絶対音感は持ってないので   

音が全体にずれてても、相対的に合っていればとりあえず許せてしまう。

バイオリンの他ブログを見ていると、三時間練習したとかそういうのがよくあるけど、こちらなにしろ初心者以前なので、一度の練習は10~20分とかがせいぜい。その代わり、丸一日空いている日曜日とかは朝昼晩の三回くらいやったりすることもある。

そうすると、苦手な音合わせは面倒なのでスキップして、四本の線が相対的に合ってればまぁいいやと練習していて…つまり、全体に少ーしずつ、少しずつ下がってくる。少しずつだからあんまり違和感ないのだが、あるときさすがに「こりゃちょっと変じゃないの」と思ってピアノを鳴らすと、いやこりゃずいぶん下がりましたね(^^;; まる半音とか。

それで慌てて合わせにかかると、あの舞台上でよくかっこよく合わせているのをまねして、バイオリンをちゃんと構えて右手の弓で音を出しながら、左手を伸ばしてキュイーとペグを回すのをやろうとしても…くっ…回らない…

結局、バイオリンを下ろして、抱え込むようにしてがっちり力を入れてペグを回し、弦をはじきながら(だいたい)合わせる。そうやって格闘してなんとか合わせてからまたさっきと同じ「メリーさんの羊」なんかを弾いてみると、あら不思議。なんだか別の楽器みたいよ。

音程の違いというより、音色の違いのような。弾き心地もちょっと違う。

やっぱり、ちゃんと合わせて練習しなきゃいけないようである。当たり前か。まぁ、ちゃんとといっても、今のところだいぶアバウトな合わせ方になっちゃってるけど。

調律していないバイオリンに比べて、調律していないピアノは、めちゃくちゃ気になる。音が全体にきっちり同じだけずれてるならたぶん許せると思うんだけど、ふつうそういうことはないので、相対的にもずれててオクターブが合わなかったりしたら論外(自分で合わせることもできない)。

そこまでひどくないにしても、音色がばらけたピアノは美しくない。弾いていて幸せ感に乏しい。なにしろ趣味なので、幸せ感に乏しかったら弾く意味はないのである。別にうまくなるために練習してるんじゃないんだからね。というわけで、ピアノは贅沢にも半年に一回、とびきり上手な人に頼んでいる。

私はピアノが別にうまくないわりに、ピアノ馴染みは長くて、なにしろお腹の中にいるときから、生まれてからももちろん、母が生徒たちにするレッスンを聞いて育ったし、自分がピアノをサクッとやめてしまってからも、家の中にピアノの音が途切れることはなかった。

なので、絶対音感がなくても、はなひめが「音当てクイズ」を出してきたら外すことはない。音の高さがわかるからではなくて、音色の癖みたいなもので、今白鍵を弾いてるのか黒鍵を弾いてるのかを無意識に意識しているような感じ。だからもしかしたら、うちのピアノじゃない場合は外すかもしれない。

調律師さんも、同じ音程の三本の弦の微妙な違いについては、音の高さというより音色で調整していると聞いたことがある。それはまたレベルの違う話だろうけれども。

というわけで、もうトシだから今さら音程の感覚を磨く、ということもなかなかできないけど、音色の好みみたいな部分を使っていけば、バイオリンの微妙な音程合わせもある程度は自分で気にすることができるようになるのではないかと思っている。いつかそのうちね。
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by an-dan-te | 2009-08-12 07:50 | バイオリン | Comments(12)

Commented by アメデオ at 2009-08-12 21:10 x
合唱とかだと絶対音感は逆に邪魔になるようですね。
特にアカペラだと音はずれていきますから、相対的にハモる音を出す事の方が重要です。
それと絶対音感があってもその音の声が出せるかというと実はそうではないですしね。
Commented by スケルツオ at 2009-08-12 23:58 x
ピアノだけをやっていた頃は絶対音感が邪魔になることはなかったですが、後に弦楽器を始めてからはいろいろつまづくことが多かったですね。
コンマスがちゃんと音叉で調弦した上で音合わせをしてくれると良いのですが、曲の雰囲気だとか演奏者の気分だとかで少しでも高めに調弦されてしまうと、よく適応障害を起こしてました・・・
Commented by ももれんじゃ at 2009-08-13 07:40 x
譜面が読めるようになるまで、聞いた音楽をドレミに直して暗記してました。(#などは省略) ヤマハでは先生の弾いた音をそのまま覚えて対応。絶対音感というのとは異なりますが、割と音程はドンピシャであってました。しかし限界が近づいた時お琴に転換。お琴の譜面がカタカナ表記で、私にぴったり。

 さすがに合唱や吹奏楽やるときに音樂から音符の読み方を逆に覚えました。高校時代、大太鼓と小太鼓のチューニングは私の役割だったです。以外にできる人とできない人が分かれる作業でした。
Commented by an-dan-te at 2009-08-13 12:17
アメデオさん、
はは~もちろん、絶対音感があるからその高さの声が出せるかっていったら別問題ですよね。
私だって、今弾くバイオリンの音が狂ってるのは、音感のより押さえる場所が定まらないことが主たる問題であって(笑)

そうですね、絶対音感あったら気持ち悪い場面てけっこうあるかも。
Commented by an-dan-te at 2009-08-13 12:21
スケルツオさん、
そうか、高めの調弦は絶対音感がない人向けなんですね。絶対音感がない人には無意味かというとそうではなく、雰囲気や音色の差として認識される…

そういえば、大学のピアノの会の人たちは派手好みなのでよく445とかで調律してましたよ。その後で、モチロン自前の調律なんかしないでピアノを使うフルート同好会の私たちは、フルートの頭部管を全部押し込んでも合わないので困る(^^;;
Commented by an-dan-te at 2009-08-13 12:25
ももれんじゃさん、
お琴ですか~そういえばあれ、「文字」の譜面なんですよね。おもしろい。チューニングは確かに、やれる人とやれない人にきっぱり分かれそう…

ところで、ももれんじゃさんまだお琴やってます? うちのホームコンサートでお琴ひいてもらうってあり??
Commented by ももれんじゃ at 2009-08-13 18:21 x
あ、勢いで間違えました。四分音符相当のマス目に一から十の漢数字+斗為巾表記13弦で、途中に「サァーーーラリン」とか書いてあったものでついついこちらが頭にあり大変失礼しました。

残念ながら、お琴はほぼ30年以上実家で眠っています。実際の発表会でもお琴より唄の方を褒められたようなやつですみません。
Commented by an-dan-te at 2009-08-13 21:47
ももれんじゃさん、
そうですか~ざんねん。
お琴の音も、それから弾く動作もあこがれます(^^)
いまどきは小学校でも和楽器の体験などさせてくれるようで、ちょっとうらやましい。
Commented by ゆかりしょう5まま at 2009-08-14 13:49 x
和楽器の中でも、お琴って、ちょっといいですよね…
ゆかりしょう5の通っていた小学校は、音楽でお琴の授業があり、
創立30周年記念式典で、
『男子十二楽坊』
なんていう、お琴の出し物もありましたっけ…(カッコよかった‼)
ちなみに、ゆかりは、4年~6年の3年間、和楽器クラブでした
(名前は、和楽器クラブでも、内容はお琴のみだったらしい)
今では、チェンバロ、クラヴィコードにハマってますが…
そういえば、響きが似ている…
Commented by an-dan-te at 2009-08-14 20:34
ゆかりしょう5ままさん、
> 『男子十二楽坊』
うわ~っ、見てみたい!!
和楽器クラブとは、おしゃれですね。
> そういえば、響きが似ている…
「弦をはじく」系ですね。
そういえば、私はこれから「弦をこする」系をやってみようとしていますが、寿命があるうちに「弦をはじく」系とか「リード」系とかもやってみたいなぁ(^^)
Commented by 無謀 at 2009-08-18 20:22 x
えー、東京に戻ってきました。今朝までトレーナー着て上着着て、の生活をしていたのにこの暑さはつらいッス。
子どもの小学校の創立130周年記念式典では和太鼓、三味線、お琴そしてリコーダー2種類で合奏しました。なかなか格好よかったです。
Commented by an-dan-te at 2009-08-18 22:29
無謀さん、おかえりなさい。
確かに、いきなりぎらぎらと暑いですね。
子どもの合奏は、頭数あるし、なかなかの迫力で感動しますね。指導する先生はたいへんだろうけど。前にまたろうが小学校のときに見たのは、和太鼓と篠笛でした。

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