ゲーム状況の今昔   

昔、渋谷のゲーセンにかかってた垂れ幕で「頭と指先を鍛えよう!!」というのがあったけど。

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あれ、今はどうなってるのかな。まさか、子どもの「頭を鍛えるために」ゲームやらせてますって人もいないだろうけど、確かに、「ゲーム」というものは、脳のある部分を活性化させる感触はある。「太鼓の達人」をやってると、「あ、なんかボケ防止によさそう♪」って思うもの。赤と青の音符が流れてくるのにすばやく反応して、曲にノッて太鼓を叩けば高得点。スカッとするし。

私の世代は、「ゲーム第一世代」とでもいうのか、ゲームにあまり悪い印象を持っていないと思う。いや、持っていなかった、と過去形で言うべきか、子どもとのバトルに疲れ果てて、もぅこの世にゲームのなかりせば、と思っている人も多いとは思うけど。

インベーダーとか、ゼビウスとか、これまでにない即時性があるゲームが出てきて、ハマる人は相当ハマっただろう。私はそんなにハマらなかったけど、大学生になって、よしぞうといっしょにゲーセンに行ったりしたとき、よしぞうがとってもゲーム上手だったことは、よしぞうの魅力のひとつでもあった。

やってたゲームは、ダライアスとかギャプラスとかのシューティング系が主で、よしぞうは雨あられと降り注ぐ弾幕を、無駄のない動きでかわしていくのが滅法うまく、ゲーム運びも冷静で組み立てがきちんとできていた。何か失敗してピンチになっても、決して投げやりになったりせず、投資した100円(もしくは50円)をきっちり活用する態度は好感が持てた。

ダライアスは協力プレイができるゲームだったので、私も超下手ながら参加して、バリア系のアイテムを余計に回してもらいながらなんとかついていって、最終面のボスキャラをいっしょに倒したりするのは、ほんと楽しかった。若かったよねぇ。

そんなイメージがあって、子どもにも、ゲーム全面禁止とかそういう態度には出にくかった。今はプレステとかの家庭用ゲーム機を買えば、ゲーセンに行かなくても、一回ごとお金を払わなくても、ゲームができる。これは便利。…便利!?

確かに、便利ではあるのだけど、これはゲーム状況が変質した大きなひとつの要因である。つまり、一回一回を大切にプレイして、ひとしきりやったら切り上げるということが当たり前じゃなくなるというわけだ。

ゲーセンより家庭ゲーム機。そしてさらにポータブルゲーム機。加速度的に、ふんぎりがつきにくくなり、中毒性が増す。中毒性というのか、つまり、ほかのもろもろのことの中で自分なりの優先順位をつけ、生活時間を割り振っていくという行為が、冷静にはしにくくなるという意味で。

中毒性については、ゲーム機の形態が手軽になったことが大きな要因ではあるけれど、ゲーム自体の内容が大きく変化していることがもっと本質的な要因だろう。

絵も音も、ぐぐっと魅力的に多彩になっているということもベースにはある。でも、もっと違うことは、ゲーム自体が継続を要求するようになったことだろうか。

ギャプラスのようなオールドファッションのシューティング・ゲームであれば、もちろんゲーム自体に熟達、上達することはあっても、それは機械にセーブされているものではなく、あくまで人の中に残っているスキルである。しかし、ファイナルファンタジーのようなゲームであれば、ゲームの中の登場人物が「成長」していき、あるいはマップ上を先へ進んでいき、それが機械の側にセーブされる。

さらに、ネットゲームのようなものになると、その中毒性は次元の違うものになる。「仲間」ができるからね…

どんどん継続してゲームを進め、レベルを上げていく。アイテムを集め、ポイントを貯め、仲間との関係性を育てていく。ゲームから離れにくくする引力がハンパなく強くなっているような気がする。

ゲームが持っている力が、昔と今では比べ物にならないのだ。別に、我々の世代より、こらえ性がなくなっているからゲームにハマっているわけではない。ゲームにハマらせる技術が、とてつもなく強くなっているから、そこになんの防波堤もなく子どもをさらしたら、主体的に時間管理できないほうがごく当たり前と思うほうがいい。

とにかく、声を大にしていいたいのは、子どもがゲームにはまりすぎるのは、子どもがダメなやつだからじゃないってこと。子どもが、手に負える程度にまでゲームの影響(引力)を弱めることは、大人の責任だ。しかし、この責任をなかなか果たしづらい(制御しにくい)世の中になっていることもまた確かなのだが…

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by an-dan-te | 2011-11-06 09:06 | 中学受験 | Comments(10)

Commented by くるみ at 2011-11-06 17:44 x
その通りですね。子供のせいではないのです。
私も、若かりし頃、シューティングゲームがものすごく上手い人を好きになりました。(よしぞうさんと同じ感じ^^;)
その人は数学がものすごくできて、いつも満点。
ゲームが強い、上手い=理数が得意、みたいなイメージがあって、むしろ良い印象を持ってたんです。
マリオ系が不得意な私は、簡単にクリアする人を尊敬してましたよ~^^;
ところが今の時代のゲームは、おっしゃる通りで・・。
私はゲームが好きだったのに、子供のはまり方を見て、嫌悪感を抱くまでなってしまいました(涙)もう、新しいゲームを作らないで~と。
息子はゲームが無ければ無いでやれると思うんです。でも、あるとやりたくなる。新しいソフトを買う時が怖いです・・。
ゲームのバトル(買う買わない、時間制限)は、ほとほと疲れました><。
Commented by うさちびママ at 2011-11-06 18:55 x
うちは旦那がファミコン世代です。当時父親との約束を破ってゲームをやり続けた結果、父親がファミコン本体を庭に向かって投げつけて壊し(恐!!)、以後できなくなったという苦い経験があります。
自分が父親としてそういうことをしたくない、と旦那は強く思っているため、子どもにはゲームを買っていません。女の子は無くても大丈夫だけど、男子は友達関係ゲーム無しで大丈夫だろうか…と心配しながら小3にまでなりました。なんとかやっているようです。

ゲーム以外のことだって、小3息子は全然時間や約束を守れないからバトルは絶えないですがね(^_^;)
Commented by どん at 2011-11-06 20:30 x
そう、そうなんですよね。
今のゲームはとっても魅力的だし、継続性を要求する。
何らかの縛りがない限り、子供が自らの意志で制御するのは
難しいと思います。

実は私、自分自身がゲーム大好き。
家庭用ゲーム機の発展とともに成長した感が(笑)。
こんなゲーム好きの母の元で成長している娘は
意外とゲームにはまりこんだりはしていません。
ゲームを与えた時にキッチリ決まりを作ったことと
母が専業主婦なゆえに管理が可能ということが原因かと
思いますが…。

Commented by milktea at 2011-11-07 11:49 x
自分自身がゲーム好き(下手の横好き)なので、子どもには「子ども用ゲーム機」とか「子どもが他の子と遊ぶゲームソフト」ってものを与えてません。DSもWiiも私のものだし、上の子とか「どうぶつの森」が周囲で流行った頃はなかなかきつかった(ごっこ遊びも「どうぶつの森」ごっこだったとか)らしいですが...。

ま、テレビについても似たようなスタンス(私と夫はテレビ好き、親の見たいものは見るけど子ども用の番組はめったにつけない)なので、そういううちだということで納得している模様です。
Commented by an-dan-te at 2011-11-07 12:16
くるみさん、
あらお揃い(^^)
ゲームがうまい→理数系に強いイメージで、ゲームだって下手よりはうまいほうがいいっていうか、そういうふうに思ってました。

技術の進歩は、ほんとすごいですよね。もうかるように、どんどん攻めて来る。それで、ハマったときの頭の中って、いろいろ工夫したりフル回転してるってよりは、一点集中であとの部分はまっしろ、むしろ脳みそつるつるになるみたいな感覚(^^;; ゲームってこの先、どこまでいくんでしょうね。
Commented by an-dan-te at 2011-11-07 12:20
うさちびママさん、
無しで済むならできるだけそのまま行けるところまで行ったほうがいいですよ~
うちは「携帯ゲームの持ち込み不可」という半端なルールになってるんですが、そうすると、なんか型落ちのゲーム機をご好意で無期限貸与してくれる友だちとかがいてベッドにこっそり持ち込んでたりとか、なかなかやっかいです(>_<)

> ゲーム以外のことだって、小3息子は全然時間や約束を守れないからバトルは
> 絶えないですがね(^_^;)
はは。
Commented by an-dan-te at 2011-11-07 12:27
どんさん、
やっぱり最初が肝心で、きっちり約束事を作っておくのはだいじですよね。あと、約束をしたらそれを正しく運用することがことのほか大切で…

目が届かないところが多すぎると、無効化しちゃいます(-_-;;

> 家庭用ゲーム機の発展とともに成長した感が(笑)。
私も好きなゲームいろいろあるんで…
全面禁止でなくうまくつきあいたいんだけど。
Commented by an-dan-te at 2011-11-07 12:32
milkteaさん、
なるほど~
親がゲーム好きだから、ゲームは基本、親のものなんですね。それで通るんなら話は早いなぁ。。

友だちとディズニーランドとか行ったとき、行列の待ち時間はみんなが携帯ゲームしていて自分だけ手持ち無沙汰だったとか言われたけど、だからあそこは恋人どうしで行って、待ち時間もしっぽり語らうところなんだと教えてあげました(笑)
Commented by くるみ at 2011-11-07 14:12 x
昨日、ゲームをしていた息子に、ちょっと気になったので、
「シューティングゲームが上手い子って、理数ができるってイメージがあるんだけど。」
と昔話を語ったところ、
「全く、そんなことはない。クラスで一番上手いのは○○だ。」という返事が返って来ました。
え~?あの子なんだ~(○_○;)
たくさんゲームをやってる子は、どんなゲームも上手いみたいです(涙)
制限させて良かった~。時代は変わりましたね(-_-;;
Commented by an-dan-te at 2011-11-08 12:18
くるみさん、
> たくさんゲームをやってる子は、どんなゲームも上手いみたいです(涙)
まぁそうなりますね(^^;;

なんだってそうですけど、熱心にやればうまくなるよね。同じくらいやった場合の上達は人によって違うけど。

ま、とにかく、この状況下で、無制限ゲーム漬けはありえません~

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