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社会って、あとからでも大丈夫?   

こじろうのときなんて、あとからもあとから、社会のメモチェは六年10月くらいからようやくエンジンがかかってきて、ようやくひととおりいえるようになったのが1月10日!! (翌日から本番…)

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これは、もともとこじろうが新五年入塾で、しかも親も新米だったため勉強サイクルとかよくわかっておらず、すごく出遅れたまま地理がひととおり終わってしまったというつまづきがひとつ、それから、私の頭の中で「社会は暗記物」というのが色濃くあったため、「どうせ早めに覚えても忘れるし」と、社会の暗記をなるべく後回しにしようとしたのがもうひとつ。

カリテなどのテスト、特に、授業中の小テストのような、ストレートに知識を問うもので比べると、こじろうの遅れぶりは明らかで、おそらくクラスでは随一(-_-;; だったと思われる。

それなら社会は最後まで足をひっぱった科目だったかというとそうではなく、確かに五年時はひどかったけれども、だんだんましになってきて、六年時には国社逆転。算数や理科ほどよくはないにしても、センター模試(今でいう公開)でみるとそんなに問題なさそう。過去問もそこそこ取れてて、さらに知識の穴が埋まった一月以降は特に社会が不安ってことはなくなってた。模試はないから客観的には測りにくいけど。

だから、「社会はあとからでも」、まぁ、大丈夫っちゃぁ大丈夫な気はします。たとえば、不得意なのが算数だった場合、それを半ば放置のまま六年後半になってから、さぁまじめにやるぞ詰め込むぞ、って、そりゃ無理ですよね。それに比べれば。

でも、このやり方には欠陥があります。

圧倒的につまらなかったし、大変だった!! メモチェを覚えるにしても、自分でえっちらおっちら書いて丸付けとかしてたら、もう戻ってくるころには忘れてるから、毎日まいにちとっつかまえてひたすらピッチを上げての口頭練習。覚えにくいものは、朝に夜に廊下の通りすがりにも質問して。

膨大な丸暗記を一気に仕上げるというのは、そういうことですよね。

しかし、怒涛の丸暗記が過ぎ去って思うことは、あのやり方って、もったいなかったなということです。つながる、楽しさとか、社会にはいろんな「味」があって、この後の学習や生活の中で発展していく土台になるはずなのに、ひたすらたいへん、つまらないで終わらせてしまっては。

ただ、母が社会の中学受験勉強というものにマイナスイメージを持ってしまったのに比べると、こじろうはそうでもなくて、むしろ、中学受験のとき社会はいっしょうけんめいやったからもう大丈夫みたいな根拠のない自信があったり、興味を持ってニュースを読んだりとか、あの嵐の丸暗記の「後」というものを十分生かしているようにもみえます。

私は、自分自身が社会苦手で、あまりまじめに勉強したことがなかったのでよくわかってませんでしたが、むしろベースに暗記があって、そこに関連ストーリーを乗せていくということを楽しんでいけばいいものなのかな??

つまり、何もないところに砂(授業とか、ニュースとかのインプット)をふりかけてもざざーっと落ちてしまうだけだけど、枠組みを作ってある程度の網の目を張って、それから砂をそっと乗せていけば少しずつ積もっていき、ある程度積もるとさらに砂が乗りやすくなるみたいな。

それで、そういう反省に立って、はなひめには四年から多少の知識を、そして五年になってからもこじろうのときほどは基本知識の暗記に遅れをとらないようにフォローしながら、そこに乗せる「枝葉」の部分をいっしょに探すように心がけています。心がけているわりには(算数が忙しくて)あんまり充実できてませんが…

秋田旅行、広島旅行、あるいは「カリスマ先生の授業」のような本をいっしょに音読するとか、地図関連の作業も時間がもったいないとかいわずやってみるとか。

思えば、こじろうのときの受験は「効率優先」でした。出遅れ感があったためやむをえなかった部分もありますが、私の気持ちのほうに余裕がなかった。今度はもうちょっと、「無駄を楽しむ中学受験」でいきたいと思います。
#こども新聞もとります!!

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by an-dan-te | 2011-09-09 07:52 | 中学受験 | Comments(6)

Commented by 震電08-G at 2011-09-09 11:44 x
我が家もメモチェを始めたのは、小6の9月も終わりくらいからでした。9月に入ってからも、あまりに過去問の出来が悪いため、いい参考書はないかとネットで探したのです。
メモチェは2回は何とか繰り返しました
メモチェの効果はけっこうにあったと思うのですが、元々の社会のベースが無かったので、苦しかったと記憶しています。

私もブログに書きましたが、私自身が「理社の暗記モノは後回しで良い」と考えていたので、子供にもその方針でやらせたのですが、失敗だったと思っています。

中学受験は「思考力のある子に育てる!」というのが目的の1つでもあるので、「無駄を楽しむ」というのは非常に良いかと感じます。
Commented by bun at 2011-09-09 12:51 x
私が社会苦手だったので、おもしろい年号語呂合わせを考える程度しかできなかった・・ しかし、テレビの特番や新聞、本などで膨らまそうと思うととこれまたすごく時間かかって、形にできないまま、追い込み大量暗記となったっけ。
はやいうちにゆっくり土台を広げるのはとてもよいですね!
アンダンテさんも池上彰みたいに語れるようになったりして・・
Commented by ocarina at 2011-09-10 09:31 x
「無駄を楽しむ」って言い言葉ですね~♪

同じ社会科のお勉強でも、「受験のため」「苦手な科目の辛い勉強」「暗記するだけのつめこみ」って感じじゃなくて、より文化的・芸術的な「学び」って感じになりそうですね!
Commented by an-dan-te at 2011-09-10 11:05
震電08-Gさん、
メモチェ、あらかた頭に入ってる子が総整理するってんならさらりといけるでしょうけど、ここでいっちょ覚えるかってんだとなかなかつらいものがあります。

でも、よくまとまってるし、遅れをとっちゃったんならしょうがない、メモチェ使って「どどどどど~」っと詰め込むしかないですよね。効果はあったと思いますが、たいへんでした(親が)。

先に知識の骨組みがあって、じっくり肉付けしていく社会なら、ずっと味があっていい…と思う…(実際にやれたことないから自信なさげ)

> 私もブログに書きましたが、
ハイ!! テーマさっくりいただきました(^^)
Commented by an-dan-te at 2011-09-10 11:07
bunさん、
膨らまそうと思うと、ハンパなく時間がかかりますよね。今は「早めに土台を」と思いつつ、気がついたらやっぱり暗記部分ではかなり遅れをとっているようです。いってることとやってることが違う。

> アンダンテさんも池上彰みたいに語れるようになったりして・・
なんか頭が社会向きにできてないらしくて(-_-;;
Commented by an-dan-te at 2011-09-10 11:10
ocarinaさん、
そう、せっかくなので楽しく広げてつなげていきたいです!! しかしつくづく思うことは私にそういうセンスがないってことです。はなひめはどちらかというと理科より社会向きに見えるのにいつも成績は理科>社会なのって、やっぱ親のセンスがなさすぎるからかなーって。家の中にそういう空気がないというか。

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