ダブルスクールでないことのありがたさ
2009年 07月 20日
子どもが提出すべきものをブッチしていたり、素の自分のまま小テストを受けていたりすると、結局のところ心穏やかでいられず、あれこれ口出し手出ししていたらまったく何をしているのやらということになる。
でもまぁ、私自身としては今の状況はまったく意外でも何でもなく、なにしろ、またろうで中学生活の予習はばっちりなので、それに比べりゃこじろうの中学生活なんて、気楽なものだ。相対的優雅な生活、といってもいい(^^)
楽な部分はなんといっても、がんばりの方向が一本化されていることだ。
またろうの中学校生活の場合は、「受験」というひとつの目標のためにやるべきことだけでも、内申のために学校の課題やら態度やらをなんとかすることと、入試にある科目で点を取れるようにすることと、この二つの方向があり、この方向がまたなんともミスマッチなのだ。「まったくあさって」という部分もあり、似ているようにみえて微妙に違ったりしてわかりにくい部分もあり。
こじろうの場合は、学校から提示される課題をそのまま目安として、努力すればいい。やるべきこともわかりやすいし、時間的にも余裕がある。余裕は、塾に通わなくてよい分ということもあるし、そのミスマッチな分消耗するのがなくなるということでもある。
#余裕があるはずなのにやってないという本人の問題は脇に置くとして
小テストがあれば、りんごの皮むきのテストがあるから今日のりんごはこじろうに剥いてもらおうというのと、英単語のテストがあるから範囲の単語をもう一回書いてみようというのと、それは同じレベルでつながっている。学校の宿題の数学の問題集を解くときは、それはすなわち数学の実力向上のためにやっていることであって、とりあえず「済んだ」カタチにすればいいやというものではない。つまり、受験科目とそうでないもの、という区分けもないし、英数国などについて、学校の求めるレベルと高校入試で求めるレベルの違いというものもない。
また、学校で出される課題に取り組むにあたって、大事なのはこじろうが高校生になったころに、自分で上手に能力を発揮できるようにすることであって、今の結果(通信簿の成績とか)がでなくてもかまわない。例えば、こじろうの夏休みの宿題の中に音楽の鑑賞作文という、親が口を出さなければ1ミリも進まないであろう課題があるが、これをやるにあたって、とにかく「今」点数のつくレポートを出さなきゃいけないのか、それとも将来こういうレポートを自力で書けるようになればいいのかで、口の出し方も変わってくる。
そういう意味でいうと、今はまたろうも、高専という大学受験もない環境の中にあって、努力の方向が一本化されている。わかりやすいよね?? だからそろそろ、自分でがんばってくれよ~。
自分の昔のことを考えると、小学校のときは塾(四谷大塚)で勉強し、中学校では勉強せず(^^;; 高校のときは塾(駿台)で勉強し、大学では勉強せず…と、とても学校で勉強した量が少ないということに気づく。何かが間違っていたよなぁ…と思うのである。
by an-dan-te | 2009-07-20 11:07 | 中学生活 | Comments(14)
小学生時代は日曜テストのあと会場だった原宿で遊んでいたし、中学時代はそこそこやり、高校時代は部活命、大学時代が一番勉強していたかな。実習ばっかりで3年生の時は毎日終電帰りだったもの!
今までは子どもをダシに「幼稚園児の母」「受験生の母」を楽しんでいました。でもまだまだ「中学生の母」を楽しむ余裕はありません。叫ぶ毎日はいつ終わりを迎えるのでしょうか(涙)
結婚じゃないですよね。
じっくりお話が聞けず残念でしたが、やはり今年は受験に専念し たほうがよさそう・・・。
アンダンテさん、いろいろとありがとうございました。
そんな長時間可能な会場だとは思いもしなかったです。残念~。
口コミは、頼りになることもありますけど、要はその人の見方ですから。やっぱりフェアとかで直接、その学校の先生と話すのは別物ですよね。
話して1分で「これはない」というのもありますね、確かに…
「憧れの学校」はバッチリ合いそうでよかったですね(^-^)
まぁ、心に棚を作っておかなきゃ子育てなんてやってられないですよね(^^;;
> でもまだまだ「中学生の母」を楽しむ余裕はありません。
あぁそういえば…第一子って、なかなか引いて眺める余裕が持てなくて、つい巻き込まれてしまう気がします。
披露するネタがないのがちょっと申し訳なかったですが・・・。
来年はぜひ。
しかしうちの次男は、残念なことに「叫ばせて」系
じゃないんですよね。
優秀かどうかとは別問題・・・。
正直、子供ってどの程度まで「手をかけ」て、どの程度から「手を離せ」ばいいのか、正直測りかねますよね…。
an-dan-teさんのお子さんたちも、中学に入ったら&高専に入ったら、もう独り立ちか?と思えば、まだそうでもなく、
でも社会人になってまで「○○(子供の名前)、この仕事の締め切りはいつなの?」とやるわけにはいかないですしね。
私や夫の場合、大学進学で地方から単身上京した時点で(物理的に)親離れしましたが、大学も就職しても自宅からとなると(うちはそうなりそう…)、
本当にどこまで手をかけれなければならないのか(←わずらわしいけど)、
どこで手を離さなければならないのか(←さびしい)、、、
悩ましいです。
そうなんですよね…宴会でも話題になりました。
「昔はこんなことまで親にしてもらわなかったが、何が違うのか??」って。
去年は、とりあえず本人の希望のところに押し込むことを優先させてしまったところがありますが、今年は徐々に手放ししていく期間…のつもりだが…
>去年は、とりあえず本人の希望のところに押し込むことを優先させてしまったところがありますが、今年は徐々に手放ししていく期間…のつもりだが…
ほんとうに。受験は結果が出ますから、締め切りから逆算してギャップを埋めるためには仕方なかったんだ・・・と思いたいです。でも、おっしゃるとおり、ダブルスクールでなくなって、本音と建前の使い分けをする必要がなくなったのは、親子ともども非常に精神的によろしいです。子どもが、「ひとさまから見て自分に欠落している能力はこれ、と客観的にとらえた上で、自分のことを認め、自分らしく平衡をとっていく」ということができるようになるのを楽しみに、ボチボチやってまいります。
1学期の成績表をいただき、学業の方は想定の範囲内(大汗)ですが、学校では「活発で生き生きとしている」との担任のコメントがあり、学業関係で叫びたかったけどとりあえずセーブしておこうかな・・・。今日だってひとりで宿題やってますからねえ。
そちらもりんごですか~
> 本音と建前の使い分けをする必要がなくなった
> のは、親子ともども非常に精神的によろしいです。
ほんとですね。
足りない能力はたぶん足りないまま大人になるので、うまい付き合い方を覚えて工夫して乗り切りつつ、得意なところを生かせるようになってほしいものです。
> 今日だってひとりで宿題やってますからねえ。
すばらしい。
うちは昨晩、大嵐でした(-_-;;
そうなんです、まぁ結局、中学生になっても叫び続けるわけですから、気長に。
子どもともほどほどで付き合い、自分の楽しみも忘れずにいきましょう!!
(暗に、また飲もうと言っているらしい)