みながら、吹き出しそうになりました。

何故、母が帰ってくるまで、何もしないんでしょうかね?
入塾後しばらくは(1)でしたが、最近は悟りの境地とでも言いましょうか、(4)に近くなってきました。

これを書いている今も、遅い時間から明日提出の宿題をスタートした息子の下僕として(難しくて家庭教師係はもう私には無理ですね)、ネット見たりしながら、ずぅ~と待ってます。
早く寝てほしのですけどね~。
なんでこんな時間にエンジンがかかってしまうのでしょう、私にそっくりかも。。。トホホ。。。。
Commented by an-dan-te at 2011-11-18 20:36
milkteaさん、
> だってゲームも本もマンガも私のか夫のなので
>もったいないじゃないですか(笑)
ははー(^^;; 確かに。

子どもは、漠然と「いい点数とりたい」と思ってはいるみたいだけど、それと日々のやるべきことはあまりリンクしてないことが多いんじゃないですか。腑に落ちてないというか。そこをどうつないでやるか…またろうみたいな子はそもそも「いい点数取りたい」の部分が希薄だったりするけど。
Commented by an-dan-te at 2011-11-18 21:14
ゆーちゃんさん、
ゲームやりすぎて課題ができなかったときにゲーム禁止というのは、もちろん道筋としては素直なのですが、「禁止」ということそのものの技術的(?)な困難とか、ゲームでつって課題をやらせる、というところになると運用が難しくて我が家ではけっこうてこずりました~

> 子供自身が勉強中に複雑な問題が出ると「キーっ!」となるのですが、
あぁ…
そういうのありますね。子どもだってストレスでしょうね。それを見てる親のほうもストレスだし(^^;;
それについても今度書いてみよう!!
Commented by an-dan-te at 2011-11-18 21:19
めぶたん♪さん、
イライラワールドにようこそ(^^;;
共に乗り越えようではありませんか。

結局その日は(4)になるしかしょうがないって結論がまぁ妥当じゃないかと思うんですよね。

だからあとは、親のイライラをどう片付けるかってのと、今日と違う明日をどう作るかってこと。
Commented by an-dan-te at 2011-11-18 21:23
猫の寅次郎さん、
あ、うまく書けてたでしょ??(^^;;
我が家でくぐってきた数々の修羅場と、あと、「叫ぶ会」系の宴会などで聞いた数々のエピソードを合わせて詰め込んだ力作です(笑)

> 何故、母が帰ってくるまで、何もしないんでしょうかね?
あぁ…ねぇ?? ホントに。

後半、今日書いてみたんですが、結局長くなって、話が終わりません。

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