「女子校育ち」ということ   

去年の文化祭めぐりで、行ったのは結果的に全部女子校だったので、友人から「共学はダメなの??」と聞かれたけど、「いやそうじゃないけど、女子校はまったく調べてなかったから」と答えた私。

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実際、うちから通える範囲の共学校であれば、こじろうの受験のときにいくつか行ってみたからね。女子校には行ってないので(当たり前…)改めて調べるのは当然だろう。でも、女子校めぐりをするうちに、なんか私の頭の中では、はなひめが女子校に進学するイメージばかりが浮かぶようになってしまった。一方、はなひめは、特にどちらがよいとは思っていない様子である。

こじろうの受験のときは、「人類の半分は女性なのに、六年間男ばっかりで過ごしちゃったらリハビリがたいへんだよ!?」などといって共学を薦めていたというのに、この豹変ぶりは何なのか。

やっぱり、男子校育ちのよしぞうが「男子校はやめておけ」といっているのに対して、私自身は「女子校に行ってよかった!!」と思っているあたりが、この非対称を生むのだろう。

私にとっての女子校のイメージというのは「自由」「濃い」「とことん」という感じかな~
デメリットというと、女らしさとかおしゃれとかを磨かないまま大学生に突入することだろうか…

別に、男の子とコミュニケーションしづらいというようなことはなかったけど、さっとお酌するとかそういうのは身についてなくて、うっかりすると自分がよくほかの女の子にお酒ついでもらってたりして(爆)、それから外見を磨くってことには結局慣れないまま大人になってしまったような…それは女子校育ちのせいなのかどうか…

「女子校育ち」(辛酸なめ子著、ちくまプリマー新書)という本を店頭で手にとって、「はじめに」を斜め読みしたところ、「ふむふむ、あるある」というか、私が感じていたことを非常に的確にまとめてくれていたのでつい買ってしまった。著者紹介によればJG卒だそうで、違和感ないのも当然か。

辛酸なめ子さんの表現を借りると、私が感じていたメリット、デメリットは
・くだらないことでも妄想でも徹底的に追求できる
・ブサイク蔑視など皆無の野生の楽園
・「女の敵は女ではない」と思えるようになった
しかし
・女子力を磨いてこなかった
となる。

そうか、なんとなく「自由」と思っていたその中身は、制服がない規則がない、やりたいことに打ち込める自由ではあるけどその中に「男子の視線からの自由」ということもあったのだなと。もっともこれは、同じく女子校といっても学校によるらしくて、学校によっては非常に厳しく「かわいさとセンス」による序列が生まれるところもあるそうな(?)

女子校といってもいろいろ。「はじめに」に書かれていたのは著者自身の感覚とか体験に基づくもので、つまりは私の感じていることとぴったり同じなのだけど、本文のほとんどは別の女子校の話だ。実にいろいろな学校について、卒業生に話を聞いたり、在校生に話を聞いたり、女子校に勤める男性教師から話を聞いたり、昔男子校にいて女の子をナンパしていた男性たちの座談会をしたり、文化祭や説明会のみならず同窓会(!)の取材までして、多方面からまとめている。

読んでみると、ほんとうに女子校といっても様々、でもその中に共通する部分もあり、というのが見えてくる。私が女子校よかったと思っても、娘はまた違うタイプの女子校がよいかもしれず、あるいは共学校のほうがいいかもしれない。この本は、女子校カタログというか、校風のバラエティーについてちょっと理解が深まるので、女子校検討中の方にはお奨め。

特に、JG卒の人には、似た視点からの豊富な観察記録が読めるわけだから、お買い得ですよ(^^)

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by an-dan-te | 2011-03-30 12:57 | 中学受験 | Comments(8)

Commented by ぎどん at 2011-03-30 16:24 x
夫婦とも共学でしたが「男子の視線からの自由」とかいうのは共学でも学校によって全然違うんじゃないかな。
ってか人によって違うかも。←当たり前
だって私が「さっとお酌するとかそういうの」が身についてるわけないし(笑)。
夫の話や夫の友人たちや、公立出身の友人たちの話を聞いても同じような感じのところが結構あるので、かなり学校や人に依存するんじゃないかな~。私は、他の大学で参加したサークルで初めて「そういう雰囲気」を感じましたし、女子高出身の知り合いとか、男子校だった友人の女子高の彼女とかは、逆に「そういうの」が身についている(ご両親に「そういうの」を身につけるように育てられている)感じでした。

一方で、共学だと「学校による」けれど女子高だと「押しなべて(お酌するとかそういう雰囲気が)ない」という傾向は絶対にあるので、それをどう捉えるかなんだろうなーという気もします。
Commented by nonchan at 2011-03-30 22:15 x
女子校でもそうだろうけど、共学も学校によっていろいろでしょうね。
学業面で男子優勢の学校と、女子優勢の学校(私の出身校はそうでした)とでは、女子の男子に対する意識がだいぶ違うかもしれません。
後者の女子は、「女子が男子にさっとお酌」(高校生だからお酌はしないけど)どころか、逆に男子をしもべのように扱ってた感がありました(^^;
(学業優秀だからえらいとかそういう意味じゃないんだけど、なんていうか、女子のパワーで男子を圧倒してる感じなんですよね)
Commented by yoyo at 2011-03-31 01:10 x
私は どちらかというと pinkは共学に入れたいです。
よしぞうさんと同じ感覚かな。
「女子校はやめておけ」
一方 夫は 男子校に何の不満もなかったので 反対する人がいないから chobiは なんとなく男子校って雰囲気ですね。

chobiが共学に進むとしたら、男子7女子3ぐらいの割合のところがいいです。
女子の数が多いと 男子はしもべになってしまいそう^^;
確かに 男子校出身で女子に免疫がないまま大学生になってしまうのも怖いのですけどね。
Commented by ブルー at 2011-03-31 19:26 x
はじめまして。同窓の者です。いつも楽しく拝見しています。
私自身も女子校が楽しかったので、子どもにも別学を勧めています。今度辛酸なめ子さんの本買ってみます。
失敗したのは、大学に入って初日のオリエンテーションで「教卓を動かすので手伝って!」と言われなんの迷いもなく前に出て行ったら、女子は私だけ…。力仕事って男子がやるの?!と気づいた時には後の祭り。大学デビューに完璧に失敗しました。(笑)
もちろん杯は受ける側です。
子どもは無事育ちますでしょうか?(笑)
失礼いたしました。
Commented by an-dan-te at 2011-03-31 21:22
ぎどんさん、
> だって私が「さっとお酌するとかそういうの」が身についてるわけないし(笑)。
あ、なるほど。
…って、納得しちゃってよかったですか(^^;;

いやーたぶん女子校でもいろいろで、女子力を磨いてるところもあるんですよきっと。今回、この本を読んで、むしろ女子校でもいろんなところがあるなぁというのがわかったところがおもしろかったです。
Commented by an-dan-te at 2011-03-31 21:25
nonchanさん、
共学は、比率によっても違いますよね。こじろうの学校はだいぶ男子が多くて…でも女子は押されてるわけじゃなくてすっごく賢くてソツのない子が多いから仕切るといったら女子みたいだけど(^^;;

> 女子のパワーで男子を圧倒してる感じなんですよね
なんかわかる気がする…
yoyoさんの大学のときとかそんな感じかも。
Commented by an-dan-te at 2011-03-31 21:32
yoyoさん、
pinkちゃんは共学になる可能性が高いですよね(都立)、公立中でもそれなりに泳いでいるようだしどちらでもうまくやれそうな感じ。

> 男子校出身で女子に免疫がないまま大学生になってしまうのも怖いのですけどね。
いたよねそんな感じの人(-_-;;
こじろうは共学に入れてほんとによかったです…
Commented by an-dan-te at 2011-03-31 21:38
ブルーさん、
大学デビューでコケたんですね…
すごくありがちな失敗ですね。
その後うまく回復できたでしょうか(^^;;

私はそういう意味であんまり回復しませんでしたが、ぶっちゃけそんなに問題ありませんでした(!?)

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