曲選びは楽しい   

日曜日の、遅い朝ごはんのときに、よしぞうがいきなり叫んだ。

「あー!! テオ・ヤンセン展が今日までだ!!」。これは、生き物のような機械のような不思議なシロモノが、風に吹かれて「歩く」という、工学ともアートともつかないような(良い意味で)変な展覧会。またろうはもちろん、私も行ってみたいとは思っていたんだけど。今日を逃すと、ゆっくり曲選びができる日がなくなってしまいそうなのでパス。

というわけで、よしぞうとまたろうが外出、私とこじろうとはなひめが留守番ということになった。

曲選びというのは、夏に予定しているピアノ発表会のためのもの。この間、発表会は終わったばっかりじゃないのって…えぇ、そうなんですけど、実は私、二個所のヤマハでピアノを習っているんです。自分でも呆れますが。

私の曲選びは、まずCDで「このへん」と思うところを聞き漁って、「ここ」と思うあたりにしぼって楽譜を買ってくる→まとめて時間を取って、一気に弾いてみる、という段取り。

今回の候補曲は、まずフォーレのノクターンのNo.2とNo.3。これは既に弾いてみて様子はわかっているのでいいとして。新たに買ってきたのはグラナドスのスペイン舞曲集(12のスペイン舞曲、2つのスペイン舞曲)。

CDは何度も聴いてあるので、とにかく頭から楽譜をめくって次々に弾いていく。テンポがゆっくりだろうが、つっかえようが、なんでもいいのでひととおり音を並べながら、弾きやすさの度合いをつかんでいく。難しいところは適当に飛ばして…でも、一部は何度か弾いてみて、練習したらできるようになりそうかは調べていく。

曲選びの条件は非常にシビアで、
・適度な長さ(目安4~5分。最長でも7~8分)の曲
・音を並べるのが難しすぎない曲
・雰囲気がすてき、子どもっぽくない曲
・盛り上がる、変化がある曲
・知られすぎてない、みんなが飽きてない曲


ありていにいって、弾きにくくないのに聞き栄えのする、それでいてあんまり有名でない曲。要するにコストパフォーマンスのいい曲(^^;; 贅沢をいえばきりがないんだけど。

相当な贅沢をいっても、曲がいくらでもあるというのはピアノのいいところ。フルート(大学のときやっていた)ではこうはいきませんでしたからね。

ピアノの発表会ではとても緊張しやすいので…冒頭から突然音が飛びすぎる曲は簡単にボツ(No.9 Romantica)。よく聞くと素敵だけどちょっと地味だわねといってボツ(No.2 Oriental)。ラローチャが弾くとかっこいいんだけど私が弾くと(=ノリが悪いと)かっこがつかないからボツ(No.5 Andaluza)。

どしどし「ボツ」にしていって、最後までいったら、気になる曲に戻ってくる。今回のイチオシはなんといっても「No.8 Sardana」。いやー、こういう、きらきらした曲、好きだわー。強い太陽に照らされてる波みたいな。それに、聞いた感じよりはだいぶ弾きやすい。でもこの辺、ほんとに練習したら弾けるようになるかしらね…

問題となりそうな個所は、ちょっとしばらく練習してみる。なんとかなるんじゃない?? 結論が出るまで、選曲所要時間はトータル3時間くらい。間には昼ごはんとかいろいろはさむので、ぶっ続けでやってるわけではないけど。

曲が決まってすっきりしたところで、近所のるんちゃんママとお茶。じっくりしゃべるのはしばらくぶりだったんで、あっちの話題こっちの話題としゃべりまくる。一歳になったばっかりのりゅうくんとも、ちょっと遊ばせてもらう。りゅうくんは兄のみちくん(年中さん)と違って人見知りするので、抱っこはできないんだけど、安全な基地(母の膝)にいるままであれば、にこにこと遊んでくれる。かわいぃ~(^-^) 私がこっちの家に来てるのに、みちくんは逆に我が家へ脱走していき、帰ってきたまたろうと遊んでいる。

お出かけしないと、そのかわりにこんだけ余裕の一日が過ごせるんだよね。でもちょっと「ヤンセン」も見たかったな~


これまで私が発表会で弾いた曲:

・メンデルスゾーンの無言歌から「さすらい人」
…あまり弾きやすくなかったし、聴き栄えいまいち。失敗。

・ラフマニノフのエレジー
…手がばかでかい作曲家だからか、ありえないくらい離れた分散和音を弾かなきゃいけないが、慣れればなんとか弾ける。ゆっくりだし。おおげさなくらいかっこいい。

・ショパンのノクターン13番
…ちょっと難しかったが思い切ってチャレンジ。どっしり落ち着いた滑り出しの曲なので、あまり上がらずに弾きはじめて、そのまま難しいところも崩れず弾けました。意外によかった。

・ラベルのソナチネ三楽章
…大好きな曲なので、指が動かないのが難点だけどだいぶ練習は楽しめた。あまり忙しいのでかえって上がらないできれいに弾けた(^^;; でもテンポはちょっと遅すぎたかも(速く弾けない)。

・フォーレのノクターン1番
…これまた実力オーバーの曲。でも練習期間ずっとおもしろくて、のめりこんで弾けた。魅力あふれる曲。本番も曲に集中できて、これまでの中でいちばんよい出来だった。ちょっと長いのが難点。

・ファリャのアンダルーサ
…これは、誰も知らない(輸入楽譜しかない)曲だが、難しくないのに難しく聞こえる、とてもナイスな選曲。ノリはちょっと最初つかめなかったけど慣れたら大丈夫。ただし本番かなりハズした(-_-;;

f0185839_715386.jpg今日の弁当
にんじんのごまあえ、ブロッコリーの塩炒め、昆布煮、肉団子、スナップえんどう
* ふりかけは、超定番の「のりたま」
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by an-dan-te | 2009-04-14 07:08 | ピアノ | Comments(6)

Commented by koma at 2009-04-14 14:51 x
私も子供時代、発表会の曲を決める前は、先生に必ず、「難しそうに聴こえて、簡単に弾けるやつがいい」などと、言ってました^^;
ファリャの曲、全く知りません!というより、私の場合、長年やったわりに、あまり曲を知らないんですよね^^; 題名を覚えないというか・・・。
前回の、公文の話の続き、興味深々です! 楽しみにしてます♪
Commented by ania at 2009-04-14 20:23 x
これを読んで、ラローチャの『スペイン舞曲集』、ついさっき私も聞いちゃいました。
(CD同じでしょうか。)
ちなみに私は地味な(笑) Orientalが好きです。
この曲はピアノもいいですがサクソフォン4重奏となると、
きらきらとしてちょっと気だるげとてもいいんです。
はじめて聞いたときはどきどきしちゃいました。

それにしても、2箇所でピアノを習うパワー、すごいです。

あ、いや。
運は呼び寄せるもの、パワーは自家発電するもの、ですね。
私もがんばろうっと。
Commented by an-dan-te at 2009-04-14 21:04
komaさん、
> 難しそうに聴こえて、簡単に弾けるやつがいい
そぅですよね~やっぱり(^^;;
で、大人なので、自力で探す努力はする、と。

ちなみに、今日「No.8 Sardana」を持ってったら、先生は「スペインものやるんだったら、もっと音の混んでるのじゃないと間が持たないわよ~」とボツ。で、アルベニスのどうたら(うろ覚え)だったら…とかいってましたが、どうなるかわかりません。

こちらではフォーレやって、あっちでグラナドスやるかも。

私も、固有名詞は右から左タイプなので、曲探しの間だけは、CDとか楽譜とかの「ブツ」を持って右往左往します(笑)
Commented by an-dan-te at 2009-04-14 21:11
aniaさん、あー同じですねたぶん…
ラローチャいいですよね。ああいうふうに弾くんだったらもちろん、音が混んでなくたって「間が持たない」わけはないんだが(笑)
やっぱりノリがね…私が弾くならニセモノだから…

サクソフォンですか、いいなぁ。聴いてみたいです。今ちょっとぐぐったら、楽譜が出てきましたが。CDがみあたらない…

> 2箇所でピアノを習うパワー、
一曲が長くかかるので、たいていひとつやっている間に別のも弾きたくなっちゃうんですよ。で、無謀にも「追加」。二人の先生の教え方が、まるで別のタイプなんで、これがまたおもしろいんです。
Commented by ania at 2009-04-14 22:31 x
スペイン舞曲集のサクソフォンアンサンブルって、
中高校生くらいではよくアンサンブルのレパートリーになっていたり
コンサートでも演奏されたりするのですが、
CDは私も見たこと無いです...。


アルベニスもいいですね!
チェロ4重奏もあります(笑)。
(タンゴ・クァルティーナ~4本のチェロによる作品集)
これは大音量で聞くのが好きです。

Commented by an-dan-te at 2009-04-15 08:34
aniaさん、ありがとうございます(^^)
> 中高校生くらいではよくアンサンブルのレパートリーになっていたり
> コンサートでも演奏されたりするのですが、
そうみたいですね。知らなかった。ピアノ以外の分野は、えらく手薄なもんで。

アルベニスのほうは作曲家丸ごと、ほとんど知らないんです。これから調べま~す。それにしても、チェロ四本ってすごいな。

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