受験ストレス・マネジメントとブログ   

先日、日能研の主催で「ストレスと上手に付き合う≪家庭学習編≫~親がストレス・マネージャー」という保護者向け講座があったので行ってきた。

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この講座、最初に申し込みがあったときは、気がついたら満員になっており(申し込み開始からあっちゅうまに定員に達したそうだ)、次に午後の部が増やされたときに申し込んだもの。行ってみると、あの小さい机と椅子にぎっしり親が並んですごいみちみちになっている。

やっぱりみんな、イライラ虫の飼いならし方には相当苦労されているんだなぁと。って、まったく全然他人事ではないのだけど。

ないのだけれども、最近は、こじろうのときと違って、そこまでイライラしてないような気がする。
こじろうのときで、いつが一番ストレスフルだったかっていえば、五年後半から六年前半かな。

講演は、そんなに目新しい内容が聞けたわけではないけど、よく整理された内容で、とても上手に話をされていた(下記は講演要約とかではなく単に私の感想なのでその点ご了承ください)。

ストレスの元っていうのは、ずれ(ギャップ)とか違和感。それを、見ないふりして、あるいは外に出さないように押さえ込んで、お腹にしまっておくと、これは中から健康を蝕んでよろしくない。かといって、それ(イライラ虫)を子どもに投げつけるとかそういうのは(以下略)。

というわけで、ちゃんと表に出し、認識したうえで、引き綱をつけて飼いならす。ストレスというのは、なければいいというものでもなくて、適度なストレスであれば「がんばる」原動力になったりするものだ。荒れ狂って制御不能にならないように、うまく付き合っていけばいい。


そういうことを考えると、受験にブログというのはほんとに助けになる存在で、まずは、ストレスの元になるものを可視化してちょっと距離を持って眺めるってことができるのだ。

日常で起こりがちな「ギャップ(ストレスの元)」の数々:
・親が帰るまでに「計算と一行題」「毎日ノート」は終わらせておくはずだったのにやってない
・いっしょによーく確認したはずの暗記事項。テスト結果を見ると、書けてない
・子どもが書いた嘘字(あて字)が、「おまえは日本人か~」級のものだった
・偏差値が上がらず、志望校に届かない
・大事な予定があるのに、風邪を引いて行けなくなった
・好意で手伝ってやったことが裏目に出て、「お母さんのせいだー」などと言われた
などなど

まぁ、いくらでも考えられるんだけれども、そういうことを、文字にしてみて、自分でも「あぁそういうことだった」という、納得というのか、整理ができるということもあるし、頭から取り出して文字にしてしまうと、なんか忘れてもいいやという気になるためなのか、「気になることが頭のなかでずっとリフレイン」という状態から離れることができたりするものだ。

私はブログを始める少し前から、インターエデュの「叫ばせて」スレに書き込みをしていたが、あれは、そういう「文字にする」効用のほかに、「笑いにする(つまり、客観視する、昇華する)」、そしてそれを他人に読んでもらって、ウケや共感やそういうものを、さらに文字にして返してもらえるということで、ストレスの飼いならし方としてはとても優れた方法だったと思う。

そして、文字にしていく途中で解決策が見つかるということもあって、あぁそう考えればよかったのかという見方の転換、あるいは、大きすぎるギャップをブレークダウンして対処できる大きさの粒に噛み砕くとか。

そういうことに、ブログはとても適している。さらに、ブログを書いて何年か経つと、その蓄積がものをいう。

ストレスを飼いならすコツのひとつに、全体を(あるいは広い視点で)見通すということがあると思うのだけど、ブログの蓄積があればそれが相当客観的にできる。主観的に書き散らしたのに客観的とはこれいかにと思われるかもしれないけれど、自分がその都度その都度書いたものを振り返って読むというのは、そのときそのときの自分にとっての真実が、記憶によってゆがむことなく保存されているわけで、それをある程度まとめて読むとかなり客観的な振り返りができるものなのだ。そこから、将来にわたる見通しも…多少は…見えてくる。

じゃあそうやって、私ひとりのストレス・マネージメントの道具でもあるところのブログ記事を、読まされてる読者の立場はどうなのよというと(^^;; もうほんとに日々感謝です。。立場を変えて、自分がほかの方が書いたブログを読むときは、その感謝をこめて誠意を持って読むよう心がけております。それと、ほかの方が書いたものを読むということは、自分と似ていたり違っていたりする悩み事や考え事が、自分とは違った視点で表現されていて、それで何か「気づき」があると、自分のストレスも解消できたりすることがあるんですよね。

ブログって、おもしろいよね。

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by an-dan-te | 2011-11-15 08:45 | 中学受験 | Comments(14)

Commented by ゆーちゃん at 2011-11-15 09:28 x
こちらの講座、すごい人気でしたね!
私も行きたかったのですが仕事で行けず、記事にしてくださって嬉しいです♪

日常的なギャップ(ストレスの元)、うんうんと頷いてしまいました。うちはあと、「計算マスターで違う日の問題をやってしまう」とか「理科の問題で方角を記号で答えなさいとかいてあるのに思いっきり『東』と書いてくる」などがあります(汗)

でも、ホントにアンダンテさんのブログを読ませていただいてると私のストレス解消になっています。これからもよろしくお願いします。
Commented by くるみ at 2011-11-15 11:05 x
いつも、そうそう!と言いながら読んでいます^^;思っていることを的確に表現してくれているので。文章力、語彙力、勉強になります!

中学受験生もいない私が、アンダンテさんの記事を読むキッカケになったのは、またろうくんの子育て^^
息子は、小さい頃、非常に育てにくい子でした。今でも日本語が通じない時が(ーー; いじめもありました。私との性格の違いや相性が合わない事、会話が成り立たず、成長が遅い事でのストレスがすごかったです。障害も心配しました(涙)

ご両親が東大卒でありながら、それを押し付けず、またろうくんの個性を認め、ゆっくり見守って育てているのを読んで、自分のおろかさを知ったんです。息子を責めた時もあったので。もっと早く出会っていたら、もう少し子育てが楽だったかも(涙)
同じような悩みを抱えている人は結構いると思いますよ。(母、賢くテキパキ系、息子、おっとり、不器用系)
本を出されるといいのにな~と思っています^^

中学受験が終わっても、お子さんたちの様子、書いてくださいね~。高校、大学、就職などの不安も、アンダンテさんの記事を読めば、冷静になれる気がするので^^;
Commented by あこ at 2011-11-15 13:07 x
そうですね。こうやってブログを読ませて頂くことによる情報という点だけでなくこちらも共感したりしてずいぶんストレス解消させて頂いていますよね。ありがとうございます。とにかく一人で持ち込まない事ですよね。文字化は大切ですよね。子供にも精神の安定のためにも勧めています。でもアンダンテさんの子供に対する暖かい大きな愛情いつも感じています。私もそんな子育てや教育を出来たらと思っています。これからも楽しみに読ませて頂きますね。
Commented by 危険なのかもとは余計なお世話 at 2011-11-15 13:14 x

アンダンテさんって、東大だったのね。
渋谷のゲームセンターの話が出て来て、駒場も近いなあ、とは
思ったりもしたのだけど。数学の定期試験を苦労して乗り切った
という話から総合して、私ともそんなに年齢は離れてないんだろうと思いました。
Commented at 2011-11-15 18:35 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2011-11-15 19:07
ゆーちゃんさん、
すごい人気と熱気でした(^^;;
ほんとに、A~Eのどれかって聞かれてるのになんで「ウ」なのさ、とか、がくっと来ますよねぇ。それで、笑いに変えて愚痴れば解消して次に進めるのに、はなひめはそういう「笑い」が大嫌いで、私が笑うと怒るんですよ~どうせいっちゅーんじゃ。
Commented by an-dan-te at 2011-11-15 19:10
くるみさん、
いつもご愛読&コメントで合いの手ありがとうございます(^^)

いやいや私はまたろうに思いっきり押し付けたかったというか、押し付けたかったのですが、ことごとく失敗し、鉄壁ではねかえされただけの話なんです。

それで、いろいろと人生の幅が広がって、二番目の子からはだいぶゆるく対応できるようになってきたんですが…だから、私がまたろうをうまく育てたのではなくて、またろうが勝手に切り開いて、親を育てたんです(笑)
Commented by an-dan-te at 2011-11-15 19:12
あこさん、
ともかく人にもぶつけず自分でも認識せず、腹の奥底でぐつぐつ煮詰めるのは一番コワイ(^^;;

なんにせよ言葉にすると発見というか発散というか、ちょっと違ってきてそこからの発展がありますよね。ブログやそこにコメントをくださる方もありがたい存在ですし、ブログつながりでできた友人にもほんとに助けられています。
Commented by an-dan-te at 2011-11-15 19:15
危険なのかもとは余計なお世話さん、
隠していないし関連する記事もあるので、古くから読んでいる方はご存知です。年齢はまぁ…またろうがいるんだから若いわけがない(^^;;
Commented by an-dan-te at 2011-11-15 19:16
***(2011-11-15 18:35)さん、
気にしなくて大丈夫ですよ。
Commented by チェシャ猫 at 2011-11-15 21:28 x
本当にブログの存在は大きいと思っています。

私が住んでいる地方では、中学受験がかなりマイナーなため、
リアルに中学受験について話せる知合い・先輩等はおらず、
an-dan-teさんや他の方のブログを読ませていただいて
試行錯誤している現状です。

特に、成功談ばかりでなく、失敗も含めて赤裸々に
お話しいただけると、自分ならどうしたか、
どういう方法が別にあったか…など、考えるきっかけとなります。
もちろん子供1人1人個性があり、同じ方法が同じ結果にはならないとは重々承知していますが、
色々な方法や考え方に触れることが出来、本当にありがたく思っています。
an-dan-teさんには、感謝感謝です♪

教えていただいた『ストレスの可視化』、意識して上手く発散していけるようにしようと思います♪
Commented by ocarina at 2011-11-15 23:54 x
私は、誰かのブログを読み(時には反応することで)、
ストレス解消するタイプです(リアクション芸人みたいな??!)

自分のブログって、気持ちの整理とかより、単なる「記録」「覚え書き」になりがちで、だったら何もブログじゃなくても…と、続かなくなってしまうことが多いです^.^;)
Commented by an-dan-te at 2011-11-16 07:20
チェシャ猫さん、
そうそう、よその話を読んでも、別にそのまま使えるわけはないんですが、いろんなヒントになりますよね。

昨日も「え゛~」っと思うことがあったのですが、この記事に書いたことを思い出して「このギャップを埋めるには…」とか頭のうらっかわで考えていた私です(笑)
Commented by an-dan-te at 2011-11-16 07:22
ocarinaさん、
いつもリアクションありがとうございます(^^)
単なる「記録」「覚書」でも、あとで見ると役に立ちますよ。記録のないこじろう受験前半は忘却のかなた、なぞに満ちています(?)

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