学校の宿題との微妙な関係   

はなひめの学校の保護者会があって、冬休みの宿題が明らかになった。

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・家のお手伝い
・冬休み新聞を作る
・書き初め
・計算ドリル12ページ
・読書二冊

例年、書き初めだけ、というのが冬休みの宿題の相場だったのに比べれば多い。読書二冊なんてどうせ読むに決まっててほとんど関係ないから、時間がかかるのは「冬休み新聞」。それと、ドリルが入ってるのが「基礎学力重視」の先生らしいところである。

通常時の宿題も、漢字・計算・音読のそれぞれが、またろうやこじろうのときよりかなり多いと思う。

ところで、学校の宿題が出ることのメリットって何だろう??

公立小に通うすべての子どもの学力の底上げ、ということであればメリットがあるのは自明なので、ここではあえて、中学受験をするとかあるいはしない場合でも、親の関心が十分あって、その子が身につけるべき学習を組み立てられる場合を考える。

すると、なんといってもまず一番ありがたいのは、
・「宿題なんだからやらなきゃね」という了解が成立し、説得やバトルが不要であること。
次にありがたいのは、
・親がコーディネートする手間が省けて、とにかく『何か』やっておいてくれること。
かなと思う。学校での学習の内容が垣間見えるとか、先生の手腕がうかがい知れるとか、そういう副次的効果はおいておくとして…

『何か』というのがあまり無意味なことだと困るけれども、計算や漢字などであればもちろん必要なことだ。やや簡単すぎるとしても、速く正確に計算するよう練習することには大きな意味があると思っている私なので、漢字や計算の宿題を学校で出してくれることについては、わりとありがたいと思う。

「論語」や「詩」の音読で、何度も出されると自然と暗唱できてしまう。幼いころ、若いころに暗記したこういうものって財産だと思うから、そういうのはさらにとてもありがたいと思う。

逆に、デメリットと感じることは、
・子どもに合った課題が出るわけではないこと。
・妙なこだわりがあって意外に時間がとられること。


子どもの状況はひとりひとり大きく違うので、それぞれにベストな課題なんか出せないけれども、まぁそれなりに役に立つものであればやる意味がないわけではない。とはいっても、時間という資源は常に限られたものだ。なんでもかんでもはできない以上、あることをやれば別のことはできない。

だから、例えば受験が迫ってきて、そのための喫緊の課題が山のようにある中で、ちょいとピンボケの、時間ばかりかかる宿題がどさーと出されたら、「うっ」と思うことはあるだろう。

受験のような目的と、小学校生活ということを比較すること自体おかしく、学校の宿題なんだからやらなければいけないに決まっているでしょうという意見ももちろんあるだろうけど、私は完全にそう信じているわけではない。宿題は、あくまで本人のためのものであって、別に先生の面子を立てるためとか、義理とか他人への親切のためにやるものではない。やるもやらないも、本人の人生にとってより良いと思う方向で調整したらよいと思う。

ただ、ふつうの場合、宿題をやらなかったらその軋轢というものもその子ども本人がかぶるわけだし、さらにいえば、宿題をそうやって相対化してみせるというのは、大きく遡って、いちばん大きなメリットであったところの、
・「宿題なんだからやらなきゃね」という了解が成立し、説得やバトルが不要であること。
を捨てることになるのだ。実際のところ、私「自身」は学校の宿題をずいぶん”省略”していたけれども、子どもにそれを勧めるつもりも許容するつもりもない。え?? 諺にも言うでしょう、「心に棚を作れ」って。たいていの場合、宿題の時間を無理に削ってほかに回すほどメリットのある課題って、ないと思っていたほうがいい。中学受験は、そのへん折り込み済みにして、行けるところに行けばいいのだ。

子どもが親の言うことなんか聞かない年齢になったとき、子どもの行動が、「今」単に楽なほうに流れるのではなくて、未来に向かうように「枠」を作ってくれる存在として学校は大きい。その権威を不用意に下げてはいけない。

長くなったので、「・妙なこだわりがあって意外に時間がとられること。」についてはまたいつか。

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by an-dan-te | 2010-12-17 13:50 | 中学受験 | Comments(2)

Commented by はとむぎ at 2010-12-17 16:29 x
我が家の娘の担任の先生も、宿題の多い方です。
ドリルは2回、体験ノートは必ず週1回以上書く。
塾に通っている子は、こなすことも大変な様子。

その先生の下のお子さんは、今年4月、私立中学へ入学したそう(+_+)
ここの小学校の先生の子供、私立中学へ行く子が多いらしいけど、それってどうなんでしょうね。
Commented by an-dan-te at 2010-12-18 11:53
はとむぎさん、
量があまり多いと、塾であれ何であれ、他にまとまってやってることがある場合はたいへんですよね。

えーと。先生も、仕事は仕事、家庭は家庭だからまぁそのへんはつっこまないであげてもいいんじゃないですか(^^;; まじめに先生しててくれればいいことだからね。それに、小学校は公立、中学校は私立がいいと思っているのかも。

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