頭を使って勉強する   

「頭を使って」って、じゃ、「頭を使わない」勉強ってあるのかっていえば…

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そりゃ、まったく使わない勉強ってのもないでしょうけど(^^;;
例えば、漢字を10回ずつ写す!! とかいったら、限りなく「頭を使わない」勉強に近い。
手に覚えさせるというのか、書き慣れるというのか、それとて別に無意味なわけじゃない。

それとか、ただガシガシ計算するとかね、いろんなレベルがあるけれども…

なんでそんなことを考えていたかというと、この土日に「ベイビーステップ」(少年マガジンコミックス)というテニス漫画を一気読みしていたんです。この話は、すばらしくまとまったノート作りに定評のある、優等生高校生が、「運動不足解消のため」週一回のテニスを習いに行ったところからぐぐっとハマってしまって、テニスのプロを目指すようになるというものです。

始めは、勉強とテニスの両立というモードでやっていたんですが、途中から切り替えて、「プロを目指すためテニスだけ一年やりたい」と両親にプレゼンしたりして、チェックポイントを高三夏と定めて、今はテニス一筋、ってところです(17巻まで読んだところ…)。

ま、架空の話ですからね。実際にはそりゃ、高校に入ってからテニスを始めて、二年くらいで全国を狙えるレベルになるってありえないんでしょうけれども、この話なりの説得力があるところがおもしろいところ。

つまり、この主人公は、確かにテニスを始めたのは遅いんですが、それまでにいろいろとテニスに役立つ資質を磨いてあったという設定なわけです。

・時間を区切って、やるべきことをこなすスケジューリングの力。
・課題や問題点を的確にとらえてそれを表現する力。
・ここぞというときに集中する力。
・自ら目標を立ててそれに向かって努力する力。
・情報を整理して問題解決をする力。
・自分に対しても他人に対しても誠意を持って接すること。

その他、頭の回転が速く、動体視力が高いなど、元々持っていた資質もあるでしょうけど、ともかく、それまで主人公が勉強のために生かしてきたスキルはすべてテニスのためにも役立ったという話になっています。練習の合間にも、試合の合間にも、彼はひたすら詳細なノートを取り続け、試合の戦略を組み立てるにも、自分の課題を整理するにも、各選手のデータを分析するにも、ノートをフル活用しています。

確かに、テニスは体が思い通りに動かなければ話にならず、そのためには練習あるのみですが、そのときにどう頭を使って練習するかで、蓄積できるものには天と地の開きがあります。なるほどこんなふうに「頭を使って」練習していれば上達はむちゃくちゃ速いだろうと思えるのです。

私はスポーツのことはほとんどわかりませんが、ピアノやバイオリンを「練習」、いわゆる物理的な「さらう」という行為をするにあたって、どこに意識を向けて何を考えて手を動かすかで、同じ時間やってもまったく成果が違うということは肌で知っています。

ただし、私の場合は、いつもそうやって頭を使って最大の効果が得られるような練習をしているかというとまったくそんなことはなく、たいていの場合はその場で楽しむように弾いてるだけです。だって趣味だからそこんとこが大事なんだものね…でも、うまくなればなった分、おもしろいってのもまた確かですから、「頭を使う」というところを意識的に混ぜてやっている状況です。

話を大きく戻して、中学受験ということでいうと、もちろん楽しい部分はあって、むしろ楽しくなくては伸びにくいともいえますから「楽しい」ところを削ってまでぎりぎりやればいいわけではないんです。でも、別段趣味でやっているわけではありませんし、ただ時間をかけてもしかたがありません。というか、頭を使って勉強するところがおもしろみであるという考え方はあります。

同じ漢字の練習をするにしても、ただ回数稼ぐのではなくて、自分の記憶に残るようにするにはどうすればいいのか工夫しながら練習し、どのタイミングで確認すれば定着しやすいのか工夫しながら復習する、覚えにくい言葉があればその理由と克服の方法を考える、といった具合です。

テストでうっかりミスをしたなら、(ほかではなくそこで)うっかりが生じた要因を考えて、再発防止のためには何ができるかを考えます。そして、類題を練習すればいいのか、注意点をノートにまとめて見返すのがいいのか、いろいろ組み合わせて改善するわけです。

どの科目でも、問題練習をするなり、理解のためにまとめノートを作るなり、時間をかけるにあたっては、その時間をかけてどんな成果を得るべきなのか、長期中期短期の目標をクリアするために今の勉強がどの部分にあたるのかをわきまえて取り組むとか。

…そんなことを考える小学生は、あまりいないでしょう。そんなことわかってなくても、塾の先生や親の言うことをある程度素直に受け止めて実行しさえすれば、中学受験であればそれなりの成果は出せると思います。

でも、例えば高校生になったときに、自分で頭を使って勉強できないとしたら、時間がいくらあっても足りません。では、その途中のどこで、できるようになるのでしょうか?? どうすれば、できるようになるのでしょうか??

私は今その答えを持ち合わせていませんが、遠くその道筋をにらみながら、今できる種まきをしたいのです。放置でもなく過干渉でもなく。難しいですねぇ…

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by an-dan-te | 2011-08-15 13:02 | 中学受験 | Comments(2)

Commented by K at 2011-08-25 16:13 x
小5次男Nの講習終わりました。成果があったのかなかったのか、
考えると母はしんどいですが、アンダンテさんのページ読んで、そうだなぁと落ち着きました。
種まき、中2長男を見てるとどうしたもんか、アタマが痛いです。
テスト勉強の仕方見てると、頭を使って最大の効果が得られるようなものは見受けられません。テスト前にあきれて意見を言うとそのときは神妙に聞いてますが、テストが終わると・・・ そしてテスト前になるとまた・・・ この繰り返しなんとかなりませんかねぇ。本人が目覚めないことにはなんともしようがないのですが、この漫画、さりげなく置いておこうかな!(^^)!
Commented by an-dan-te at 2011-08-26 07:41
Kさん、
うちもようやく講習終わりました~
着実な勉強態度ということでいうと何がしかの進歩が感じられますが、スピードがないのはそのまんまです。
> 頭を使って最大の効果が得られるようなものは見受けられません。
ま、ハードル高いんですかね…
この漫画は、おもしろいからあれば読みそうですが、そこから勉強姿勢が変わるかどうかは!?(^^;;

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