それで「地頭」って、磨けるものなの?   

おととい「我が家流「地頭」の考え方」を書いたとき、とりあえずの「地頭」の定義(というほどのものではないが)として

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同じ時期に同じ塾に入って同じカリキュラム同じ教材同じ先生で教わって、同じ量の宿題をこなしたとしても
違う成績になる。その、違いのモトを仮に「地頭」と呼んでみる。

ってなことを書きました。つまりは、思考能力、学習能力のようなものの総合でしょうか。

「地頭」を「生まれつきの素質」としてしまうと、それを「磨く」という行為は存在しなくて、ただ「受け入れて」「生かす」ということしかできないんだけれども、上のような定義なのであれば、「磨く」余地はありそうですね。零歳から小学校四年なり五年なりに至る人生経験、体験というもので、得るものは違うでしょうから…

私は個人的な嗜好として、あまりそこに深入りしたくはないんです。塾年齢に達するまでに、できるだけのことをしておこうという発想は、容易に「早期知育」的なものに飲み込まれていくんですけど、それはとても親子(たいていは母子)の距離を近くしすぎたり、あるいは発達のバランスをゆがめたりという危険と隣り合わせなことです。上手にやる方もいるんでしょうけど、私はあまりよい例を知らない。というか、私はその悪い実例です。

つまり、私は自分自身の個人的な反省に立って、ということもあるし、実際問題忙しかったというのもあるんですが、早期知育的なものから距離を置くようにしてきました。そんなわけで、うちの子どもたちはみんな、特に上手に高められてもいない、逆に変にゆがめられてもいない、わりと素のままの地頭の持ち主です。

幼いころ、何に熱中して遊んだか、ということは、10歳時点での能力に大きな影響があるでしょう。我が家の場合は、三人ともかなりの長時間を保育園で過ごしていましたから、与えられる(誘われる)遊び方やおもちゃは、かなり幅広いもので、強烈な志向性というものはありませんでした。

その中で、またろうはひたすら「ブロック」にハマり、そしてその十数年後、数学ではすばらしい(立体)図形感覚を持つに至りました。確かに、ブロックはそういった感覚を磨くのに適している玩具ですが、またろうは、ブロックを与えられたから立体感覚が磨かれたのではなく、そういった素質を持っていたからブロックにそんなにひかれたのでしょう。同じ環境にあっても、こじろうとはなひめはブロックにほとんど興味を示しませんでした(そして方向音痴(^^;;)。

そういった具合に、各々が持っている優れた素質というものが、何かへの熱中を呼び、そしてその部分の能力を育てていく。そうするとこのようにすばらしくかけはなれた「脳みそのでこぼこ」を持った三人が育つわけです。

何かを意図的に「与える」ことによってもっと優れた地頭を持った子を育てることができたのかどうか、今となっては実験もできませんのでわかりません。

おおむね、強力に誘導することなく、野放図に育ててしまったということは、生来のでこぼこを強調することにはなるような気がします。しかし、「ぼこ」を埋めることにやっきになるということは本人の持つ「熱中」を損なう危険もありますので、野放図な子育てはとりあえず邪魔をしない、でこぼこはともかく全体として「量的に」損をしない(マイナスの影響を与えない)という意味では悪くなさそうです。

親が与えるプラスの影響、という面では、特に積極的には仕切ってきませんでしたが、やはり親が詳しかったり、興味を持っていたりする分野については意図しなくても生じるものです。うちの子たちが揃って、社会より理科のほうがまともにできるのは例えばそういうことでしょう。それと、もっと顕著な部分としては、私が音楽好きであることで、またろうやこじろうがかなりそっちにひっぱられたというものがあります(受験には直接関係ないけれど)。

社会の素養もあるように育てられたらよかったのですが、親にないものはやっぱり難しいです。これはしかたありません。

そのほか、ベースの部分で親が関わっているのは、対話の量と質だと思います。人間は言葉を介してはじめて人間らしく考えることができるので、対話をするということはすなわち思考の訓練でもあります。

今、ちょっと後悔している部分は、もっとはなひめと意味のある対話を重ねてくればよかった、ということです。親が忙しさにとりまぎれて、というのと、話をするならより年長で手ごたえのある(あるいは緊急に話す必要のある)上二人と話をすることに偏ってしまったきらいがあります。現状、はなひめはその素質のわりに、きちんと話をすることに長けていない感じがある(そしてそれはいろんな分野に影響を及ぼす)のですが、そこは親の責任かなぁとちょっと胸が痛みます。中学受験をきっかけに増える対話を生かして、今からできる範囲でもキャッチアップしたいと思います。

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by an-dan-te | 2011-10-04 13:46 | 中学受験 | Comments(0)

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