読み聞かせ   

昨日のコメント欄で、卒業アルバムの話が出てきたので、こじろうのをぱらぱらと見ていた。

すると、「朝の読み聞かせ」で読んだ本のリストが巻末についていて、なかなか気が利いているなと思った。「朝の読み聞かせ」というのは、週一回、授業が始まる前の15分くらいを使って、保護者のボランティアが交代で本を読み聞かせるというもの。

学校のPTA組織に、ひとつの仕事として明示的に組み込まれているものではなく、自然発生的に誰か名乗りを上げてローテーションを組むので、やっていなかった時期もあったように記憶している。こじろうの学年はわりとやっていた時期が長かったようで、六年間に300冊超の本が読まれたことになるそうだ (一回に2冊読まれる)。これはすごい。

私もよしぞうも、ほかの多くの係活動だとあらためて休みを取らないといけないことがほとんどだが、これだとちょいと遅刻していけばすむので敷居が低く、それぞれ年に2~3回は行っていたと思う。つらつら見ていると、私が読んだ本も載っていてなつかしい感じである。

クラスがざわついた時期もあって、なかなか一筋縄でいかなかった学年だけど、みんな読み聞かせをわりと楽しみにしていたので、読み聞かせ自体はたいていスムーズだった。子どもたちの反応が楽しいので、読み聞かせに行くのはこちらも楽しみだったが、本選びはなかなか悩ましい。

一、二年生のときは、いくらでもきれいな絵本があり、親もふだんから読み聞かせをする人が多くて絵本のストックもあるから選びやすい。でも有名どころはすぐに誰かに読まれてしまうので、リストを見るか子どもに聞く。「これ、読み聞かせでもう出てきた??」

「これはのみのぴこ」とか「めっきらもっきらどおんどん」などの、読み聞かせしやすそうな有名どころはまず、ささっと取られていると思ってよい。よしぞうは、よく長新太(「へんてこへんてこ」「ゴムあたまポンたろう」)を読んでいて、これはけっこう人気があったらしい。まぁ、中川ひろたか、林明子、五味太郎、レオ・レオニその他たくさんの作家の本が目白押しだから、絵のきれいなもの、言葉のおもしろいもの、なんでも好きなように選べる。

だんだん学年が上がってくると、幼児に読むような絵本はどうかと思うし、かといって、長い本を読み始めたら15分では終わらない。絵本ながら重い内容のもの、「かたあしだちょうのエルフ」「ヒロシマに原爆がおとされたとき」などの登場もあったし、「なんででんねん天満はん」のような、和ものでちょっと凝ったおもしろさを狙った人もいた。

私の場合は、佐藤さとるや星新一の短編で、時間におさまるものを一生懸命探していくことが多かったが、やっぱり自分の好みの話が読みたいので、あっこれは短すぎる…これは長すぎる…これはあの話と続きだから…など、だいたい難航する。

卒業も近いころになって読んだのは、とても子ども向きとはいえないところから選ぼうと、ひねりにひねって、短編といえば芥川龍之介。ということで、「魔術」という不気味な話を読んだ。時間オーバーの分は、どこを飛ばしてダイジェスト読みすればおさまるかを練習して臨んだ。おもしろいと思ってくれた子も、なんじゃらほいと思った子もいたみたいだけど、まぁいいんだ(^^;; いつも二人ペアでやっているので、片方が無難な選択をしてくれていると安心して走れる。

読み聞かせではなく、「語り」をやってみたこともあった。動物の大きさ比べの絵本と、長めの巻尺を持っていって、「ゾウ」「キリン」「シロナガスクジラ」や「ブロントサウルス」のようなものまで、学校に連れて来たとしたら実際どんな大きさであるかを想像してもらった。四年生くらいのときかな??

そのあとしばらくして、学級だよりに、みんながつくった詩が載っていた。動物園に行ったあとなのでテーマは「動物」。その中に「きりん」の詩があって、「きりん 首のながいきりん/きりん 木の葉を食べるきりん/…」(*)そして、最後の一節がぽつんと「きりん 教室には入れない」とあった。あ、話を聞いててくれたんだなと(^^)
(*)うろおぼえです。詩が下手になってますがすみません

というわけで、思い出が走馬灯のように…流れる良企画のページだったはずなのだが、このリスト見やすくない~。読み聞かせ順じゃなくて、あいうえお順だ。「まさかさかさま」と「魔術」が並んでるもん。でも考えてみれば、読み聞かせをしようとする人が、これまで読んだ本のリストにないかをチェックするときはソートしてあったほうがいいわけだ。つまりもともとその用途のために作られたもので、アルバム用じゃないんだろう。なるほど。

by an-dan-te | 2009-07-12 18:29 | 小学生活 | Comments(0)

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