中学受験でキズを受けた者が書く決意表明   

模試で、いわゆる合格確実圏(80%以上)をとり続けているということは、別に現実に受かるということとイコールではないのですが、本人としては当然、受かる気十分。

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ←やっぱり親としては

  にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(日能研)へ←サクラ咲いて終わってほしい

それを落ちたら、「(これまで自分が信じていた)世界が崩れ落ちたような」ショックを味わう。というのは、よくわかります。というか、そうでした。さめざめと泣きました。

「中学受験 1日30分の勉強で志望校合格」というブログがあり、そこに「中学受験でキズを受ける者」という記事があります(リンクしていいかどうかコメントで問い合わせ中→コメントは消されて返事ナシ(-_-;;(9/19追記))。まさかの不合格をくらってその後、激しい無気力に陥った例(一人)の紹介です。記事のあとのほうでは、「東大模試でA判定しかとらなかったのに落ちた」人がその後一年間引きこもってゲームばかりしていたという話が載っています。

話はそこで終わっています。

・キズを受けたとしても、無気力になる子もいればそうでない子もいる。その違いは何なのか
・そのようにキズを受けた子がいたらどのようにフォローしたらいいのか
・キズを受けたあと、どのように再生していくのか

関連して知りたいことはたくさんあるわけですが、ここで放り出されると、昔同じキズを受けた(^^;; 者としては非常~に落ち着かない気持ちになります。

私は「さめざめと泣いた」あと、気持ちを切り替えて、希望を持って公立中に進学し、しかしそこの授業や、雰囲気に落胆します。先日書いたように、トップ都立は危ない内申です(^^;; それで私立中に転校し、楽しく過ごし、大学受験では過去の失敗を生かして石橋を叩いて渡り、五戦全勝。

だからむしろ、「中学入試は通過点にすぎない」「若いころの挫折は財産」というポジティブな例と主張してもいいのですが、私はそこまで割り切ることはできません。

自分の能力とか、ツキとか、そういうものに対する抜きがたい不信感というものは長く長く尾を引き、それはもしかすると大学受験を成功に導くにはプラスに働いたのかもしれないのですけど…

それでもやっぱり嫌なものは嫌。

少なくとも、次の受験(大学受験)が終わるまでの六年間の、幸せ度というものには影を落としたと思うんです。人生長いんだからそういう挫折の一個や二個あってもいいっちゃいいんですが、なんつーか人間が素直じゃなくなります(爆) つまり、挫折はなんでも避けるべきというふうには思ってませんが、中学受験という時期に、あの形で失敗するのはなんか違うと思っているということです。

中学受験のとき、親として何ができるのか。

まず、キズを受ける確率を減らす方法として、受かる可能性の低いところを熱望の第一志望にしないってことがあります。だいたい、そんな超チャレンジでたまたま受かったからってイイコトがあるとはいえません。お似合いのところに進学するのが一番です。ほどほどのところを狙い、順当に合格して、成功体験を持って入学するシナリオを書く。

それでも、入試に100%はありません。第一志望がうまくいかなかったときのキズの深さは、何で決まるのでしょうか。

私の場合、深いキズを受けましたが、それで無気力になるってことはありませんでした。その違いは、もちろん性格の違いといえばそれまでですが、あと、私は客観的に見てたいして本気で勉強をしていなかった(ほかのすべてを犠牲にして勉強に時間を注いではいなかった)ということがあるのかもしれません。つまり、「とことん本気」に受験勉強をするってのは、それはもちろんプラスなことではあるんですが、挫折したときのキズは深くなります。

なんというか、うまくいえないんですが、同じ本気100%でも、プラスの本気とマイナスの本気があると思うんですね。全力で勉強に打ち込んでいる、というのはまだよくて、そのメンタリティーの中にすごく悲壮感や犠牲が伴っていると、それは危険な本気である、というふうに思うんです。小学生としての充実した生活をしたうえで、勉強時間は勉強に全力。なるべくそういう健全性を失わない範囲を守りたい。

一月に入ったら、学校を全部休ませて塾にいかせて勉強とかそういうのが是か非かというのがよく話題になりますが、それはずるいとかずるくないとか、そんなふうには私は思わないんです。それぞれの人が、ベストと思うことをするだけで、そういうふうに勉強をする人がいたからってとやかくいう義理はない。というか、そこまでのリスクをとって受験に賭けるなんて、そりゃ勇者だなとか思うわけです。失敗したときのキズ、あるいは成功したときも別のキズを負うかもしれない、すごいリスクでしょ? よくやるな、と思うし、別にうらやましくはない。

それと、第一志望がダメでも、納得できる進学先、居心地よくおさまれる先を押さえることですね。私の場合も、半年滞在した公立中の体験がキズに拍車をかけたというか、別の角度から深いトラウマを作ったような気がするんです。

だいたい、私がこんな年になってもこんな話題にこんなアツクなって言葉を費やしていること自体、中学受験で変なキズを負わないことの重要さがわかるってもんですよね。私の全敗体験は、少なくとも子どもの中学受験を考えるうえでは、生かすことができる、生かそう、と思ってます。また長くなっちゃった。

にほんブログ村 中学受験 ←ランキング参加しています。
にほんブログ村 中学受験(日能研) ←まだ参加者が少ないです。日能研の方どうですか

by an-dan-te | 2011-09-18 10:11 | 中学受験 | Comments(8)

Commented at 2011-09-18 10:29 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by an-dan-te at 2011-09-18 22:35
***(2011-09-18)さん、
あーそうですね、確実というのは求めにくい学校なのかもしれませんが、実力的には無理目でなし、本人もまぁ…いろいろ犠牲にしているものはあるにしてもなんか自然にノリノリという感じで、そこそこ無理のない受験といってもいいんじゃないでしょうか。

> 親としてできることは「努力が報われる併願プランを用意すること」
まさにそれですね。本人はそこまで考えられない気持ちでまっしぐらですよね。

親のサポートしっかり塾のサポートばっちり、本人のやる気と実力十分で、傍からみるとノープロブレムな受験にみえます(^^)
Commented by mimi at 2011-09-18 22:39 x
同じくふっか~い傷を受けたmimiです。
私はアンダンテさんのように大学受験で取り戻すことなく、越境の中学のおかげでひきこもりはしなかったのものの内申が取れずトップ公立には行けず、私立の高校からエスカレーターで大学に上がるという 試合放棄!!
 に走りました(^-^;)
受験という受験は結局失敗しかしなかったので、今でも中学受験の時、初見で全く分からなくなりパニックになった問題を覚えてます(何十年もたっているのに)
立派にトラウマですよ(^-^)v

でもきっと傷を負って失ったものばかりではない気がするし、得たものも大きいと思うけれど、それは性格によるところも大きいかな。
少なくとも子供たちは同じ悲しみはあまり体感しなくてもいいかも。
Commented by 海実 at 2011-09-18 23:59 x
私は「あの時」本音ではどう感じていたのか、知りたいのだけど
うちの子は話してくれない、というかまだ言葉にしたくないのか出来ないのか。それとも忘れちゃったのか(爆)
くやしさやショックを表に出したくないやせ我慢体質なので、余計に気になる…いつか、ポロッと話してくれたりするのかな。

私が周りを見ていて気になるのは、「受かる可能性の低いところを熱望の第一志望にしない」のはもちろんだけど、強気すぎる併願校を並べて結果…というのが、思った以上に多い事。親は冷静に(東京近郊なら)2月2日までには確実に合格取りつつ、納得のいく進学先を押さえられるように併願校を並べるのが仕事だと思います。それをきちんと指導しない塾もどうかと思うのだけどね…。
Commented by くるみ at 2011-09-19 08:51 x
ずっとA判定、先生も友達も家族も本人も、ほぼ合格を確信する状況。
でも、結果は不合格・・。危ないと言われた友達は合格。
こういうエピソードは結構あるんですよね(涙)
主人は大学受験で、妹は高校受験で経験しています。
二人とも引きこもったりとかは無かったですが、卒業式に出るのが辛かった~と今でも話します。
妹は大学でリベンジを果たしたのに、未だに引きずってますね・・。自分の子供には相当慎重になりそうです。
身近に経験者がいるので、私も息子の受験が怖いです・・。

Commented by an-dan-te at 2011-09-19 22:22
mimiさん、
ま、トラウマがあっても結局なんだかだでつじつまを合わせて大人になってなんとか生きてくしかないわけで(^^;; いろんな挫折があってのあなたでしょうといわれれば返す言葉もないのだけれども、それでも中学受験の失敗なんて買ってでもするようなもんじゃないよな。とは思うわけです。

> 得たものも大きいと思うけれど、
> それは性格によるところも大きいかな。
そうですね~
Commented by an-dan-te at 2011-09-19 22:28
海実さん、
うーん、まぁ、終わりよければすべてよし、というか、「あの時」の本音なんてあとからみれば一瞬のことと思って忘れてもいいんじゃないですかね。もちろん逆に、忘れないで今後の糧としてもいいわけですが…

併願校が強気すぎるってのはまったくいただけませんね。勉強の中身は見なくてもここだけは塾任せでなく親が現実に通える、通いたい学校を詰めておきたいですね。
Commented by an-dan-te at 2011-09-19 22:32
くるみさん、
卒業式に出るのが辛かった~というのは、すごくよくわかります。大学でリベンジを果たしたのに、まだ引きずってるというのも、すごーくわかります(^^;;

私の場合は、子どもの中学受験では室長先生に苦笑されるほど慎重になり(なりすぎ)、でも挫折を知らない(笑)よしぞうがそこそこバランスをとってくれました。

<< つい買っちゃった「算数ベストチ... 歴史を教えて! ドラえもん~ >>